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エドワード・スノーデンは、歴史上類を見ない内部告発者である。世界最強ともいえる情報組織NSA(米国国家安全保障局)のトップシークレットを大量に持ち出し、メディアを通じて世間に公表した。
スノーデンが情報リーク先に選んだ『ガーディアン』紙が、本書でその一部始終を明らかにする。スノーデンが明らかにした衝撃の事実の数々と、リーク情報の公表を阻むためにさまざまな圧力をかける米英の政府・情報機関とメディアとの凄まじい攻防も読みどころ。
スノーデンから得た情報をもとにした米国政府の情報収集に関する報道で、『ガーディアン』は『ワシントン・ポスト』とともに、2014年のピュリッツァー賞(公益部門)を獲得した。
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Posted by ブクログ
今回の本は、レビュープラス様からの献本です。ありがとうございます。
世界をあっと言わせた出来事で、しかも腹が立つ出来事の1つにはいるのが今回の本に描かれているアメリカ政府やイギリス政府の盗聴問題、いやただののぞきではないかと思ってしまう。何しろ何の関係もない一般人のメール、通話、ソーシャルネットワーキングサイトを無断で訪問するのだから。
エドワード・スノーデンという人物像と公開に至るまでのイギリスのガーディアン紙の様子を知りたかったので今回の献本はありがたかったです。
「表現のすべてが記録される世界になど住みたくありません」と本人が述べているように、国家による干渉に対するアレルギー反応を持ち、職務に対して疑問を持ち、ついには暴露に打って出た。NSA(米国家安全保障局)から、トップシークレットのデータを持ち出して、香港でイギリスのガーディアン紙の記者たちに会って、公開する理由を話してデータを渡すなんて、よほどの覚悟がないとできないことだ。
それにガーディアン紙の記者たちには、どこかの国の記者クラブで馴れ合っているマスコミと違って骨があり、イギリス政府から圧力がかかっても記事を書いて発表した。スノーデンによると2001年の9・11事件以降、アメリカも政権とマスコミの多くが政府のやることに対して監視する機能を放棄して、非国民的な報道を控えるようになったとある。商売だから売り上げがないと生きていけないのは分かるが、ジャーナリストが政府という巨大な権力を持ち、ほったらかしにしていると好き放題振る舞う可能性のある機関に対して、批判精神を持たないのは困る。
それにしても海底地下ケーブルから情報をすくい取って情報を盗み読みしていたとは、天下の石川五右衛門やルパン3世でも思いつかない相当アバンギャルドな発想だ。
ロシアという自由とは無縁な独裁国家に逃げ込むとは皮肉な話だ。ロシアがこれからスノーデンをどのように扱うか注目したいところだ。
今日も、相変わらず情報をかすめ取って情報分析に励んでいるのかな。アメリカとイギリスのあの機関は。回心するとは到底思えない。キーワード検索で引っかかったもので興味深いタイトルや内容であればクリックして読むという作業をしていると思うが、調査するのもたいへんだろうなあと思う今日この頃だ。
アメリカの奥深い真実がわかる名
世界中の人に是非読んでほしい名著だ。これを読めば同盟国というアメリカという国がいかに危険で信用できない国であるかよく理解できるだろう
Posted by ブクログ
2013年6月。香港発の情報は世界を震撼させ、そして激怒
させた。アメリカ政府の情報収集活動に係わったエドワード・
スノーデンがアメリカ国家安全保障局(NSA)が行って
いる広範囲な個人情報収集の手口を暴露したからだ。
『暴露 スノーデンが私に託したファイル』(グレン・
グリーンウォルド 新潮社)は、スノーデンが入手した
NSAの極秘資料を公表する為に接触したジャーナリスト
による作品だったが、本書はグリーンウォルドが発表の
場としたイギリス紙「ガーディアン」に重きを置いて
書かれている。
なので、実際にスノーデンがどのような資料を持ち出したかに
ついては『暴露』の方が詳細な掲載をしているし、スノーデン
との邂逅までの緊迫感もある。こちらはアメリカよりもイギリス
や周辺国について、より詳しく綴っている。
そりゃね、ある程度のインターネットの監視はされているとは
思っていたよ。でもね、まさか現実に「ビッグ・ブラザー」が
いるとは思わなかった。あれはジョージ・オーウェルの小説の
なかだけのお話だと思っていたもの。
スノーデンが暴露したNSAの手口は勿論、衝撃的だったが、
本書で一番印象深かったのはイギリス当局による「ガーディアン」
への圧力である。
憲法で報道の自由が保障されているアメリカと違って、イギリス
では保障されないこと。もう目の敵ですよ、編集部は。新聞社の
コンピュータのハードディスクを破壊させるなんて暴挙、日本で
は考えられない。
あ…日本でも特定秘密保護法が施行されたんだっけ。現在の安倍
政権はメディアへの注文もうるさいっていうから、そのうち日本
にも「ビッグ・ブラザー」が生まれるのかしら。
『暴露』を先に読んでおくと本書の内容も分かり易いかもしれない。
スノーデンの生い立ちや、暴露に至った心境、アメリカ政府のや
同盟国なのに首相の携帯電話が盗聴されていたドイツの動きなど
にも注目。
スノーデンが乗っているかもしれないから…と、EU諸国がボリビア
大統領の乗った飛行機の上空通過を拒否って酷過ぎるだろう。結局は
スノーデンは搭乗しておらず、大統領を激怒させただけってさぁ。
まぬけか、CIA。
「NSAが収集していた大量のメタデータの分析によって、差し迫る
テロ攻撃を阻止できた事例を、政府は一つとして示していない」
アメリカ・連邦判事の言葉だ。そう、あらゆるデータを集めても
ボストンマラソンでのテロは阻止できなかったものな。ただ集め
ただけで、分析まで出来てないんでしょ。情報があまりにも多くて。
それにしてもスノーデンである。期限付きロシア亡命だったけど、
既に1年が経ったが未だにロシアにいるらしい。アメリカに帰れ
ないよな、収監されちゃうもの。2度と祖国には戻れないんだ
ろうか。
Posted by ブクログ
ちょっと知らない世界を覗いたようで、面白かったです。
アメリカってのは、よほど力が大きいのだろうなと、うっすらと感じさせられました。でもまだぼんやりと感じる程度です。
次は、「暴露」を読んでみたいなと思いました。
スノーデンという人は、相当強い正義感を持っているのでしょうか。それとも、米国政府に深い恨みを持っているのでしょうか。スノーデン個人に非常に興味を持ちました。
現在、ロシアに亡命しているというスノーデン。次に何か動きがあったときには、注目したいです。
経済的な側面で日米関係を見ることが多い私ですが、政治とその裏側の人間臭さにも、これからは目を向けてみたいです。そう認識させてもらえたという点が収穫でした。
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