牧野洋のレビュー一覧
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最強の投資家にして全米第二位の富豪、ウォーレン・バフェットの伝記です。
明確な投資哲学により、50年間で資産を3万倍にしたというバフェットについて、書かれた本ですが、読めば読むほど、日本とアメリカの『会社』の違い、『経営』の違いに思い知らされます。とても有意義な本です。
が、しかし、彼や彼のパートナーが稼ぎに稼いだ富はどこから来たのかと思うと、素直にバフェットを賞賛する気になりません。
彼がその天才的分析力で白羽の矢を立てた経営者は、確かに資本家・投資家にとって最高の経営者かも知れないけれど、反面、労働者の敵かも知れないし、社会の敵かも知れない。こう考えてしまうのは、自分自身が投資家となるほどの資産も持たないし、なんといっても自分自身が55年体制下で育って来たからなのでしょう。
また彼(または訳者の牧野洋氏)が言う「富」についても疑問を持った。バフェットが3万倍にしたのは「クレジット(信用)」でって、現物に裏打ちされた「富」では無いのではないかと思う。(だから暴騰も暴落もする)
この辺の経済感覚が古いんだろうなぁ>自分(苦笑)
読後感は「アメリカだなぁ」というものでした。
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Posted by ブクログ
◼︎学んだ大切なこと
★今すぐ活かせそうなこと
第2章 10X型リーダー
・生真面目で洞察力に優れる10X型リーダーは、不平を言わずに「不可抗力に必ず直面する」「正確に先行きを予測できない」「何事も確実ではない」という現実を受け入れる。
◼︎10X型リーダーは主要行動パターン3点セットを備えている
1.狂信的規律
一貫した価値観、一貫した目標など「行動の一貫性」を示す。まるで偏熱狂のように目標に向かって突き進む
官僚的規制とは異なり、自ら目標に向かって進むこと
2.実証的創造力
不確実な状況に対し、社会通念や権威筋から手がかりを探らず、科学的に実証できる根拠を頼りにする。
実証的な基盤を築くからこそ、大胆で創造的に行動できる。
3.建設的パラノイア
最悪の状況を想定して日頃から準備を怠らず、有事対応策を練り、安全余裕率を高める。
★レベルファイブ野心(第五水準)
自己を超越した大義を達成したり、偉大な企業を育てたりするのに不可欠な情熱
10X型リーダーは、世界を変えたり、社会に貢献したりすることが原動力になっている。
◼︎第3章 20マイル行進
・長期にわたって並外れた一貫性をもって「工程表」に準拠する
厳しい状況でも高い成果を出す。快適な状況でも自制する。
・特徴
1.明確な工程表
2.自制心
3.企業ごとの独自仕様
4.他力本願ではなく自力達成型
5.ゴールディロックス時間(短すぎず、長すぎず)
第4章 銃撃に続いて大砲発射
・銃弾は「低コスト」「低リスク」「低ディストラクション「気が散ること」を満たす実験。
・10X型リーダーは何が実際に有効なのか検証するために銃撃に頼る。その後大砲を発射し、そこに経営資源を集中させる。
・標的に命中しない銃弾を大量に撃つ。どの銃弾が命中するのか、命中した銃弾のうちどれが成功するのか分からないから。
・精度未調整の大砲を発射すると大惨事となりかねない
・企業買収は銃撃としても有効
・創造力と規律を、併せ持つことが大切
第5章 死線を避けるリーダーシップ
・建設的パラノイアの主要3手法
1.突発に備えるため十分な手元資金でバッファーを用意する
特定の危機が起きる確率は1%かもしれないが、不特定の危機が起きる確率は100%近い。
2.リスクを抑える
最悪のシナリオは何か?
死線リスク(企業に深刻な打撃を与えるもの)
非対称リスク(損失が利益よりも大きいもの)
制御不能リスク(自力でせいぎできない不可抗力)
3.ズームアウトを続いてズームイン。状況変化を察知し、効果的に対応するために徹頭徹尾用心深くなる。
・状況を見守る時間があるならばそうする。
◼︎第6章 具体的で整然とした一貫レシピ
・SMaC
具体的(Specific)
整然としている(Methodical)
そして(and)
一貫している(Consistent)
・レシピ内容は明確、具体的。「何をやるべきか」「何をやってはならないのか」について明示しており、会社全体が業務改善に取り組めるよう作られている。
・環境にあわせて自ら変化するより難しいのは、
1.何が有効なのか見極める
2.それがなぜ有効なのか理解する
3.いつ変化すべきか知る
4.いつ変化すべきでないか知る
レシピ作成
1.あなたの会社が達成した成功例をリストアップ
2. 経験した失敗例
3.成功例と関係している具体的実践法は何か
4.失敗例と〜
5.なぜこれらの実践法は重要なのか
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・外部環境のせいにしない
・きたる不運に備える。人生不確定
・自分の意思で偉大になる
・一貫した価値観を持つ
・外部環境の変化に影響されない、マイペース
・常に備える、リスクヘッジを考える。動くと決めたら迅速に。アムンゼンのように準備を怠らない
・幸不幸は成功と関係ない
・大胆、未来を予測する力入らない。ビジョナリはいらない。未来を予測し備えよ、はうまくいかない。ビル・ゲイツはos2がうまくいくかどうかは自分に予測できないことを理解するほど頭がよかったからwindowsで成功した
・イノベーションは必須ではない。イノベーションが起きたときにそれをスケールさせることが大事
・死なないことは必須
・大砲を打つ前に鉄砲で低リスクで試してから大きく投資 -
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偉大な企業とそうでない企業の違いは何か、という一貫したテーマを追求し続ける著者の最新作。より不確実性が増した今日の経営環境においても揺らぎない高業績を長年維持している7つの企業と、同業種・同環境において成功しなかった企業との比較により、偉大な企業(10x型企業)に共通する要素を新たに導出している。
本書によれば、突出したイノベーション力をテコに、果敢にリスクテイクし、猛スピードで突っ走るという成功企業のイメージは、実は一時的・限定的な側面に過ぎず、より長期的・多面的な分析から浮かび上がる真に偉大な企業は、むしろ強い自制や地道な実験、周到な準備などによって可能な限りリスクを最小化した上で、確実に勝てるゲームにのみ投資しているという。
ただし、単に保守的な経営が成功するということではない。守るにせよ攻めるにせよ、常に最適な行動ができる偉大な企業の根本にあるのが、本書の副題でもある「自らの意志」、つまり主体性である。偉大な企業は長年にわたり、どのような状況下でも常に主体的に考え、非常に高い次元において様々なトレードオフを解決し続けている。言われてみれば当たり前のように聞こえるが、結局のところ、偉大な企業をそう簡単に模倣できない要因はそこにあるのだろう。