神崎裕也のレビュー一覧
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ホント、身の毛がよだつってこう言う事だな、とコミックスを閉じながら思う
ひよどり祥子先生の『死人の声をきくがよい』、押切蓮介先生の『サユリ』、または市川ヒロシ先生の『どんぶり委員長』とは違った意味合いで、夜に読んじゃならない類の漫画
他の読み手に薦めるのが、第一の目的であるレビューで、こんな書くのは本末転倒ではあるが、正直なトコ、「平然と」までは行かないにしろ、(1)からドロップアウトせず読み続けられている私の精神は、どっかズレてるんだろう、と感じる。多分、この『不能犯』がストライクゾーンに入る人間は、漫画の好みじゃなく、人間性に歪みがある。まぁ、そもそも、その歪みが個性を生むので、まともな人 -
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ネタバレ北川警視総監を追い詰めるが、イクオの実の父親だと知る。また、結子先生が銃口を向けていたのはイクオではなく、その向こう側にいた北川だったことを知る。イクオは結子先生が思っていたままの存在だったと知り、安堵した隙をつかれ、北川に刺され、北川は逃走。北川本人も長年イクオにおびえて暮らしていた。
赤鼻に追い詰められる竜哉の元には蝶野がやってきて、参戦。赤鼻に追い詰められる竜哉と蝶野。その時相棒だった東海林を自殺に追いやった張本人が赤鼻だったことを知る。また、北川が蝶野の弟や美樹本警察庁長官を貶めるための駒にする予定で近くに置いたことを知る。いよいよ追い詰められた所にイクオが登場。赤鼻を撃退。
逃げよう -
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エグい、エグすぎる、ヤバい、ヤバすぎる
誇張でも何でもなく、そんな、語彙の少なさをわざわざ自分で曝すような感想だけで、この『不能犯』のインパクトが、既に読んでいる人には伝わるだろうし、未読の方にも警鐘を鳴らせるだろう
実際、こうやって感想を書いている、この瞬間も私の中で、「この作品をもっと多くの人に読んでもらいたい」って気持ちと、「この作品をここまで強気に推薦してしまっても大丈夫かな」って気持ちが半々、いや、3:7だ
なのに、何故、感想を書いてしまうのか
宇相吹の邪視に魅入られているっつーよりかは、下手にパニックを起こして、一度、ガッツリ合ってしまった目を外したら、一気に襲い掛かられる、野生動 -
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ネタバレこの小説はちょっと独特でして、もう一冊「タツヤ篇」というのがあります。
2冊とも同じ事件の話なのですが、この小説の主人公であるイクオと、もう一冊の主人公であるタツヤのそれぞれの視点で話が進むという仕組みです。
こういう形の小説は初めてだったので、どう読もうかと悩んだのですが、どちらからでも先に一冊読んでしまったら、大体のあらすじがわかってしまうので、残りの一冊を読むのがしんどくなるかも、と思い同時に少しづつ読み進めることにしました。
というわけなので、イクオ篇にもこの感想と同じ内容を書かせていただきます。
それぞれの視点から描かれていますので、警察の捜査状況の進行具合、事件に絡むヤクザの事情 -
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ネタバレドラマにどハマりしまして、BDBOXまでポチってしまってる状況であります。
そんなわけなので、オリジナルノベルがあると知って手を出さずにはいられなくなったのです。
漫画は未読なのですが、そろそろ終わりに近づいているという噂を目にしたので、完結したらちょっとヤバいです。
(絵が苦手だと思っていたのですが、小説の絵を見る限り大丈夫な気がしてきました。こ、こわい・・。)
この小説はちょっと独特でして、もう一冊「タツヤ篇」というのがあります。
2冊とも同じ事件の話なのですが、この小説の主人公であるイクオと、もう一冊の主人公であるタツヤのそれぞれの視点で話が進むという仕組みです。
こういう形の小説は初 -
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気になるところで~
タッちゃんが、久しぶりに出てきたと思ったら、イクオのことだけすっかり忘れてしまって、ひどい!!二人が戦うなんて~。でも迫力ありましたね。タッちゃんの登場シ~ンといい、この漫画家さん、凄い画力だなあ。タッちゃんすごくキレイ。メガネしてないほうが素敵ね。イクオの動きカッコいい。それにしても、今度は警視総監のSPだなんてどうなるの?タッちゃん、殺してくれってどういうこと?次巻が待ち遠しいです。
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かっこいいです。
段野竜哉かっこいいです。ヤクザもビビる男っぷり。顔もキレイでクールで頭もキレる。ほんと魅力的。イクオも強くてかっこいいが、この二人どうなる?目が離せない。物語もだんだん核心にせまって次が楽しみ。
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原作の宮月先生と、作画担当の神崎先生の歯車がカッチリと噛みあい始めたか、先巻よりダークさが増しているので、肉体的なダメージよりも精神的な負荷が得意じゃない人は注意が更に必要になっていると思う
人間の本質って善と悪、どっちなんだろうか? と悩む余裕すら与えてくれないほど、人の汚さ、自己中心さ、弱さ、が濃厚に描かれている
欲望を持っている方が、人間としてはマトモだが、自分で自分の欲望をコントロールできず、最終的に自滅する人間は悪じゃなく、弱者だろうな・・・
殺し屋である以上、宇相吹はヒーローとは言い難い。彼の仕事で人が死ぬことで、救われる誰かが確実にいないので、ダークヒーローとも言い難い。彼の立ち -
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人間にここまで、残酷な話が書けてしまうのか・・・・・・
今まで、凄まじいまでの流血表現と肉体破壊、身の毛もよだつような殺し方をする犯人、相手を自分と同列の生物と思っていない、楽しさも興奮も欠落した無感情な言葉攻め、様々色々な、エグい内容の漫画をジャンルに囚われずに読んできたつもりだったが、ここまで読んでいて、心が捩じり軋ませられたのは久しぶり・・・いや、初か?
『ディアボロのスープ』や『今際の国のアリス』も第一級と言って差し支えないダークさが醸されているが、両作品ともまだ、善と悪の狭間で揺れ、迷い、決断を下せない生半可な人間がいるだけ、マシである
この『不能犯』に登場するキャラ、ほぼ悪人。しか -
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連作です
暗示をかけることによって人を死に追いやる能力のある人物が主人公です。お話の構成が巧みで、加害者と被害者が入れ替わるような展開等、色々あります。
最初に出てきた刑事さんの部下が最後の方に出てきて、彼はまた再登場しそうです。 -
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思いがけず絵が綺麗
ヤクザ崩れが協力者ではなく警官になるという ありそうで現実にはない話である。なかなかに迫力あるストーリー展開で読者をグイグイ引っ張てゆく力がある。その上、思いがけず絵が綺麗なのが印象に残る。もっとも残虐シーンが苦手であるが。