黒須高嶺のレビュー一覧
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▼小学生だったか中学生だったか、という女子がいて、大まか幸せな家族が大家族で。
そこに加えて親の友人(だったかな)の父娘が居候で参加して。
この居候の娘が同年代で。そして自分よりも良い子ちゃんで。周りの大人にもちやほやされて。ああ腹が立つ、劣等感。そこからちょっと意地悪を…。
▼なんだけど、やがて紐解く相手の事情。いろいろ困って貧しくて、相手も色々悩んでて。だから大人も気を使い…。ってなことがわかってきて、気まずいけれども勇気をだして、悩んだ末の仲直り…。
▼…というだけの話なのですが、そしてもちろん、子供向けの本なんですが。ところが正直、すごく面白く読んだし、なんというか…上から目線な言 -
Posted by ブクログ
読書嫌いの小4の息子のために準備して一緒に読みました。小説仕立てだから読みやすくて、思わず梅ジャム味を探してしまいました。梅味は売ってるけど、梅ジャム味はフィクションだったのですね。息子は、色々な部署の人がいてそれぞれに地道に仕事をしていくというリアルな現場が具体的に知ることができて楽しかったみたいです。味を考えるのにノート5冊分も味を書き出したり、工場に入るのに、肌着にローラーをかけ眉テープまでするという辺りに驚きながら、3週間かけてやっと読み終えることができました。(息子読書スピード遅すぎですね)デザイナーのタカハシさんを、本の装丁の名前に「高橋」とあるのに興奮したり、梅ジャム味のパッケー
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Posted by ブクログ
ネタバレおはなしSDGsというシリーズで、17目標のうちのひとつめ「貧困をなくそう」を題材に描かれたストーリー。
父は失踪し、体を壊している母が介護のパートで小学6年生の陸と3年生の美波を養っています。
物語は陸が郵便受けから給食費滞納のお知らせを見つけるところから始まりました。つぶやくことばは「またかよ」。今日食べた給食が思い浮かび「ただ食い」という言葉が頭をよぎり、うしろめたくなる陸。
そこを皮切りに、払えない学童のお金、3年生になるのに絵本しか読めない妹、3日間変えないバスタブの水、少なく栄養の偏った晩御飯のおかずなどなど、小学生の子どもにはキツい現実が次々と明かされます。
買い物の帰りに、よ -