朝倉智也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
価値という言葉の定義を問い直すことになるのだろうか。
貨幣がすべてデジタル化されてしまったら、世の中はどうなるのだろう。
「今と変わらない。リアル貨幣がデジタル化されたデータになるだけ」という言い方もできるだろう。
本当にそうなのだろうか?
確かに今でもリアル貨幣と言えど、本当にリアルと言えるのは、財布に入っている数千円数万円の現金だけだ。
銀行口座のお金は数字でしかないのだから、もはやリアル貨幣とは言えないだろう。
企業間での取引は、実際に現金が動くことはほとんどないと言っていい。
請求書をもらって、経理で振込処理をして支払う訳なので、それも目に見えない数字が右から左に移動しているだけに過ぎない。
貨幣のデジタル化というが、実際には相当の部分でデジタル化になっていると認識できるだろう。
それならば、完全に貨幣を止めて「全デジタル化」だって、そんなに難しい話とは思えない。
間違いなくそういう社会に向かっているのは事実なのだろう。
しかしながら、大きな違和感を持ってしまうのはなぜなのだろうか?
それは「今と変わらない」ということがイメージできないからだ。
むしろ「全デジタル化されたら、大きく社会が変わる」と見える。
しかし、それが具体的な形としてピンと来ていない点に問題があるのではないだろうか。
本書では「貨幣の全デジタル化」が、自動運転にまで飛躍しているが、それもある意味では納得感がある。
銀行は意味をなさなくなり、国家が発行した貨幣の価値は下がり、暗号資産と混ざり合い、ゲームのスコアも、ポイントカードのポイントもすべてはデジタル化されたデータの中に融合されていく。
それらの総合点が個人の全ての資産となるのだろうか。
「個人信用スコア」というのも、所詮はデジタルデータの点数でしかない。
社会は間違いなくそういう方向性に向かっている。
その新しいルールの中で、人は幸せにどう生きるのか。
こういう点でも、新ルールの社会を生きていける人と、ついていけない人の二極化は起きそうだ。
これも一つの格差社会を助長する要因なのかもしれない。
お金に限らずにすべてがスコア化されていく中で、「価値」はどうなっていくのだろうか。
目に見えないが、価値が存在することに我々は気付いている。
それは気持ちよさだったり、心地よさだったり。
そういうものも自分の価値観できちんと認識が出来る人。
それとも、鈍感で目の前の数字で見えるスコアしか信用できない人。
ここも二極化されていくような気がする。人類にとって幸せなのは前者に違いない。
そういうことも意識して生きていくことが大切な気がするのだ。
(2021/12/16) -
Posted by ブクログ
さすがモーニングスター!
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安全運用→目標利回り〜3%
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