朝倉智也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「「負債」の中には「資産」の顔をしているものがあるから、要注意です。」
ビジネスブックマラソンのメルマガを配信している土井さんが編集をした本。土井さんのメルマガは本を選ぶ際にとても参考にさせていただいている。もっと薄い本だろうと思ったらけっこう厚かった。
年収1000万円のサラリーマンが貧乏になってしまうのは、年収600万円時よりも見栄を張ってしまうからだ。手取り収入はあまり変わらないのに、プライドだけ高くなってしまう。
不動産を買う際の基準も参考になった。そして、エレベーターが必要ない3階が人気なのもわかった。
いろんな分野を網羅しており、お金の攻め守り方について一冊で学べる良い本だと思う。しかし、1点だけ気になった。第4章のNISAと投資信託の話で、毎月分配型投資信託をすすめている点だ。その話の中でも、再投資に回さず分配金受取がより安心だと説明している点だ。私は年1の分配、さらに言えば配当を一切出さない投資信託がよいと思っている。 -
Posted by ブクログ
モーニングスター社長の朝倉氏の著書で、発行が2012年12月なので実際に執筆しているのは大震災後~1年後で株式相場も低迷していた頃だと思います。読む時はそれを頭に入れて読む必要がありますが、それ以外の時でも十分通用する内容だと思います。書いている内容は第1章は当たり前のことですが、2章以降は朝倉氏自身の考えが述べられており、一部私の考えと異なるところもありますが、多くのところで勉強になりました。自分の備忘録的な目的で、第2章以降で言っていることをごくごく簡単にまとめましたが、要は、
(1)年金のポートフォリオと併せた分散投資
(2)新興国比率を上げる
(3)金をポートフォリオに入れる
(4)海外ETFの活用
(5)インデックスでアクティブ運用
とのことです。(4)(5)は結構詳しく書かれていますが、それなりに資産を持っている人でないと手数料を考慮すると難しいのではないかと思います。
第2章 資産運用の常識が変わった
1.いま資産運用の世界で起きているパラダイムシフトとは
新興国はリスクが高いと言われているが、長期的な視点にたてば以下の様な理由により
新興国に比重を高めておくべきである。
・経済成長率が大きく将来の予想GDPは新興国の比率が今よりもかなり高くなる。
・人口ボーナス時期をこれから迎える国が多い。
・先進国は借金が多い。
2.日本の個人投資家は国債漬けになっている
預貯金や年金を考慮すると、今の日本の投資家は日本国債漬けになっている。
3.あなたの資産運用の常識はすでに古びている?
・今ではなく未来の予想時価総額比率に株式を持ったほうが良く、そうすると新興国を
今よりも増やすべきである。
・国債は世界債券インデックスが使われることが多いが、ここに入っているのは先進国
だけである。
・分散投資という意味でリーマン・ショック後、株式・債権・REIT・コモディティで
連動性が高くなっているので、相関性の低い金を取り入れることを検討したほうが良い。
4.負けない運用方法を知っておくことが投資家の身を守る
常に今と逆の状態を想定してリスクヘッジスべきである。円$為替レートも120円、
140円なども可能性として考えられる。
第3章 ポートフォリオづくりの前に
1.積極派向けの機動的な運用の基本
景気循環におけるポートフォリオは以下の通り。
(1)不況~景気回復 → (2)景気回復~好景気 → (3)好景気~景気後退
→ (4)景気後退~不況
(1)ハイイールド債、物価連動債を組み込む
(2)株式比率を上げる
(3)株式比率を下げる
(4)債権重視
ただし今どの状態にあるかを判断するのは非常に難しく、(3)が無くて(2)→(4)と
いうこともある。
2.ETFのメリットとデメリット
ETFはコストが安いというのが大きなメリットだが、国内ETFでは売買金額や乖離率の
問題があり投資対象となるのはTOPIXや日経連動くらいしかない。
3.海外ETFを活用すべき理由
海外ETFでは良質なものが多数あるが、取引手数料が高いのである程度まとまった金額の
取引に向いている。
第4章 大公開 新時代のポートフォリオはこう作る
1.海外ETFの選び方&組み入れ候補銘柄20
海外ETFを選ぶ際のチェックポイントは、純資産残高、出来高と乖離率、コスト。
ポートフォリオに活用すべき海外ETFは次の通り。
VTI(米国株式)、VGK(ヨーロッパ株式)、EPP(アジアオセアニア株式)、
VWO(新興国株式)、VB(米国小型株式)、VSS(米国を除く小型株式)、
BND(米国債券)、IGOV(米国を除く新興国債券)、EMLC(新興国債券)、
JNK(ハイイールド債権)、TIP(インフレ連動債権)、IAU(金)、
VT(全世界先進国+新興国)、DBC(コモディティ)、RWX(米国を除くREIT)、
LQD(投資適格社債)、EWY(韓国株)、EIDO(インドネシア株)、
TUR(トルコ株)、3025(中国消費関連株)
2.景気循環に沿ったボートフォリオ構築例
(1)不況~景気回復
先進国株 20%、新興国株 10%、先進国債権 30%、新興国債権 10%、
ハイイールド債 10%、インフレ連動債 10%、金 10%
(2)景気回復~好景気
先進国株 30%、新興国株 20%、小型株 10%、先進国債権 20%、
新興国債権 10%、金 10%
(3)好景気~景気後退
先進国株 25%、新興国株 15%、小型株 10%、先進国債権 30%、
新興国債権 10%、金 10%
(4)景気後退~不況
先進国株 15%、新興国株 5%、先進国債権 55%、新興国債権 15%、金 10%
3.今運用中の資産をどうするか -ポートフォリオ改善指南
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Posted by ブクログ
実は素人個人投資家である自分は、3年半前に1000万円で或るファンドを1点買いしてしまった。結果、世界の景気不安が増長される中、400万円の評価損を出す破目に。
民主党政権から自民党政権に移ってから、経済復興の期待感が膨らんで株式及び為替が好転中の2013年の幕開け。400万円を取り返すべく、投資の勉強を始めた次第。その一環で購入。
実に実践的な内容であり、投資戦略の組立て方が良く整理されている。他の経済書のようにやたらとグラフや図表を見せつけるしつこさも程良い加減であったので自分には良かった。
ただ、若干気になったのは「海外ETF」を最終的にはPRしたかったんだろうなとは思うけど、初心者的個人投資家にとっては良い教科書だと思う。
因みに新興国ETFを買い増ししてみた。 -
Posted by ブクログ
これから投資信託を始める人に分かりやすく投資信託を説明した本。
新興国と海外の株式に3ずつ、債券に1.5ずつ。金に1。
ポートフォリオとしては斬新と言えるかもしれない。
個人的に参考になったのは、何年後にいくらという目標を立てること。
それに加えて、そのタイミングでの各国およびその通貨の立ち位置。
年金の代わりの貯蓄と考える長期投資としての投資信託ならば。
確かに新興国のほうが価値としては上がってる可能性は高い。
先進国はデフォルトの可能性は否定できないし。
国債の発行額や対GDP比など鑑みると、30年後は厳しいかな。
今のリスクとリターン。数十年後のリスクとリターン。
そういう考え方をすると、日本脱出も考慮に入れたほうが良いかも。
いろいろと不安を煽る要素はあるかもしれないけど。
株・債券・コモディティとの関連性の低さ。
カントリーリスクのない通貨かつモノとしての価値もある。
金という現物資産も保険として使用するには悪くない。
リスクマネジメントとしてはかなり有効だと思う。要はバランスってことか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレとても分かりやすい本だった。
投資の必要性、ファンドの説明など一通りの解説があり初心者向けでもある。
我々は自分年金として運用するのだから、20年後、30年後の世界経済の状況をにらんで新興国株式・債券の比率を引き上げて運用すべき、というのは自分の考えに合致していて嬉しかった。
その一方で我々が銀行預金、保険、公的年金の運用ですっかり日本債券に(知らず知らず)とっぷり投資しているので、自分年金の運用形成には国内株式・債券はまったく組み込まなくてよい、という考えはちょっと極端な気もして今のところ全面賛成というわけにはいかない(正しい考えなのかもしれないが)。
著者は格付け会社モーニングスターのCOOであるので、同社サイトの詳しい利用解説としても有用。 -
Posted by ブクログ
なんでか積読に入っていた本。
入門というだけあって、初心者向け。
やけに分厚いが、改行や大きいフォントによるページ数稼ぎが多いので、実質的にはそこまでの分量ではない。
・投資先として、3つの条件を備えた会社は強い(114頁)
収益構造がシンプルで、ライバルも少なく、事業環境も大きく変化しない
・会社四季報を読む(140頁)
・PER、ROE、PBRに着目する(146頁)
PBRが低い銘柄は値上がりする不安が比較的乏しい
・「地方都市に本社を構える会社には、株価が割安な水準に放置されているところが少なくありません。」(152頁)
・保険でお勧めなのは、収入保障保険、終身介護保険(要介護2)、小規模企業共済(352頁~) -
Posted by ブクログ
ネタバレ上司の本棚より頂いた。2023/3円安傾向においての投資方法。インフレや円安時には投資をしておかないと実質の価値が下落することやマーケットにあったサイクル、つまりは成長期(株⚪︎債権△)の後に金融引き締め期(株△債権✖️)、景気後退相場(株✖️債権⚪︎)金融緩和相場(株⚪︎債権⚪︎)であること。index系をメインに株か債権。一部をアクティブ系にする王道手法を説明。具体的な投信ファンドを指定している点は本にしては珍しいのかな。eMAXIS S l im先進国債権インデックスや株式はsbi全世界株式ファンドやeMAXIS SILM全世界株式。
感想としては一般的なことを丁寧に説明している初心者向けの書籍。マーケットに合ったジャンルを図で展開しているのはわかりやすい。