山田久美子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ戦後復興途中のロンドンで、奇跡的に戦禍を逃れた建物で、元スパイの特殊スキルを持つアイリスと、人を見る目を持つ専業主婦のグウェンのデコボココンビがタッグを組み、結婚相談所を運営するが、マッチングさせた女性ティリーが何者かに殺され、出会うはずだった会計士の男性トロワーが犯人として逮捕される。
トロワーの無実を信じる2人は、あの手この手で真実を手繰り寄せ、彼の名誉を回復しようとする。
個性的な2人の主人公は、魅力的だけれど、誰にも相談できない悩みを持っていたり、異なるタイプだからこそぶつかったり、協力しあって事件の真相に辿り着く。
続編が出ているので、完全に事件は解決せずに終わるのかと思いまし -
Posted by ブクログ
わたしたちが王子の身辺調査をするの!?――戦後ロンドンで結婚相談所を営むアイリスとグウェンに、英国王妃に仕えるグウェンのいとこから驚愕の依頼が。エリザベス王女が想いを寄せるフィリップ王子について、その母親の醜聞をほのめかす脅迫状が届いたという。英国王室の危機を救うため、ふたりは極秘で調査をはじめる。元スパイで頭脳明晰なアイリスと、鋭い観察眼と貴族の人脈を持つグウェン。対照的な女性コンビが仕事と謎解きに奔走!
前作が面白かったので楽しみにしていました。今回はますますパワーアップした二人が見られます。まさかの死体を発見するグウェンには同情しかないけれど・・・王室を巻き込んでのてんでわんやでスケー -
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Posted by ブクログ
「ロンドン謎解き結婚相談所」の二作目
元スパイで諜報能力の高いアイリスと
夫が戦死して心を壊すも、自分と子供のために前に進もうとするグヴェン
が結婚相談所を営み、何故か事件に巻き込まれてくシリーズ。
二ヶ月で二件…相談所の知名度は上がってます。
登場人物紹介欄の次頁に、王室の家系図が付録としてついていたため「ドラゴンタトゥーの女」の時のような「人名覚えられるかな…」と不安になりました。
案の定、色々入り乱れて少し混乱
でもなんとか最後まで辿り着けました。
なんと言っても二人の会話が面白い。
「結婚」=「幸せ」ではない二人が、この仕事をしてることに想いの強さを感じる。
続編を楽しみに待ちま -
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Posted by ブクログ
queer の語は、いわゆるLGBT全体を指すと共に、
その中のどれでもない、名付け得ぬ欲望を表してもいて、
QはLGBTを補完すべき要素――と、監訳者は述べる。
この本は根底に名付け得ぬ欲望を抱えた、
不思議で奇妙な味わい(=queer の原義)の作品を集めた
アンソロジーである。
表紙に採用されたのは印象派の画家
ギュスターヴ・カイユボット(1848-1894)「床削り」。
カイユボット作品の題材や雰囲気に
クィア性を認める評が多いと解説にあり、
その意味を考えながら読んでみた。
以下、全8編についてネタバレしない範囲(?)で。
■ハーマン・メルヴィル
「わしとわが煙突」 I and -
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Posted by ブクログ
ネタバレミステリ好きにはたまらないタイトルだなーと思って読んでみました。小さな雪に閉ざされたホテルで5人の奇妙なお客が・・という導入だけでわくわくします。ベタではなく王道と言いたい。
ただ12歳の少年が主人公で、「心温まる聖夜の物語」みたいなことがあらすじに書かれていたのがどうにも・・・な懸念ではありました。安易なぬるいだけの物語になってしまってるんじゃないか、と。
杞憂でしたね。思ったよりも話の骨格がしっかりしていてとても楽しめました。謎解きだったら冒険だったり少年の成長譚だったりいろんな要素がてんこもり。でもうまく融合してるように思いました。メディの、なんというか叙述感はかなりありありではありまし -