感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2014年11月08日
原作の宮月先生と、作画担当の神崎先生の歯車がカッチリと噛みあい始めたか、先巻よりダークさが増しているので、肉体的なダメージよりも精神的な負荷が得意じゃない人は注意が更に必要になっていると思う
人間の本質って善と悪、どっちなんだろうか? と悩む余裕すら与えてくれないほど、人の汚さ、自己中心さ、弱さ、が...続きを読む濃厚に描かれている
欲望を持っている方が、人間としてはマトモだが、自分で自分の欲望をコントロールできず、最終的に自滅する人間は悪じゃなく、弱者だろうな・・・
殺し屋である以上、宇相吹はヒーローとは言い難い。彼の仕事で人が死ぬことで、救われる誰かが確実にいないので、ダークヒーローとも言い難い。彼の立ち位置はとことん、殺し屋だ、実に卑しい
依頼者がいるから宇相吹は存在するのか、それとも、宇相吹がいるから依頼者が後を絶たないのか
人の脆さを自分の眼で見るために、最も効果的で、最もおぞましい手段を選ぶのに躊躇が無い、こんな知りたがりの宇相吹の瞳と舌は、悪魔すら殺しそうな気がする
自分の中の正義の在り方に迷いながらも、愚直に彼を追い続ける多田
このバカ素直な刑事の存在が、宇相吹の底知れなさを強調しているのだろう
あまりにも力量がありすぎるので好敵手とは言えない、彼らの関係が今後も続くのか、それとも、変化が生まれるのか、楽しみだ
彼の眼が相手にどういう影響を与えているのかが気になります。それがなければ思い込みだけでこんな風にはならない気がして。
今後の多田刑事との関係はどうなっていくのか興味あります。
Posted by ブクログ 2018年02月18日
「あなたの正義では 誰も救えない」
援交刑事とか、元風俗嬢とか、銀行マンとかバリエーション豊かな依頼人達で、オチも秀逸。
毎回、終わり方が楽しみ。
匿名 2022年09月28日
当たり前のことだけど、宇相吹も普通に住んでる家があるんだなぁと、余りに生活感がない為ちょっと新発見した気分でした。一巻目と変わらず、スカッとするお話ではないけど、つい続きが気になって読み進めてしまいます。
ヒーローかぁ…なるほど。ちょっと違う気もすると作者さんも書いてたけどたしかにヒーローではないけど人の願いを叶えてる。
でも助けてる訳でも殺してる訳でもなくてスカッとする訳ではなくて、読み終えると心がちょっともやっとする。続きは気になる。