朝倉智也のレビュー一覧
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ネタバレ・米国ではインデックスファンドが大きく躍進。
・2010年の米国のファンド残高1079兆円
インデックスファンド 10%
インデックスETF 9%
アクティブファンド 81%
・2020年の米国のファンド残高2714兆円
インデックスファンド 19%
インデックスETF 21%
アクティブファンド 60%
・ETFの場合は分配金をいったん自分で受け取ることになります。
海外ETFの場合、四半期ごとに分配金が出るのですが、再投資したい場合は自分で再投資し直す必要があります。老後資金づくりなどを目的として雪だるま式に資金を増やしていきたいなら、ETFでは再投資の手間 -
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つみたてNISAはもちろんのこと、投資信託について理解できる良書である。
投資信託は、長期に、積立で、分散投資することで、負けにくい投資となる。
特に、定期積立(時間分散)することで、株価が高いときは少ない口数で、株価が低いときはたくさんの口数を買うことになり、その結果平均購入価格が下がる分利益が出やすくなる。いわゆるドルコスト平均法を実際の株価変動を例にわかりやすく説明している。
また、先進国株(50%)、新興国株(30%)、日本株(20%)と地域分散することも株価変動に強くなる。
そもそも投資信託そのものが様々な業態の会社への分散投資であるので、それに加えて時間分散、地域分散するこ -
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ネタバレ・モーニングスター社長の著書で、投資信託以外の初めての著作。
・ファイナンスとは何かを非常に分かり易くまとめており、手元に置いておきたい本である。
・会計の目的は、企業の過去と現在を示す財務3表から「現在の企業の状態を把握」すること。
・ファイナンスの目的は、「企業価値を最大化させるためにこれからどうすべきか」を考えること。
・財務3表の細部まで理解する必要はなく、企業の全体像を掴めれば十分。
・貸借対照表には、資産の部に流動資産と固定資産、負債の部に流動資産と固定資産、純資産があり、「資産の部」=「負債の部」+「純資産」となる。流動と固定は1年以内に現金化されるかどうかの違い。
・貸借対照表 -
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ファイナンスという言葉はよく聞くが、何となくかっこよく英語で言っているが会計の一種だと思っていた。
しかし会計とファイナンスは別だという事を最初に説明している。
会計:時間軸は「過去と現在」、目的は「企業の現状を把握」
ファイナンス:時間軸は「未来」、目的は「企業価値の向上」
PLやBS、CFなどは聞いたこともあるし実際チラッと見たこともあるがその見方などは良く分かっていなかったが、それほど難しくないように感じた。
ファイナンスの知識は一生役に立つ知識であり、ビジネス世界における「成功への登竜門」と書いているが確かにその通りかもしれないと思った。
この手の本は過去に読んだことはあった -
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・個人の才覚ではなく、仕組みがよくできているビジネスに投資すれば儲かる、というのが「ビジネス」という資産で成功するポイントです。
・成功する人は、自分がよく知らないものには投資しないのです。
・見極めるべきは4点 ①その経営者の夢が多くの人を幸せにしそうかどうか(ビジョン) ②夢の実現過程は現実的かどうか(戦略と実行) ③その経営者よりも人々を幸せにしそうな人はほかにいないか(代替や競合の有無) ④夢が実現した場合、利益はどこまで伸びるのか(これをもとに株価を算定)
・節約したいなら、質ではなく、頻度を下げる。我慢できるくらい、わくわくするものを買う
・株式投資の実戦で大事なのは専門知識よりも -
Posted by ブクログ
前段では老後の必要資金計算、最適ポートフォリオの考え方など大局的な話を整理の上、後段ではモーニングスターを使い、優良商品を探す方法を説明。(償還期間20年以上、純資産額10億円以上を足切りラインに資金流出入状況、投資先、シャープレシオなどで絞り込み)
5回ほど熟読しましたが、示唆に富み、参考になる個所の多いお勧めの書籍です。
下記、私が気になったポイントです。
個別の金融商品の選定がパフォーマンスに与える影響は2割、残りの8割は資産配分で決まるとし、20年後を見据えた資産配分は新興国の割合を従来の定説の10-15%よりも増やした下記を推奨。(銀行の預金、年金の運用が国債、国内株式に偏る現