【感想・ネタバレ】疑惑の入会者のレビュー

あらすじ

戦後ロンドンで〈ライト・ソート結婚相談所〉を営むアイリスとグウェン。ある日、初めてアフリカ出身の入会希望者が現れた。ダイーレイは流暢な英語を話す好青年で、ふたりは白人以外にも門戸を開こうと決意する。だが一方で、グウェンの直感は彼の言葉が嘘だらけだと告げていた。さらに、グウェンは自宅付近でダイーレイに出くわし、つけられていると感じた。彼には、結婚相手をさがす以外の目的があるのでは? 元スパイと上流階級出身、対照的な女性コンビに危機が迫る! 短編「机の秘密」を同時収録したお仕事ミステリ・シリーズ第三弾!/解説=若林踏

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Posted by ブクログ

相変わらずの面白さ!
グウェンが母親としての強さを取り戻してきて、スカッとする展開。
義父はもう…救いようがないね。ロニーはよくこんな両親のもとでいい夫に育ったなとつくづく思う。
この作品は表現力もさることながら、それぞれのキャラが本当に立っている。アイリスとアーチーのカップルが何気に好き。サリーは…切ない…。
4作目も近日出版予定とのことで楽しみ。

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

いや〜面白かった!!グウェン、貴族出身のお嬢様なのに、随分と酷い目に遭いましたね。でも、タダでは起き上がらない2人が大好き!!サリー優しすぎ。ロニーいい子過ぎ。
最後にバラバラだったピースが合わさっていくのは圧巻です。
後日談の、机の秘密も読後感最高!
愛想の悪い管理人さんというイメージだったマクファースンさんの人となりもわかり、より物語に温かみを感じました。
ハロッズの机、実物はきっと素敵なんでしょうね。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

大きな事件は起きないけれど、軽妙でほんとに楽しい!こういう感覚はこの作品でしかえられません。今回は特にグウェンのクレバーさが光ります。そしてグウェンとアイリスの会話が素敵すぎて、こんなバディがいることを心底羨ましく思います。グウェン、一歩進みましたね。一作目から読んでいるので、身内のように喜んでます。スピンオフも充実していて、最後まで楽しめました。ギロウズのデスク、検索しちゃいましたよ。いいですねえ。

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2023年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目次
・疑惑の入会者
・机の秘密

ようやく最新刊までのピースを埋めることができました。
少しずつ語られてきたアイリスの過去や、グウェンの状況も流れとして理解できるようになり、いよいよ新作が楽しみになりました。

今回は、アイリスとグウェンが直接は連絡の取れない状況で、自身の取れる最善を尽くしてグウェンの命の危機を救うことになりました。
「やりすぎるなよ」と思うと、絶対にやりすぎる二人。
命が奪われることがなかったのは知っているけれど、今までで最大のピンチだったことは間違いない。

ようやく姿を現したグウェンの義父であるハロルド・ベインブリッジは、強権的で独断的でいつも不機嫌で、要するにいけ好かないおやじ。
彼がアフリカから帰ってきたことで、ベインブリッジ家は家族も使用人もみんなピリピリしている。
グウェンに対しても、ロニーを寄宿学校に入れる手続きをとるし、夫から受け継いだはずの遺産の詳細も知らせないし触らせない。
いやなら実家に帰れとまでいう。
ここから最新刊でのベインブリッジ家に、どうやって持っていくのだろう?

いつも通り、めんどくさいことを後回しにせず、納得がいくまで突き詰めていった結果、いつの間にか危機に陥ることになる二人。
それを外側からサポートする男性二人。サリーとアーチ―。
天真爛漫で、好奇心旺盛でなリトル・ロニー。
それぞれのキャラクターがいかんなく魅力を発揮して、ハラハラしたりドキドキしたりほっこりしたりと情緒が落ち着かない。

今回はベインブリッジ家の主要使用人たちのキャラクターもわかり、今後の活躍も期待できる。
特に有能な執事のパーシヴァルが、意外に愉快な人となりで面白かった。

同時収録は、アメリカで第三巻を刊行するときに販売促進のために書かれた短編。
短編だけどちゃんと謎はあり、殺人もある。
よいものを大切に使うという、使い捨てじゃない文化の矜持が素晴らしい。

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2024年10月22日

Posted by ブクログ

第1弾は…⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
第2弾は…⭐︎⭐︎⭐︎

今回の第3弾は…⭐︎⭐︎か…⭐︎⭐︎⭐︎かなって、
思っちゃってたんだけど…
面白かったぁ♡

今回は…
長篇と短篇
一粒で二度美味しい❤️って奴ね!

『疑惑の入会者』
こちらはメインの長篇

ある日、「ライト・ソート結婚相談所」に
アフリカ出身の黒人男性が訪ねてきます。
流暢な英語を話す好青年ですが、グウェンの直感は彼の言葉は嘘だらけと感じてしまって…

比較的ゆったりと進んでいたのに…
急によ急に!!
展開がスピードUPしちゃって

アイリスとグウェンのお互いへの信頼関係も
やっぱり素敵なんだよなぁ!!
他にもグウェンの子供のロニー君
もう、可愛いったらありゃしない!
ちょっとしか出ないんだけどね ٩(^‿^)۶



『机の秘密』
こちらは短篇

50ページ程の事務所絡みの謎解き♪
こちらも読みやすかったです

はやく第4弾読みたいな…
たのしみ ٩(^‿^)۶

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2024年10月22日

Posted by ブクログ

シリーズ第三弾。

戦後のロンドンで〈ライト・ソート結婚相談所〉を営むアイリスとグウェン。
ある日、アフリカ出身の入会希望者・ダイーレイが現れます。流暢な英語を話す好青年ですが、グウェンは彼の言葉の中に嘘があると感づきます。
果たしてダイーレイの目的は何なのでしょうか。
一方、グウェンの義父・ハロルドが約半年ぶりに東アフリカより帰還しますが、彼の横暴すぎる振舞いに屋敷の皆の心が乱されてしまい・・。

巻が進むごとに面白くなってきているこのシリーズ。
主役のアイリス&グウェンをはじめ、周りのキャラもたっていて、会話のテンポも良く楽しく読めました。
今回はグウェンがメインな感じでしたね。
息子のリトル・ロニーが今後通う学校の件でハロルドと対立する中、誘拐事件にも巻き込まれてしまうグウェン。
習い始めた護身術と持ち前の賢さで、何とかピンチを乗り切ろうとする姿に、上流階級の奥様らしからぬ逞しさを感じました。
そして、誘拐されたグウェンを救出しようとする、アイリスをはじめ、サリーやアーチー一味達の活躍も見どころです。
そうそう、あのツンケンしていて典型的な“嫌味な姑”だったカロラインが、このたびなかなか味のあるところを見せてくれて好感度アップでした。今後グウェンともっと仲良くなって頂きたいですね。
さらに、皆の癒しであるリトル・ロニーも事件解決に大いにお役立ちでございました。
“新しい家族”も増えたベインブリッジ家が、今後どうなっていくのかも気になりますね。
で、気になるといえば、サリーの恋心ですよ!まさか“彼女”に思いを寄せるとは・・・こちらもどうなるのか見守りたいです。

本書には、オマケの短編「机の秘密」も収録されておりまして、これもまた“丁度いい謎解き”が楽しめるお話で好きでした。
管理人・マクファースンさんに良きお相手が見つかることを祈ります~。

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2023年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ロンドン謎解き結婚相談所第三弾。

いよいよ、ラスボスの義父ベインブリッジ卿が帰国した。
グウェンの息子を私立校に行かせようと、グウェンと対決する。
それだけでなく、アフリカからの帰国直後にも関わらず、
毎晩クラブへ出かけ行くことに義母も傷つく。
そして、結婚相談所に入会したアフリカ系の男性と当然何かある。

最終的に、グウェンの亡き夫の父親は、
妻を裏切ってアフリカで息子をもち、
お金のために偽装誘拐を企てるという嫌な奴で残念だった。

グウェンが助けを求めた闇屋のボス、アイリスの恋人(?)でもあるアーチ―の前で、
手下たちがグウェンの言うことを聞いて動き出そうとした場面が面白かった。

アイリスの親友サリーとアイリス、そしてグウェンの仲はどうなる?

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2023年08月06日

Posted by ブクログ

戦後ロンドンで結婚相談所を営むアイリスとグウェン。ある日、アフリカ出身の入会希望者が現れる。流暢な英語を話す好青年だったが、一方で、グウェンの直感は彼の言葉が嘘だらけだと告げていた。さらにグウェンは自宅付近で彼に出くわし、つけられていると感じた。彼には結婚相手をさがす以外の目的があるのでは?元スパイと上流階級出身、対照的な女性コンビに危機が迫る!

今回も面白かったーー!短編も収録されていてそちらも良い。どんどんキャラクターの過去や心の動きが分かるようになってきて、今まで以上に感情移入しやすくなった。事件のからくりも上手いなあと思うし、ようやく我慢に我慢を重ねてきた女性陣がいろんな意味で反撃に転じたベインブリッジ家のこれからが楽しみだな~。ギャングのボスとも交流を重ねたグウェンがすっかりアイドル(?)と化しているのが面白い。アイリスもありきたりな男では満足できないでしょうから、結局このままくっつくのかしら。サリーの気持ちも結構びっくりしたので、二人の恋の行く先が気になります。

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2023年05月01日

Posted by ブクログ

「疑惑の入会者」
シリーズ三作目、登場人物達の洒落た会話の楽しさは変わらず。それがただの軽口じゃ無いのは主役コンビが抱える戦争の「傷痕」がそれぞれ相乗効果になっている。出会ってなかったサリーとリトルロニーにも癒されました。
…ただ今回、結婚相談してなく無い?
おまけの短編もお得感あって良かったわ。

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2023年02月06日

Posted by ブクログ

CL 2023.2.3-2023.2.6
やっぱり好みだわ。
軽妙洒脱な会話がとても魅力的。
今回はグウェンが大活躍。観察眼があり、進歩的で公平な考え方。しっかりした自分を持っていて外にキチンと表明できる力がある。だから周りの人が彼女に惹きつけられる。
ミステリとしても面白かったし、決して派手ではないシリーズながら次作が待ち遠しい。

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2023年02月06日

Posted by ブクログ

アイリスとグウェンの結婚相談所にアフリカ出身の入会希望者が現れるが、グウェンの直感は彼が嘘をついていると告げていて…
今回もまた面白かった!身を守れるようになろうとするグウェン、過去がまたちょっと判明するアイリス。そして、新たな展開をむかえて今後が気になる!本国では4作目がすでに刊行され、5作目が来年刊行予定ということなので楽しみ!
過去2作で嫌いだったカロラインが今回はちょっと好きになったかも…初登場したハロルドが酷すぎたからかもしれないけど。
サリーが好きなので、彼を応援したいなぁ…

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2022年12月18日

Posted by ブクログ

舅問題が多少鬱陶しかったりもするが、これだけストーリーに絡んでいてはやむを得ぬか。
しかし、おっさんが書いていたとは。

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2023年04月14日

Posted by ブクログ

シリーズ3巻目、かな。
疑惑を魅惑と読み間違えてました。

と言う訳で今回は一番の強敵、義父登場。今の感覚で言うと有色人種の入会もそんな大げさな、という感じですが、大戦が終わった後ぐらいは自分たちのソサエティに異邦人が入ってくるというのは大変なことだったのかな、なんて思いました。日本だってまだまだ閉鎖的ですしね。

そういう意味では義父、相当思い切ったな!という最後のオチでした。まぁ彼も正気を失っていたという事なのかもしれないけど、その犠牲になった人が居るのだから正当化は出来ないですよね… 巻を追うにつれ、義母が段々とたくましくなっているような気がします。ガンバレ。

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2023年01月19日

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