ジーン・ウェブスターのレビュー一覧

  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    あしながおじさんは子どもの頃に世界名作劇場アニメで見た。ジャービス視点で想像しながら読むと楽しい(*^^*)。
    続あしながおじさんは、ジュディの友達のサリー目線のストーリー。始めはイヤイヤ孤児院を任されたけれど、子どもたちに向き合い孤児院の立て直しに奮闘するうち仕事に愛情が沸き前向きになっていく。好きな仕事を捨ててただの専業主婦になることに疑問を抱き、働きつつ本当に愛する人にも出会うこちらも素敵なストーリー。けれど今の世の中ではかなり引いてしまう思考(当時はそれが当たり前だった優生学)が散りばめられていて驚いた。
    作者のジーンウェブスターは女の子を出産した次の日に亡くなったそうだ。旦那さんはひ

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    2022年07月13日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    前作に続き書簡体でありながら、実にリアルに描かれた仕事と愛情と友情の物語。
    ジュディの推薦で主人公のサリーが嫌々始めた孤児院の院長の仕事、それを手放せなくなるほど愛していく過程の感情豊かな手紙が、本当に一人の人間の生き様を準えているようで、読み終えてからもサリーの人生は続いていくのだと深く感じました。
    著者であるジーンの人生経験がそのまま物語に生かされているようですが、サリーはどうか末永く幸せに暮らせますようにと願うばかりです。

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    2021年12月19日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    あしながおじさんの続編があると知って、購入。
    こちらも胸のすく清々しい話だった。
    あしながおじさんの主人公のジュディの友人、サリーの物語。
    この時代のアメリカで、女性が社会にとってどんな存在で、それが目を覚ました女性にとってどれだけ息苦しいものであるかをサリーが成長しながら抗っていく。
    現代の日本ではまだまだ闘っている女性が多いことを思うと、アメリカと日本では100年の差があるとまでは言わないが、50年は遅れていると思う。
    ハッピーエンドはお約束。

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    2019年08月04日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    100年前に書かれた作品として考えるに、女性の社会進出や仕事に対する価値観を快活な主人公を通して描くことにより、当時の女性達の励みになったであろうと想像する、とても先進的なお話と感じます。それを抜きにしても快活で放らつな主人公が自分の生きる価値観に目覚めていく成長の物語として、恋愛小説としても純粋に面白いです。主人公の人間的魅力、言いたい放題の展開は書簡体を取ることで実現するものと感じました。
    ユーモアも満載です。例えば、ジュディ一家が汽船に乗っているイラストとその解説がシュールで笑えます。イラストは上手でなないにしても味わいがありますね。
    遺伝に関する間違った解釈等、現代では受け入れられない

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    2018年06月22日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    大学卒業後、なんとなく社交生活を送っていたジュディの友人サリーは、ジュディの夫であり孤児院の評議会会長の元あしながおじさんジャービス氏から院長に指名され、孤児院の改革を依頼される。
    あしながおじさんの続編ということだが、主人公は交代し全然違うタイプの物語になっている。サリーは初めはやる気もなく早くクビにしてくれとお願いしており、次が見つかるまでのつなぎのつもりでいたが、次第に仕事にやりがいを持ち、自分らしさを見出していくようになり最後は結婚より仕事を選ぶ。大卒の半人前女子がだんだん仕事ができるようになり一人前の社会人になっていく様子と重なりますね。遊びに来てくれた彼氏が目の前にいると楽しいけど

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    2018年05月10日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とっても素敵な本だった。
    タイトル通り、『あしながおじさん』の続編。
    あとがきにて、原題が「Dear Enemy」と知る。
    読み終わってから知ると、おお洒落てるってなるけど、
    読む前から知ってたらだいぶネタバレかも。

    『あしながおじさん』とは違って、大きく派手で衝撃的な事件が後半に起こるのが印象的。
    おや、これは…?と思い始めてから、ページをめくる手が止まらなくなってしまった。

    『あしながおじさん』はザ児童文学!ってかんじだけど、
    これは児童文学にしては大人向けかも。高校生以上くらいかなあ、面白さが分かるのは、と思った。

    旧訳の感想読むと「差別的すぎて云々〜」っていう意見が目立っていたけ

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    2018年01月20日
  • あしながおじさん

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    孤児院育ちで身寄りのないジルーシャ・アボット。変わり映えのない毎日に突然舞い込んだのは、名前も知らない評議員さんの援助を受けて大学に進学できるしらせ! 援助を受けるたった一つの条件は、毎月手紙を送ること。足の長いシルエットだけしか知らない心優しい彼のことを「あしながおじさん」と名付け、嬉しい日も悲しい日もユーモアたっぷりな手紙を書くジルーシャ――ジュディ・アボットの愉快な大学生活がはじまります。大学の四年間で出逢った人々、起こった出来事、心に満ちる思い出の全てが手紙となって届けられる書簡体小説の代表作。声も手紙も姿もなくジュディを支え続けるあしながおじさん、その正体と、彼を慕い続けるジュディの

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    2015年02月26日
  • あしながおじさん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ジャケ買い、ジュディの文章が可愛くて、なんだか素敵なお話だなって思ってたんだけど、オチがどうにも腑に落ちなくて、というか恋のお相手がおじさんなのがどうしても、、共感できなかった。
    良くも悪くも「時代のせい」としか評価する言葉を持ち合わせていない

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    2025年10月28日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

    購入済み

    あしながおじさんの続編。ジュディの親友サリーの視点から。孤児院の院長になるように頼まれて、100人以上の孤児がいる孤児院を切り盛りしていく様子を手紙の形式で描く物語。

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    2025年10月15日
  • おちゃめなパティ(新潮文庫)

    購入済み

    足長おじさんでお馴染みのジーン・ウェブスターの初期の作品で初めて知りました。パティと仲間たちの楽しい全寮制女学校生活。女の子の児童文学はこういうの多ky別作家のおちゃめなふたごにも通じるかも。

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    2025年10月04日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    前作はジュディからあしながおじさんへのみだったが、今作はサリーが書き手で相手も複数に渡るため、前作程の感動がなかった。前作はジュディはこどもだったけど、今作はサリーも大人になっちゃってるってのも大きいのかも。

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    2024年11月10日
  • おちゃめなパティ(新潮文庫)

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    感想
    あれはなに、なんでこうなってるの。そんな純粋な好奇心。一度走り出したら止まらない。謎を解くために頭はフル回転。ワクワクだけで動いてる。

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    2024年10月29日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    『あしながおじさん』のジュディのその後を、間接的に知ることができるので、後日談を知れて嬉しい気持ちはある。『続あしながおじさん』は視点がサリー・マクブライドに移り、サリーはジュディの超純粋で超天真爛漫な筆致とは少し違うので、私はドハマりはしなかった。

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    2024年10月13日
  • あしながおじさん(新潮文庫)

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    ・ジュディがとってもかわいらしい
    ・おじさんの正体は結構早い段階でみんな気付きそう
    ・ジュディの考え方には深く頷けるところがある
    ・そんなに感動とかはない

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    2024年10月02日
  • あしながおじさん(新潮文庫)

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    「あしながおじさん」のフレーズは聞いたことあるけど、由来は知らなかった。
    孤児院で育った女の子が顔の知らないお金持ちに金銭的に支えられて大学に通い執筆家を目指す。毎月1回、存在するかもどうか分からない「あしながおじさん」に手紙を書く。見えない相手に手紙を書くことで想像力が磨かれ、執筆で収入を得られるようになり、金銭的にも恩返しする。
    経済的余裕があればあしながおじさんのような慈善活動がしたい。お金だけでは得られないものが得られる。自分にできる小さなことからやってみたい。

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    2024年03月16日
  • あしながおじさん(新潮文庫)

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    女の子ジュディがおじさんに宛てた日記の手紙です。
    女の子の心情や生活がコロコロと変化し、おじさんへの特別な思いが伝わって来て最後には心にジーンと込み上げるような感覚がありました。

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    2024年07月26日
  • あしながおじさん

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    世界名作劇場のアニメ版がとても面白かったので読みました。
    児童文学なだけあってとても読みやすかったけれど、全編手紙の内容だったので、主人公以外の心情が理解しづらいと思いました。

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    2022年04月06日
  • あしながおじさん

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    現在、SNSの発達によって手紙を送り合うことは少ない。しかし、この時代においても手紙は温かく幸せを与えるものである。

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    2021年11月17日
  • あしながおじさん

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    ネタバレ

    ジルーシャが純粋でとても可愛かった。
    彼女のいう、幸せについての部分がとても好きになりました。
    以下

    大きなすばらしい喜びなんかじゃない、いちばん大切なのは。ささやかな喜びからうんとたくさん喜びをつくってしまうことこそ大切。

    幸福とは現在に生きること。

    過去をくよくよ悔やんだり。未来のことをとりこし苦労しないこと。

    ささやかな喜びを感じて生きていきたいと思いました。素敵な物語でした。

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    2021年09月20日
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)

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    優生学というものが、いかに善意によって広く浸透していったものであるのかが伺える。(私の勤務校では、司書さんの判断で閉架図書にされていました。その判断は極めて適切であろうと思います。予備知識のない子供に読ませたくないのは確か)

    文体は軽妙洒脱。本当に、本当に面白くて夢中になって読んでしまう。サリーは(前作ヒロインの)ジュディに負けず劣らず魅力的。

    そのサリーが、「ロレッタの風邪に砒素を処方してくださいとお願いしたい誘惑に駆られています…あの子はカリカックです。このままそだてて、社会が面倒を見ざるを得ない三百七十八人の家系を創らせてやってよいものでしょうか?」と書く衝撃たるや。
    (せめても、犯

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    2019年12月20日