あらすじ
「給料は上がらないが、年金もあてにできない。将来に備えて投資信託を始めたいけれど、何をどうしたらいいの?」そんな悩みを抱える30~40代のために、モーニングスターのトップが良いファンド・悪いファンドの見分け方を伝授。これまでの“常識”を覆す新ポートフォリオなら、景気低迷時代でも年利7%をめざせる!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前段では老後の必要資金計算、最適ポートフォリオの考え方など大局的な話を整理の上、後段ではモーニングスターを使い、優良商品を探す方法を説明。(償還期間20年以上、純資産額10億円以上を足切りラインに資金流出入状況、投資先、シャープレシオなどで絞り込み)
5回ほど熟読しましたが、示唆に富み、参考になる個所の多いお勧めの書籍です。
下記、私が気になったポイントです。
個別の金融商品の選定がパフォーマンスに与える影響は2割、残りの8割は資産配分で決まるとし、20年後を見据えた資産配分は新興国の割合を従来の定説の10-15%よりも増やした下記を推奨。(銀行の預金、年金の運用が国債、国内株式に偏る現状から個人の資産運用では海外資産のみで行うべきというのが著者のスタンス)
外国株60%(先進国30%,新興国30%)
外国債券30%(先進国15%,新興国15%)
金10%
アクティブファンドは同カテゴリー内で上位25%か下位25%、インデックスファンドは真ん中の40-60%に位置することが多く、アクティブファンドには魅力的なものもあるがコストが運用の足をひっぱりがちで長期にわたり、良好な実績を上げるのは難しい。長期にわたり、上位25%に入り続けるファンドはその後も継続して高いパフォーマンスを上げられる可能性あり(ex 朝日Nvest グローバルバリュー株オープン)
アクティブファンドは選定に時間をかけ、運用中もこまめにチェック、メンテのできる運用に慣れた人向きで、初心者はインデックスで始めるべき。
Posted by ブクログ
国内株と債券を除外するのが、今後どのような結果をもたらすかは、各人で判断するとして、まずは始めてみるのには最適かと思います。その後は、勉強するなり、止めるなりすればいいと思います。
Posted by ブクログ
資産運用講座を受けているところだが、今ひとつポートフォリオをどうするか悩んでいた。本書を読みポートフォリオの道筋ができた。私は良書だと思う。どの分野でも大事なことは既存に捕らわれず新しいことにチャレンジすることだと思う。
Posted by ブクログ
ポートフォリオの組み方の新しい考え方が提案してあり、新興国の比率を高める方が良い理由が書いてある。
金(ゴールド)が株式や債券と相関が低いため、ポートフォリオに組み込んだ方が良いというのは目から鱗だった。
Posted by ブクログ
・公的年金は危ないから自分年金を作ろう。
・投資信託はよく分かってから手を出しましょう。
・今の先進国・新興国が20年後もそのままと思うなよ。それを分かって投資しろよ。
・金(GOLD)も考えとけ。
・ポートフォリオのメンテは1年に1回で十分。
・儲け話に気をつけて!
Posted by ブクログ
アセットアロケーションとして下記の国内資産クラスを一切もたない配分を提案
30 外国債券
15 先進国
15 新興国
60 外国株式
30 先進国
30 新興国
10 金
長期の資産運用
→20、30年後の運用を意識
→20、30年後世界GDP比率を意識
→新興国への適正な評価
Posted by ブクログ
自分年金を作るために勉強用として購入したのですが、購入して良かったです。本書にあるとおり、これまでの常識を変えるための本です。おかげで自分のポートフォリオを再度見直そうと思いました。しかしながら、新興国の比率を高めることになるので、少し勇気がいるなというのが正直な気持ちです。それだけ、今まででの常識に縛られているんだという事なのでしよう。いかに長期的に立てるかがキモですね。本書を参考に改めてリスク許容度も見直し、検討しようと思いました。
Posted by ブクログ
外国株式6(先進国3,新興国3)、外国債券3、金1は今までになかった発想。20年保有することを前提で考えると、それほど間違った考え方ではなさそう。
後半はモーニングスターの使い方(信託の選び方)。初心者の私には知りたかったことの一部が書かれていたので参考になりそう。
Posted by ブクログ
これから投資信託を始める人に分かりやすく投資信託を説明した本。
新興国と海外の株式に3ずつ、債券に1.5ずつ。金に1。
ポートフォリオとしては斬新と言えるかもしれない。
個人的に参考になったのは、何年後にいくらという目標を立てること。
それに加えて、そのタイミングでの各国およびその通貨の立ち位置。
年金の代わりの貯蓄と考える長期投資としての投資信託ならば。
確かに新興国のほうが価値としては上がってる可能性は高い。
先進国はデフォルトの可能性は否定できないし。
国債の発行額や対GDP比など鑑みると、30年後は厳しいかな。
今のリスクとリターン。数十年後のリスクとリターン。
そういう考え方をすると、日本脱出も考慮に入れたほうが良いかも。
いろいろと不安を煽る要素はあるかもしれないけど。
株・債券・コモディティとの関連性の低さ。
カントリーリスクのない通貨かつモノとしての価値もある。
金という現物資産も保険として使用するには悪くない。
リスクマネジメントとしてはかなり有効だと思う。要はバランスってことか。
Posted by ブクログ
30年後は新興国が、今以上に成長して活気があるだろう。そして、経済の基盤もこのような新興国が担っていくだろう。という背景の元、新興国や金といった積み立てを推奨している本。国内資産には投資しなくて良い。分配金を当てにするな。チェックは年に一度。と面白い考え方が具体的な解説と共に載せてある。投資信託の選びかたも、国際株式・グローバル(為替ヘッジ無)、償還までの期間20年以上、純資産総額10億円以上のものを選べと具体的。タメになる一冊だった。
Posted by ブクログ
とても分かりやすい本だった。
投資の必要性、ファンドの説明など一通りの解説があり初心者向けでもある。
我々は自分年金として運用するのだから、20年後、30年後の世界経済の状況をにらんで新興国株式・債券の比率を引き上げて運用すべき、というのは自分の考えに合致していて嬉しかった。
その一方で我々が銀行預金、保険、公的年金の運用ですっかり日本債券に(知らず知らず)とっぷり投資しているので、自分年金の運用形成には国内株式・債券はまったく組み込まなくてよい、という考えはちょっと極端な気もして今のところ全面賛成というわけにはいかない(正しい考えなのかもしれないが)。
著者は格付け会社モーニングスターのCOOであるので、同社サイトの詳しい利用解説としても有用。
Posted by ブクログ
モーニングスターの人が買いてるということは中立的なのか?と思ってじっくり読んだ。
でも、書かれた時期から数年経っていて
モーニングスターのサイト検索で出てくるファンドの内容が変わってるから、判断基準をもとに
自分で選ぶ必要がある。
手始めに30年後のGDP分布を目指して分散投資って辛いかも。
Posted by ブクログ
モーニングスターの代表が書いている著書
実際にモーニングスターを利用して購入しようということで,使い方や検索方法も含めて自分にあった投資信託を見つけていく
年金には頼れない
年金や預貯金や保険料はの運用は知らぬまに日本国国債を買い支えている
新興国が成長
海外に目を向けよ
プロは周りと一緒を求めて新興国は買わないが、密かに新興国を資産対象に入れたいと思っている
金は株債券と逆の動き
運用は目標利回りを計算して目標をもって
6海外株式、3海外債券、1金。株式債券は半々で新興国と先進国
国内資産は人的資本で
分配金×
運用実績体制
運用会社のコミュニケーション
コスト
為替ヘッジなし
償還20年以上
10億以上資産
信託報酬低め
上場信託=ETF信託報酬低めだが購入手数料かかち積立てには×
特定のテーマ型×
過去のリターン
シャープレシオ0.5以上どれだけ良く運用してるか
資金の流入出
Posted by ブクログ
投資信託選別のサイト「モーニングスター」社長の著者による3冊目の投資信託本。
20年後を見据えた新しい資産配分(ポートフォリオ)の提案。
・外国株式60%(先進国30・新興国30)
・外国債券30%
・金10%
・日本株・国債は入れてはいけない
なんて大胆な!
しかし「国債まみれからの脱却」を提案する筆者は、その理由を本書で説明してきます。
また、良い資信託本の選び方のノウハウや、長期保有の重要性についても指摘。長期保有は、もし収入が下がったら、月々の額を減らしてでも続けるべきだ、という提案。急落直面でも慌てず、耽々と買い続けることを提唱しています。(難しいですけどね 汗)
Posted by ブクログ
30代を過ぎて随分経つので、「積立てによる」という部分については自分の投資方針には合致しないのかもしれないが、長期投資として投資信託を利用することの大切さは理解できた。著者がその世界の経営者であるために、ご自身のビジネスに関連付けての記載に多くのページを割かれているが、実践的な解説をしようと思えば致し方ないものと思う。
Posted by ブクログ
敢えて新ネタはなかった。今自分のボートフォリオを推し進めて行く裏付けになっただけ。
もう少し具体性があると役に立つのだが、立場的に無理だろうな。