三木俊哉のレビュー一覧
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ネタバレよくあるテクニック論を否定し、古臭い言い方では努力と根性の重要性を説いている。
ほとんどが体験談であり、本質的なことは少ないのでそこだけ読めば十分。ただし、どこに記載されているかを読み取る必要があるので、無駄に読書時間が取られていしまう。うまく読み飛ばすテクニックが必要。
・GRITとは「Guts(度胸)」「Resilience(復元力)」「Initiative(自発性)」「Tenacity(執念)」の頭文字。
・Gutsは、困難に挑み、逆境にもたじろがない勇気や度胸。
・Resilienceは、挫折などから立ち直る力。
・Initiativeは、GRITを動かし前へ進めるもの。率先して物事に取り組む力。
・Tenacityは、どんなことがあっても目標に集中し続ける能力。
・夢を思い描けば実現するという本が多いが、ある研究では空想をすれば気分が良くなってしまい、簡単に成功できると思い込んでしまうため、努力をしようという意欲がなくなってしまう。さらに現実が相乗以上に厳しいと分かると、やる気が失われて不安が募る。
・自分の能力を低く見てしまうクセは、失敗したときのショックを和らげたいから。一方で行動を自制させてしまう。この傾向がある人は、自分の功績を幸運や他人の力のおかげだと考える。
・普段から居心地の悪い状況を自らに課すことでGRITが高められる。目をつぶって服を着たり、レストランで食べたことのないメニューを注文したり、エレベーターで見知らぬ人に挨拶をするなど。
・小さな達成を通じてやる気を保つことができれば、遠い将来のもっと大きな目標に取り組むのに必要な忍耐力が養われる。
・一日のうちで何もしない時間を作ることで、忍耐力が鍛えられる。電車ですぐにスマホを見ないなど。
・子供に復元力を身につけさせるには、自分のことを無条件で信じ、期待してくれる大人が必要。
・人間の最も深いモチベーションの源泉は、他者を助けたいという思い。他人を助けると、喜びや報酬に関わる脳の領域が活性化する。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2006/9/22、ある普通の青年が交通事故、死亡事故を起こす。それは裁判となる。原因は何だったのか?青年は何も原因となることを覚えていないと言う。
これは、携帯メールのながら運転の危険性が、裁判、法整備へ向かった記録である。メールしながらの運転は危険だと誰もが感じながら、やってしまう、そのメカニズムを神経学者・心理学者の解説と歴史的背景を挙げると同時に、事故当事者の苦悩を描いた実録です。個人的には各人の成育歴など、詳細すぎてる点と、注意の科学の歴史的背景は、詳細すぎて、むしろだれてくる感じがありました。科学的知見の蓄積より、個人的体験者の叫びが、社会や政治を動かすのだなと感じました。 -
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ヴァージングループの創業者、リチャード・ブランソンさんの著書。
80年代カルチャークラブなどを姉の影響で耳にしていた自分としてはヴァージンはクールで魅力的なイメージがある。
しかしブランソンさん自身のイメージは、冒険家のほうが強かったが、これを読むを実業家としてのブランソンさんを知ることができた。
彼の事業に関するポリシーは非常にシンプルだが、世間一般のビジネス書から見ると逆張りのようなことをしている。しかしそれがヴァージンの魅力なんだろう。
また上場した事で事業の自由度に制限がかかってしまうことを嫌い上場をやめてしまったことなど、創業者の特権といえばそれまでだが、コンサルやマーケティングよりも、こんな事業をしたい
という部下の発言を信頼し、「やってみたら」という感じで事業をスタートする。
なので当初音楽分野のブランドが、航空業界や鉄道分野に宇宙分野、フィットネスなど多岐な分野で活躍している。
逆に、創業者でなくてはここまで分野が違うビジネスに参入することはなかっただろうから音楽業界に固執していたら、ヴァージンブランドはなくなっていたかもしれない。 -
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権力の横暴は普遍的であり、支配に用いるテクノロジーと、掲げる大義名分は交換可能な小道具のように映る。スノーデンの暴露した事実は、支配-被支配の構図そのものこそは典型的であり驚きは少ないが、謀略の射程距離(ほぼ地球の全表面)の巨大さには目を見張る。
地球全体が檻の中だとしたら恐ろしいが、それがものの例えではないところに言葉を失う。
ノンフィクションとしての出来栄えは、スノーデン個人を掘り下げるのか、英米の迷走する背景を辿るのか、暴露に活躍したジャーナリストを追うのか、どれも中途半端。しかし本件は経緯が整理されているだけでも報道価値が高いので、特に気にならない。 -
Posted by ブクログ
帯の佐藤優さん推薦とのフレーズで購入。
読みどころを4点に絞っているのがわかりやすく感じました。
そして、著者(&訳者)のように、決してスノーデン氏の擁護一色、
というわけではないのもまた、興味深く思います。
“国家の干渉を憎むスノーデンが、国際政治の複雑なゲームに巻きこまれた結果、
国家主義的なロシアの庇護を受けるようになるというのも興味深い”
高邁な理想を持ちながらも、それを阻む現実の理不尽への憤り、
そうしたスノーデン氏の想いは、非常によく理解できます。
でも、その理不尽さを超えるために選んだ手段が、
その理想自体を否定している手段であるという矛盾、
そしてその“現実”から目をそらしているという点。
現実感覚と乖離している理想論に拘泥しすぎている、としか感じません。
泥棒を糾弾するために、殺人犯に助力を求めている、
そんな危うさを、スノーデン氏には感じていたのですが、、
その根拠の一つを感じさせてくれた一冊でした。
さて“スノーデン氏”はどこの国のための“スパイ”なのでしょうか。
それが今後つまびらかなっていくのかどうか、気になります。