海音寺潮五郎のレビュー一覧
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自分が知らなかっただけですが、上巻に比べマイナーな騒動が多く、いろいろ興味深い話が多かったです。
なぜそんな騒動が起きるのかを系図や過去の出来事なども参考に書いていただいてるので、分かりやすかったです。Posted by ブクログ -
偉大なる昭和の歴史小説家である司馬遼太郎の先駆者であり、師ともいえる海音寺先生の歴史人物の描写は秀逸で達観しているのでよんでいるだけで博学になった気がしてくるようだ。
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維新史最大の英傑伝。2018年NHK大河ドラマの主人公の生涯が著者・海音寺潮五郎氏の細かな「時代と当時の文書等」の考証により、今まで思ったこともない事実に気付かされる。西郷の研究においては必ず見過ごすことの出来ない「敬天愛人」の哲学を更に強く感じつつ、征韓論から西南戦争へと続く西郷の「維新のやり直し...続きを読むPosted by ブクログ
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2018年大河ドラマの主人公の生涯を描いた、4か月連続刊行の第2弾。流石の海音寺潮五郎氏の作品だけあって歴史の場面場面とそこに存在する武士や公家等の心の内が詳細に描かれストーリーに引きずり込まれる。Posted by ブクログ
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秀吉の死によって朝鮮出兵は不毛に終わり、加藤清正と小西行長の間に対立を残した。武断派と文治派に分かれ対立し関が原を迎える・・・。家康と秀頼の対面を見届けた清正は熊本で生涯を終える。大坂夏の陣はその4年後である。Posted by ブクログ
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肥後の国を築いた風雲児の素顔と生涯を描いた大作。
15歳で木下藤吉郎に仕えた加藤虎之助清正、この上巻は秀吉の朝鮮出兵までを。虎之助の母への愛、母の虎之助への教えが素晴らしい。この本の収益は熊本地震の義捐金に寄付されます。Posted by ブクログ