ジーン・ウェブスターのレビュー一覧

  • あしながおじさん(新潮文庫)
    一度読んでみたかった古典文学の1つ。太陽のような心を持ったジュディのユーモアに溢れる書簡が楽しくて一気に読んでしまいました。ときには辛い出来事もありますが持ち前の明るさで前向に乗り越えていく姿は見習いたいと思いました。続編も楽しみです。
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    あしながおじさんを新しい年が始まったときの最初の1冊に選ぶようになり3年目になりました。小学生の時に世界名作劇場「わたしのあしながおじさん」を見て、どうしても原作が読みたくなり買ってもらった「あしながおじさん」。手紙だけで物語が進む形式に最初は慣れませんでしたが、どんどん友達からの手紙が届いたような...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    改めて読むと1910年前後に原子や分子などの物理理論、細菌学や組織学がこれだけ発達していることに驚く。それを女学生が履修しているのだから、アメリカの国力をまざまざと思い知った再読だった。
  • あしながおじさん
     映画で見て,「本当に,そんな結末なの?」と思って読んでみました。そんで,せっかくなので,訳:谷川俊太郎,絵:安野光雅のものを選んで…。もう一冊,違う翻訳本も横に並べながら,訳がどんなふうに違うのか比べたりもして…。

     私的にビックリしたのは,ジュディのあしながおじさん宛の手紙(大学4年生時代の2...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    ジュディの級友、サリーが主役となる『あしながおしさん』続編。
    ペンドルトン夫妻により孤児院の院長となったサリー。始めは辞めるのことばかりを考えていた彼女が仕事のやり甲斐、孤児たちへの愛情に芽生え、周りを巻き込んで孤児院の改革に尽力を尽くしていく。
    お嬢様育ちのサリーが段々と逞しい女性へと成長していく...続きを読む
  • あしながおじさん
    谷川俊太郎さんの訳した『あしながおじさん』を読む。よく考えると、あしながおじさんを読むのはじめてだ。1967年に出版された少年少女世界の文学の初版本。装丁が美しく、いまさっき、偶然持ち込まれたもの。必然なのかな。

    作家としての表現力をやしなうには、手紙を書くのがいちばんだと、孤児院から大学へ通わせ...続きを読む
  • あしながおじさん
    子どもの頃に読んだはずなのに、
    まるで覚えていなかった。
    ほんっとに面白い傑作。

    ジュディの知性と率直さを見出したあしながおじさんの導きで、
    カレッジで学ぶようになるジュディの変化が、
    一方的な手紙を通じて、
    情緒豊かに展開していく。
    この一方通行が重要なのだ。
    まるで精神分析のように、
    おじさま...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    少し前に読んだ「あしながおじさん」が良かったので続編も読んでみた。期待以上に面白かった。この続編のほうが好きなくらい。
    主人公サリーは、前作の主人公ジュディの友人である快活な女性。孤児院を改革するため院長として働くことになる。彼女の奮闘と成長、恋を描く。全編がサリーのユーモアあふれる手紙で構成されて...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    もうとにかく愛しくって大好きな本!
    この読み終わった後のときめきをうまく言葉にできなくて悲しいけれど、とにかく、初めは前作に比べてサリーが主人公なのなんで!ジュディ!って思ってたし、あんまり入り込めなさそうって思ってたけど、いつの間にかサリーが大好きで、どんどん素敵になっていくジョン・グリアー孤児院...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    あしながおじさんで脇役だったサリー マックブライドが、主人公。
    あしながおじさんは少女の頃胸キュンしながら何度も読んだ作品だったので、続編が、あるならもっと早く知りたかった!文庫の表紙も挿絵も可愛い。
    まだ途中ですが、もう一度あしながおじさんも読みたくなってきました。同
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    孤児院にいたジュディは、あしながおじさんに手紙を書くことを条件に大学への進学ができることに。日々の暮らしや思いを細かくジュディは手紙にする。あしながおじさんが認めるように、ジュディの軽妙で独特な文章表現はとても魅力的。全てがジュディの視点からの物語のため、あしながおじさんの行動の背景に考察しがいがあ...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    あしながおじさんの続編。
    ジュディの友人サリーが孤児院の院長として奮闘する物語。
    あしながおじさん同様、サリーの書く手紙で物語が進んでいく。イラストがとっても可愛い。
    サリーが新米院長として不満タラタラに(!)けれどガッツを持って働く姿、どんな困難にもユーモアを持って立ち向かう姿がかっこいい。
    私は...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    前回福音館の坪井郁美さん訳で読んだのだけど、読書会を機にこちらの訳を。

    まず、表紙がかわいいです。
    手紙の中に添えられていた、ジュディが(作者が)描いたイラストたちが、絶妙なデザインで使われています。

    前回読んだ時はそこまで感動していなかったはず。
    児童文学的だが、深刻さはないと。

    しかし今回...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    この作品は、続あしながおじさん、と銘打ってあるけど該当する人物が話しに関わってるのはほんの一部だけで、原書のタイトルはあくまで『Dear Enemy』であり、そこが最大の焦点ってとこは間違ったらいけないな、と、読後の今に改めて感じる。

    無印では著者のウェブスターが実際に孤児・感化院で観察した人物の...続きを読む
  • 続あしながおじさん(新潮文庫)
    DEAR ENEMY、敵へ、つまりマクレイ先生へ。
    今作では、前作の主人公ジュディ宛(他)に、今度は友人のサリーが主人公として手紙を綴ることになる。
    ジュディらのすすめで孤児院の院長となり取り仕切ることになったサリーの日々。マクレイ先生とは馬が合わず、本人を目の前にして"敵"というニックネームで呼ぶ...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    ほぼ全編があしながおじさんへの手紙で構成される読みやすくて面白い作品。

    1人の女の子の内面的成長を軸に、貧富が何を産むのか、生きるとは、女性は社会の中でどうあるべきかというテーマに対しても洞察を得る事ができる。それらを等身大の女の子の言葉で語っているから理解しやすいし、世界を壊さない。
  • あしながおじさん
    2.3年から。孤児院から大学へ行かせてくれたあしながおじさんへ宛てた手紙の中に、ジルーシャの成長とその日々の物語を読むことができる作品。手紙だからこそ楽しく気持ちが伝わるのが良い。名作の良さを味わえる。
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    全て書簡の形式なのに、ひとつの恋愛が進行していくのは不思議な感じがする。ただ、小説としては物足りなさを覚えた。ずっと書簡を読み続けるのは、中々に退屈だからだ。
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    童話なのかと思っていたが、思ったよりも長めの小説で驚いた。読み進めていくうちに、ジュディと一緒にあしながおじさんの正体を想像してしまった。
    途中途中の挿し絵から、まるで本当に少女の手紙の一部を盗み見ているかのようでなかなか面白かった。
    私はあしながおじさんの正体を全く予想できず、さらに面白かったので...続きを読む
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    名作すぎて今さら内容を人に聞けない作品第一弾‼︎

    おびさん♪ありがとうございますm(_ _)m
    楽しく読みました〜‼︎
    なるほどこんな内容でこんな結末だったとは…
    なんて素敵なハッピーエンド‼︎

    ずーっと一方通行の手紙だったんですね(*_*)
    一ヵ月に一度の約束の手紙…三日に開けず出しまくりそし...続きを読む