大住力のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
キャストの大半がアルバイトでありながら、なぜ東京ディズニーリゾートは常に世界最高峰のホスピタリティと高い運営品質を維持し続けられるのか。本書は、店舗運営やスタッフの育成に行き詰まった主人公が、ディズニーの現場で受け継がれる「仕組み化の極意」を学び、チームを生まれ変わらせていくビジネスコミック。ディズニーの強さは、個人の高いやる気や特別な才能に依存しているのではない。「SCSE(Safety=安全、Courtesy=礼儀正しさ、Show=ショー、Efficiency=効率)」に代表される明確な行動判断の優先順位や、誰でも直感的に理解できる具体的なマニュアル、互いの良い行動を認め合う承認の文化など、人が自然と迷わず動き、自発的に誇りを持って貢献したくなる「再現性の高い仕組み」の全貌をドラマ仕立てで解き明かす。
所感・深掘り
「人が育たない、動かない原因は本人の能力や熱意の不足ではなく、迷わせずに動ける仕組みを用意していない組織の側にある」という本質を突きつけられ、日々の育成や組織運営のあり方を根本から見直させられる名著だった。
特に深く腑に落ちたのは、「行動の優先順位(SCSE)を言語化して現場に徹底させる」という仕組みの力だ。現場で判断がブレたり動きが止まったりするのは、「何を最優先にすべきか」の明確な基準が共有されていないからに他ならない。「安全を最優先にし、次に礼儀正しさを重んじる」といった揺るぎない判断軸が全員に共有されていれば、不測の事態や判断に迷う場面でも、現場の一人ひとりが上司の顔色を伺うことなく、自らの頭で考えて自走できる。判断の迷い(認知的負荷)をあらかじめ削ぎ落としておくことこそが、関わるメンバーの不安を取り除き、能力を最大限に引き出す最大の利他の実践なのだと痛感した。
また、相手を「叱って動かす」のではなく、「具体的な望ましい行動を型として示し、それを認める仕組みを整える」というアプローチも、指導やマネジメントの現場にそのまま通底している。精神論や曖昧な指示で人を動かそうとしても、現場には萎縮と疲弊しか残らない。指導者自らが感情論を手放し、客観的な事実と共通の型を整え、誰もが安心して自分の役割に集中できる環境をデザインすること。日々の凡事徹底した仕組みづくりがあってこそ、チームに確固たる信頼と自走する強さが宿るのだと確信させられた。
個人の気合や曖昧な指示に頼るのをやめ、行動の優先順位を明確にし、誰もが迷わず自走できる仕組みを整えること。
部下や後輩の育成・マネジメントに難しさを感じている人はもちろん、組織の属人化を排し、メンバー一人ひとりが主体的に誇りを持って最大の力を発揮できるチームを築きたいすべてのリーダーにとって、常に手元に置いて立ち返るべき組織づくりの教科書だ。 -
Posted by ブクログ
夢の国ディズニーランド。ゴミ一つ落ちていないといわれる、そのテーマパークを支える9割はアルバイトのキャストたち。東日本大震災の際も防災ずきん代わりにと商品であるぬいぐるみを配ったり、キャスト全員が声掛けをして安心させる工夫などをしている。
お客さんへのささやかな心配りで有名なテーマパークだが、その裏にはちゃんと細かなしくみがあり、どんな従業員でもやる気をもって働くしくみづくりをしているとのこと。会議で意見がいいやすいようにする工夫や、上司から部下への報連相、すべての新人になんでも気軽に相談できる“アニキ”がつくなどキャスト(従業員)が成長できるしくみが紹介されていて、ただの縦社会制度にはない話が興味深い。 -
Posted by ブクログ
誕生日プレゼントで友人にもらいました。
あんまり自己啓発本は読まないようにしておりますが、感動しました。
大学生の頃、「時間を無駄にしたくない」と思い、10年近く日記を付け続けています。
人生をより豊かにしよう…常に考え続け、考え方や習慣を変え続けてきました。
そんな私に、ウォルトディズニーさんの考え方は染み渡りました!共感できることしかなくて、久しぶりに涙を流しながら、本を読みました。
ただ気持ち良い感情で終わってしまうと、自己陶酔してしまう為控えている"自己啓発本"と同じになってしまうので、新たな発見をまとめます。
【ワーク前の所感】
①今までの1年単位の目標を、時には100年単位に。ミクロからマクロ・マクロからミクロを繰り返す作業の必要性。
②今までTripばかりをしてきたので、JOURNEYをしてみたい!
③自分の考えをアウトプットできる語彙力を身に付けたい!
④最近今までの点(経験)を活かした、別の何かを実現したいと思っていたので、ワークを通して線にして、人生の目標を見つけたい。
⑤ウォルトディズニーさんの考え方が自分に近いと感じたので、彼に関する本や人生を調べて、そこからヒントを得たい。
ワーク後の所感は終わってから記録。
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Posted by ブクログ
もっと早くに読んでおけばよかった、とこれまでの自分の仕事を反省しました…。
ディズニーランドだけではなく、どんな職場でも、あてはまることだと思います。
・キャストにとってはゴミのように見えるものでも、お客さまにとっては大切なものかもしれない。「落とし物なのかゴミなのか」を、キャストが判断してはいけない。
・「姿勢をよくしなさい」では、人によって結果が変わってしまう。「お腹をへこましなさい。」というマニュアルであれば、背筋は自然と伸びる。
・若手がうまく動いてくれない理由がある。
やることがわからない、あるいは、なぜやるのかわからない。
現場のリーダーが伝えるべきことは、この2点のみ。
・オンステージとバックステージの清潔さに、大きな開きがあった場合、キャストの意識にもズレが生じてくる。
バックステージを清潔に保てないと、ゲストがいない場所では気を抜いてもいいという流れができ、次第にオンステージの汚れも気にならなくなってしまいます。
・クレームを言ってくる顧客に対して禁句とのるのは「規則ですから」
・自分はどういう時に嬉しいのか、を考えることは、顧客や従業員、同僚、部下、上司の嬉しい瞬間を考えることにもなるのです。
・ディズニーに『これでよしはない』
サービスに正解はない。
等々、目から鱗的なことをたくさん学びました。
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Posted by ブクログ
本当の仕事はマニュアル以上であり、ミッションであるという教えに胸を打たれた。
マニュアルはやって当たり前のこと、
ミッションは私が提供したい価値であり、
目の前の人がどうしたら笑顔になってくれるかを考えること。
この考え方が根本にあって、
ディズニーは永遠に未完成だからこそゲストに感動を与える素晴らしいアドベンチャーワールドなのだと納得できた。
筆者が後述で、
楽観的に生きたいと思う人もいるだろう、
でもこの世には楽観的に生きたいと願ってもそれができない人がいる、
そして僕は積極的にその人たちに関わろうとする道を選んだが、今胸を張って幸せであると言える、
と述べている。
あなたのミッションは何ですか?
これを常に自身へ、
問い続ける勇気を持ちたいと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ(ディズニーは「2・6・2」の最後の「2」をあきらめない?)……マニュアルという綿密な指示書を使うことで、全員が最低でも6割の仕事をこなせるようマネジメントしているのです。
(ディズニーで教わった人間関係をよくする秘訣?)……・正直に自分の非力を認めること。・小さなプライドは捨ててしまうこと。
(ウォルト・ディズニーが本当に伝えたかったメッセージって?)……「大きな夢を見ること。そして夢を追い最後まで、実現するまで追い続けること。妻が完成するまで満足してはいけない」、「いまはつらいかもしれないけど、最後は必ずいいようになるからがんばろう」。