山田久美子のレビュー一覧

  • ロンドン謎解き結婚相談所

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    第二次世界大戦後のロンドンが舞台の冒険ミステリ。

    戦時中にスパイ活動をしていたアイリスと、上流階級の未亡人・グウェン。
    二人が営む結婚相談所に入会したばかりの若い女性・ティリーが殺されてしまいます。
    容疑者として逮捕されたのは二人が彼女とマッチングした青年・トロワ―。彼の無実を信じる二人は独自に真相解明に乗り出しますが・・。

    タイプの異なる女性コンビの活躍が眩しい本書。会話のテンポも良く、時にはぶつかり合いながらも協力し合う二人のバディっぷりが良いですね。
    真相を追っていくうちに、配給切符偽造のグループ犯罪も浮かび上がってきて、そちらも解決するのは良いのですが、誠実なトロワー青年の無実がな

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    2022年11月19日
  • 緋色の十字章

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    戦争の記憶の継承や、過去の戦争が現在にどんな影響を与えているか、EU加入で農村はどう変わったか、あるいは変化をそれとなくごまかしているかなどの現実を、小説の中で自然に表現している。だからものすごく面白い。
    つい最近のフランス大統領選挙では、とうとう極右政党が大統領候補を有力候補として出してしまったけれど、2008年のこの時点からすでに、フランスの良き市民たちがどのように極右の排外主義者たちと闘ってきたか、あるいはどうにかやり過ごしてきたかを生き生きと描いている。現在に繋がる現実が描かれているので、だいぶ前の小説だし現実離れしてるほど有能な登場人物ばかりなんだけど、無理なく読めた。

    恋愛要素は

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    2022年05月24日
  • 王女に捧ぐ身辺調査

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    かなりタイムリーな方に関する謎と事件。
    タイピストは出来ない彼の方の登場もステキ。
    後書きの推薦図書も必見です。

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    2022年02月11日
  • ロンドン謎解き結婚相談所

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    ネタバレ

    上流貴族のお嬢様出身の未亡人と元スパイ所属の女性二人が、共通の友人の結婚式で出会い、戦後、空襲を免れたビルで結婚相談所を開く。
    依頼人の女性Aが殺害され、その女性とマッチング予定の男性Bが疑われた。
    ヒロイン二人は殺人容疑で収監された男性にかけられた疑惑をはらすために「探偵ごっこ」を始める。
    依頼人女性はかわいらしい容姿だがもう一つの面として、闇市を仕切るボスの組織の一人だったりする。
    そして、その闇市ボスの組織に潜入操作している官庁の人間Cがいる。ヒロイン二人は闇市ボスに接近する。
    闇市ボスの組織は、偽札の原版を手に入れてそれを利用しようとしていた。それを知った組織内の裏切り者たちと潜入捜査

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    2022年01月30日
  • 雪の夜は小さなホテルで謎解きを

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    ネタバレ

    ミステリーというよりファンタジー要素が圧倒的に濃い。中高生が冬休みに読むのにちょうど良さげな作品。
    本編も感動があったが。なぜこの物語りが生まれたのか著者の後書を読んで感銘を受けた。続編は翻訳されないのかな。映画できるの楽しみ。

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    2022年01月26日
  • ロンドン謎解き結婚相談所

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    ネタバレ

    全くタイプの違う2人の女性が世界大戦後のロンドンで結婚相談所を立ち上げる。それぞれに抱える問題があり時代背景に基づいた設定やストーリー良かった。現代が舞台の小説と違う楽しみがある。

    主人公達や登場人物との会話がいちいちおしゃれというか、皮肉がうまいというか、それもなんだかイギリスぽい。

    全然シリアスじゃないし重くないから、重い系のサスペンスとか読んだ後の気分転換にちょうど良かった。

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    2022年01月26日
  • 王女に捧ぐ身辺調査

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。
    王位継承者3桁くらいに連なる女性貴族と元スパイの女性、二人の女性ヒロインコンビの探偵物語。
    エリザベス王女(のちの女王)の婚約候補者は、ギリシャ王族の血筋でイギリス王族の血筋でもあるが、その婚約候補者の身元調査が、王宮から依頼される。
    そこからおおよそ3すくみの争いが行われる。

    ・イギリス軍の機密部隊。イギリスに入り込んでいる他国のスパイをあぶり出すためにガセネタを流す。
    ・ギリシャ左翼派。今の政権を転覆させたいために、ギリシャ王族のスキャンダルを狙う。おそらくソ連の支援を受けている
    ・ただの金狙い。王宮に勤めている職員が、上記のイベントが起こっていることを知り、動いている

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    2022年01月20日
  • 雪の夜は小さなホテルで謎解きを

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    アジア系の容姿なので、誰もが孤児とわかるが、両親に大事にされ、稼業のホテル経営も手伝う男の子の話し。なんだかこのホテルに関係している?曰く付きの人々がやってくる。謎解き。ううーん、ファンタジーなのかな?なんだかジャンル分け難しいような作品って、パワーがあれば気にならないけど、自分がはまれなかったせいか、どっちつかずの感じがしたなー。

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    2022年01月17日
  • 王女に捧ぐ身辺調査

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    お、続巻出てる!と手に取りました。
    後書きにもありましたが、実在の人物で公式に結婚されている二人なのですが、フィリップ王子ってギリシアの方だったんだ~とか初めて知りました。とはいえギリシア王政っていつまで続いたんだかの知識もない自分なので、そうだったのねぇという感じで。

    捜査という分野に関しては良いコンビだなぁこの二人は、と今回も思いました。上層階級の常識と、政治や人の裏側にも通じる顔を持つコネクションがあると最強かも。二人がお互いを尊重しているのが良いですね、踏み込み過ぎず、放っておきすぎず。理想の友人関係だなぁ、実際。

    という訳で次ぐらいにはグウェンさんの義父が帰ってくるのかな?次巻も

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    2021年12月22日
  • 緋色の十字章

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    イギリス作家の書いたフランスが舞台のミステリ。初めて読むので馴染むまで時間がかかったが、読後感はよかったので続きを読むことにした。

    主人公はフランスの片田舎で優雅な独身生活を送っている39歳の警官。村人のことは知らないことは無い、女たちは独身の彼の噂話に事欠かず、人気もある。
    古家を快適に改造し、ガーデニングにもいそしみ、テニスやラグビー仲間、クラブの友達を招いてテラスに自家製のワインを出し、手作りの料理でもてなす。
    誠実で明るく、思慮深い出来すぎたような男。
    ただ寂しい過去があり、孤児で育ったが村長の計らいでこの村に落ち着いた。これもありとする。
    人格者の村長を父親の様に尊敬して慕

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    2020年01月11日
  • 雪の夜は小さなホテルで謎解きを

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    ちょっと不思議なミステリ。
    12歳のマイロの両親は、緑色のガラスの家(グリーングラス・ハウス)という小さなホテルを営んでいた。
    ほぼ常連しか使わないホテルで、冬は利用客がいないはずのホテルにある冬の日、5人の奇妙な客が現れる。
    マイロは奇妙な客たちの目的を探ろうとする。

    よくある、雪に閉じ込められ外部と連絡が取れないホテルで殺人でも起こるのかと思ったが、そういう血なまぐさい話ではない。
    暇つぶしに客たちに一つずつ話をしてもらうことで、それが手掛かりとなり、徐々に客たちの目的に近づいていく。
    マイロが同い年の友人と一緒に、ロールプレイングゲームの遊びを通して単なるゲームから実際の謎を解いていく

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    2019年03月19日
  • 雪の夜は小さなホテルで謎解きを

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    ネタバレ

    12歳の少年「マイロ」が主人公。クリスマスイブを前に、例年ならだれも泊まらない宿に、5人の客が現われる。
    ジュブナイル小説でありながら読みごたえは十分。ラストは意外な展開。少しほろりとさせられる。

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    2019年02月23日
  • 雪の夜は小さなホテルで謎解きを

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    ほのぼのとしたジュブナイル小説。
    とはいえストーリーはよく考えられていて面白い。古い地図を頼りに宝探し、地図が盗まれる、他の宿泊客の荷物も無くなる、見つける、さらには、といったテンポは良かったしオチもなかなか。さらには相棒の秘密が明らかになった時はちょっと衝撃的だった。

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    2018年07月15日
  • 雪の夜は小さなホテルで謎解きを

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    12歳になるマイロは、港のそばの山の上にある小さなホテルを営む両親と暮らしている。このホテルの常客は密輸人たち。普通の客もやってくるが、クリスマスには客がいないのが普通だったのに、その年は5人の客がやってきた。皆なじみの客ではなく、他に客がいることに驚いた様子だった。そして大雪でホテルは孤立状態になってしまう。
    マイロが見つけた古い海図から、ホテルを手伝いに来た料理人の娘メディとマイロは、客人たちの目的を探り出そうとする。
    閉ざされた雪の夜に、客人たちは毎夜お話を披露することになる。その話の中からホテルや客人たちの秘密がわかっていく。

    時代ははっきりしないが、パソコンも携帯電話もない。マイロ

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    2018年05月22日
  • 雪の夜は小さなホテルで謎解きを

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    クリスマスに読み始めたけど、もう少し早く読み始めたかったな。
    途中で、トリックに気づいたよ。
    でも、謎に引き込まれる。
    ほっこりさせられた〜

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    2017年12月27日
  • 緋色の十字章

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    2/3くらいは「ムック『フランスの田舎の暮らし方』」だった。残り1/3のだいぶ終盤になってようやく捜査が進展し、唐突に容疑者が浮かび上がってきた。
    ブルーノ署長と一緒に食事と田舎の風光明媚を楽しみながらゆっくり事件を解決しましょうという感じのミステリー。

    田舎だからか署長ですら法よりも自治体のルールを優先。
    読み始めた時は仮にも警察、そんなことでいいのかと思ったが、天涯孤独の自分を無条件で受け入れてくれた村人との穏やかな関係がもう署長の血肉になってしまってるんだろうなあ。彼が守りたいのは法ではなく村人なんだろうと思う。
    実際、署長が自分の家を持った時に村人たちが力を貸して何から何まで面倒見て

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    2014年06月15日
  • 緋色の十字章

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    警察署長ブルーノ・シリーズ第1作。

    フランス南西部に位置する小さな村サンドニが舞台。風光明媚な土地でのコージーな雰囲気のミステリと思ったら少々違っていた。第二次世界大戦まで遡る陰惨な歴史がモチーフの骨太な内容だ。だが、せっかくの題材が生かし切れていない印象。

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    2013年04月17日
  • 緋色の十字章

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    おもしろくなかったわけじゃないけれど、うーん、昨年のベストテンとかに入るほどかなあ?という感じで。単に、舞台がフランスで、わたしがフランスの政治情勢とか歴史に疎いからかもしれないけれど。憲兵隊とか戦争の話とか、何時代の話?と最初思ってしまったし。(現代の話です)。
    出世とか考えず、のんびりした田舎の暮らしを愛している警察署長が主人公で、コージーミステリのようなおもしろさなんだけど。シリーズものなのでシリーズが進んでいくうちに好きになったりもするかもしれないけどなあ。
    (ちらっと、デボラ・クロンビーの警視シリーズが頭をかすめるんだけど、比べたら断然クロンビーのほうが好きだなあ)。

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    2012年01月14日
  • ひだまりの処方箋 ~日向センセのハート・クリニック(単話版)<心を病んだ女たち~ひだまりの処方箋~> case1 うつ病

    ネタバレ 購入済み

    結果

    うつ病と診断されてどれからどうしたんだろう…
    旦那さんは単身赴任から戻れないだろうし。
    役員とか親の認知症とか。
    そういうのが頼れなくてストレスでうつ病になると思うんだけどそこの解決策一切示されずw

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    2024年05月02日