牧野洋のレビュー一覧
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ネタバレP.96 なぜ一定のペースで成長しなければならないのか
これは一貫性の問題なのか。不確実な状況下であるから一定の規律を維持することが、成功の確率を高めるということか。P.102の記述をみるとそうらしい。一定の定量的な目標は文化や規律を維持せしめる。つまり、狂信的規律を具体化したものが二十マイル更新である
若干ドルコスト平均法的な雰囲気がある
・そのうち内容をクイズレットに入れようと思う。
読んでいると、
失敗した企業も10exer 的な行動を避けるという意味で共通性が見出せる。
では、なぜ彼らはそのような意思決定をしたのか。
一定の合理性に基づいて行った判断が破滅へと繋がっている。
両者は自身の合理性に基づいているという意味では同じなのだろうか。
それとも、自身の規律を自身の合理性以外を事由に変えてしまったのだろうか。
なんとなく、モデル企業の経営者は頑固そうだから、後者が理由になりそうだが。
企業ではなく、経営者に焦点を当てた研究があっても面白いかもなぁ。
ただ、内容は文句なく面白い。
事例が多くするする読める。
★マイナス1は、目からウロコ感がなかったから。
結構普通のことをみんなやっている。
それが難しいということなんだろうが。
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Posted by ブクログ
ネタバレ<目次>
はじめに
第1章 すごい福岡とすごいアメリカ西海岸
第2章 住みやすさがすごい~人口増加率日本一の秘密
第3章 起業家がすごい~日本のシリコンバレー
第4章 イノベーションがすごい~有機ELとバイオ
第5章 都市戦略がすごい~「日本のシアトル」を目指す
第6章 多様化がすごい~「人種のるつぼ」の可能性
第7章 エンターテインメントがすごい~音楽・映像の拠点
おわりに
<内容>
著者も大変楽しそうに書いているのが伝わる本であった。著者はジャーナリスト、文筆業。奥様は大学教授。この組み合わせで、東京、アメリカ西海岸、福岡と住んで、現在は奥様の仕事の関係で東京にお住まい。そこから「福岡がすごい」本を書いたわけである。3年余りの福岡住まいが彼を福岡びいきにさせたわけだが、もともと日本経済新聞社に在籍していたように経済系に強いので、第3~5章が特に詳しい。でも、福岡に住みたいと感じる書き方である。日本の東京一極集中はもう古い。大阪のように、東京と比較してどうにかしよう、ももう古い。相手は世界の都市。何かと規制の多い日本であるが、そこにもイノベーションはある。 -
Posted by ブクログ
ビジョナリーカンパニーの4冊目。3冊目がでたのが2年くらいまえなので、かなり早いスピードだな。3冊目のなかでもこの本の話しがあったので、同時並行でプロジェクトをやっていたんだろう。
それにしても、このシリーズのスゴさは、実証の方法論的なソフィスティケーションと徹底的な調査を踏まえつつ、事前の予想、当たり前の結論とはかなり違う答えを見つけ出す事だ。
これは驚くべき事で、通常、調査を徹底的にやると訳が分からなくなって、調べなくても分かっていることしか言えないことになることが多いからだ。
今回は、先行きが見えないなかで、企業はどうやって成長するか、というのがテーマ。これは今自分が直面している状況にぴったりフィット。とても参考になった。
この本の答えは、外部環境とは関係なく、人間の意志によって、未来は創れるということ。
くどいようだが、こういう結論が、徹底的に実証的な研究からでてくというのは本当にスゴいことだと思う。 -
Posted by ブクログ
不確実・カオス的な環境下に置かれながら、業界平均と比べ10倍以上の成果を長期に出し続けている企業である10X型企業がどのようにして生まれたのか調査結果を書いた一冊。
どんな状況下でも着実に歩みを進める20マイル行進、確実に精度調整済みの大砲を放てるだけの裏付けをとったり、リスクには直面しているが、それに対応できるだけのバッファーを準備していることやSMaCレシピをつくることなど前3作同様に著者ならではの表現で書かれており、非常に勉強になりました。
また比較対象企業としてアップルが挙げられていますが、スティーブ・ジョブズ以後の戦略についても解説されているところも興味深いものがありました。
本書では南極探検家のアムンゼンとスコットや登山家のデビッド・ブリーシャーズの話から各企業の話に展開しておりその点も理解が深まる一助となりました。
あと、巻末の訳者の著者とドラッガーとの比較も非常に興味深いものでした。
本書では前3作で紹介された概念との比較に関しては本書ではあまり出てこないのですが、SMaCレシピを守り抜くところや運に対する考え方は前3作に繋がるものがあるとも感じました。
本書の調査対象期間以後にも9.11テロやリーマンショックなど未曾有の出来事が起き、平穏な時代が永続することがない世の中で、本書を含む全4作の概念を守っていき、失敗してもそこから教訓を得て、そして自分の意志で偉大なる道を選ぶことが生きていくうえで重要であると感じました。 -
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VCの第4作は「不確実かつ不安定な環境下で偉大さを実現した企業の特徴」がテーマ。
シリーズの1と2と立て続けに読んだ時の衝撃があまりに大きかったため、その時ほどのインパクトはありませんでしたが、良書であることに違いはありません。
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偉大な企業(10X企業)のリーダーは、取り立ててリスク志向で大胆、創造的というわけではない。
イノベーションが成功の鍵というわけでもなければ、運に特別恵まれているわけでもない。
10X型リーダーの行動における特徴は、以下の通り。
1.狂信的規律:一貫した価値観・目標・評価基準を持ち、行動がぶれない。
2.実証的想像力:不確実な状況にある時、科学的に実証できる根拠に頼る。観察・実験し、事実と向き合う。
3.建設的パラノイア:常に最悪の状況を想定し、準備・有事対応策を怠らず、安全余裕率を高める。
それに伴い、企業が取る行動パターンは以下のようにまとめられる。
1.「20マイル行進」:状況が悪い時も良い時も着実に同じ距離を前進する
2.「銃撃に続いて大砲」:小さな実験を積み重ねてから大きな勝負に出る
3.「死線を避けるリーダーシップ」:常時「もしこうなったら?」と(ズームアウト、ズームインしながら)自問する
4.「SMaCレシピ」:具体的であり、整然、そして一貫した姿勢をとり続ける
これらの行動パターンの実行する上で不可欠となるのが「レベルファイブ野心」である。
人を魅きつける野心を持ち、世界を変革しようとする大きな目標を持っているリーダーであることが、混沌とした現代社会の中で秀でた企業になるための条件となる。
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成功の秘訣は環境でも、運でもなく、結局は「人」ということでしょう。
企業経営、起業だけではなく、VCシリーズは個人の生き方にも大きな示唆を与えてくれます。
4冊を一通りを読んでみて、各巻を評価するなら(好きな順番を付けるとするなら)「2>1>>>4>3」という感じでしょうか。1&2があまりにも良すぎました。 -
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山崎豊子の「運命の人」を読みつつメディア論も読みたくなり選択。
新書としてハフィントンポストの隆盛を紹介する本かと思いきや、ジャーナリズムの本質を論じている本。伝統的な紙メディアとハフポのようなネットメディアの対比にとどまらす、報道の在り方や、日本の記者倶楽部ジャーナリズムが目標とする「エゴスクープ」の弊害なども論じている。
本書の主題であるハフポの成り立ち、社主マリアナ・ハフィントンの様々な逸話、ハフポの収益基盤、といった内容も分かりやすい。
スティーブ・ジョブズとウォーレン・バフェットによるメディアへのアプローチをそれぞれの言葉や投資家レターを抜粋して紹介しているくだりも参考になる。
著者は日経を退職したジャーナリスト。かつて彼が大学院に子育て留学しているときのブログは面白かった。 -
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ネタバレ企業価値を業界平均の10倍に成長させた勝ち組リーダーを
10EX-er(テンエクサー)と呼ぶ。
その3要素
1.狂信的規律 :行動の一貫性を保つ。
長期にわたって自分の打ち出す行動により、
「一貫性」を保って自社の「独自仕様」に基づく「工程表」に準拠し、
厳しい状況下でも「達成」させる。
良い状況下では「自制」する。
2.実証的創造力 :実証できる根拠を築き創造する。
飛躍的イノベーションや天才的予測ではなく、
「低コスト」「低リスク」「低拡散」の三条件を満たす実証的テストで大量に確認し
失敗に学んでから、経営資源を集中させる。
3.建設的パラノイア :死線を避けるためい、最悪の状況を想定し準備を怠らない。
確実に未来を予測するのは、不可能と認識し、
「バッファー」を用意する。
「リスク」を抑える。時間軸で管理する。
「ズームアウト・ズームイン」で常用を察知する。
運で成功するのではなく、レシピに従って、自分の意思で行動する人が運をつかむ。