文善やよひのレビュー一覧
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購入済み
美しい
表紙を見た瞬間買いました。細かな線まで繊細に描かれており美しい絵です! そして何より、白と黒の描写が良い!この話に出てくる『鴆』という存在が神秘的で、毒を摂取することで虹色の羽を持つという『美しいものには棘がある』を表していて素敵でした!ぜひ、読むべきです!
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Posted by ブクログ
▼あらすじ
この国には、鴆(ジェン)という鳥人がいる。
有毒の食物を好んで食べ、体内に溜め込んだ"毒"を"色"に変えると、鮮やかで美しい羽根をつくる。
毒の強さと虹色の羽根は鴆の誇りだった。
しかし、羽根色が悪く鴆として不完全なリウシンとジーイエは、どこへ行っても必要とされることはなかった。
不遇な鴆同士、固い絆があるふたりだったが、
ある日を境にリウシンの態度が一変して……!?
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ストーリーの完全度:非常に高い
トーン:せつない・シリアス(中)
エロ度:普通
萌え度:高い
総合評価:★5.0
前作「鴆 -ジェン-」の大大大ファンなので続編の -
「満月の王」が良い。
『満月の王』で単体で本があるようです。
『満月の王』もくじ
満月の王 前編
満月の王 後編
満月の王 〜因果〜
最後の手紙 (満月の王)
jetlagートラウマー
jetlagー衝撃ー
つまり、『満月の王』は、
1 満月の王
2 jetlag
の二本立て。
ただ、BookLiveで満月の王を読むには、
こちらの『極夜』で読む必要があるようです。
『極夜』もくじ
満月の王 前編
満月の王 後編
因果 (満月の王)
極夜の海 (満月の王)
最後の手紙 (満月の王)
夢の浮橋 (満月の王)
と、ジェンの番外編です。
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Posted by ブクログ
「鴆─ジェン─」のシリーズ新作。
前作から読んだ方が"鴆"の世界観がより理解できそうです。
毒を食べると羽根が極彩色になる鳥人間…という、奇想天外ながらも世にも美しく切ないファンタジーです。
今回は、毒を抜いた無毒の白い鴆×猛毒の黒い鴆という鴆同士の話でした。
幼い時からその鴆としては異端の存在であった二人は、いたわり合い強い絆を感じて生きてきたのだけれど、ある日を境にリウシンの態度が一転、冷たくされ外の世界に捨てられてしまうかわいそうなジーイエ。
…でも冷淡にみえるリウシンの本心、実はそうじゃないよね?ねっ?と思えるのが救いでした。
ここから、フェイ様とツァイホンのラ -
Posted by ブクログ
ネタバレ繊細でファンタジックな世界観に魅了されました。
表題作は読みたいのに入手困難だった「満月の王」に、描き下しと同人誌を追加した完全版で、読むことができて嬉しかったです。
"旅寓"のホテルマン天野×常世の王様ツクヨミ。
現世と異界を繋ぐ、不思議で切ない恋物語でした。
「鴆-ジェン-」を読んだ時にも思ったんだけど、ストーリーがものすごくツボをついてくるんですよね…
ミステリアスな設定とか、予期しない形での再会とか、気位が高い女王様のふと見せる弱さとか、悲しい過去とか…たまらないものがてんこ盛り。
ツクヨミさまを見た瞬間に天野がもしかしてと思い出す過去が切なくてうるっとしてしまい -
Posted by ブクログ
人外×軍人で憎しみからの純愛。中華ファンタジーな世界観と何よりイラストが綺麗で目でも楽しい作品でBL抜きにしてもすごくオススメしたい…!人外な鳥人間(?)鴆の描写がとても細かくてすごくカラーでみたかった!
兄の仇の鴆だからと最初は憎んでいたけど、ツアイホンを世話していく内に徐々に惹かれていくのが丁寧で良かった。ツアイホンも実は毒に侵されてしまっていた兄の事を思っての行動だったし、ラストもフェイと一緒にいるため辛いはずの毒抜きをして誇りであった羽根を捨てたのもすごく健気だったなぁと。ラストも恋人でもあり家族という感じで2人で寄り添って暮らしてるのが良いですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
この国には、鴆(ジェン)という鳥人がいる。
有毒の食物を好んで食べ、体内に溜め込んだ"毒"を"色"に変えると、鮮やかで美しい羽根をつくる。
毒の強さは鴆の誇りだった。
しかし、いつしか人々はその羽根の美しさに魅せられ、より美しい鴆を飼うことをステータスとするようになり……。
一番美しい鴆と名高いツァイホンと、かつてツァイホンの毒によって兄を殺されたフェイ将軍。
憎しみと愛が交わる人外BL――!
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初読みの作家さん。あちこちで絶賛されていたので気になり、元々人外好きなので買ってみたのですが、これが大当たりでした…!!
何でもっと早く -
Posted by ブクログ
初読み作家さん。繊細で緻密な絵柄がとても麗しいです。
ストーリーは元鴆飼いの無骨な将軍と猛毒を持つ鳥人との、中華ラブロマンファンタジーでした。
鴆の羽根が美麗で極彩色なのが容易く想像できる画力に魅せられました。
あと、ダチュラの花がすごくきれいに描かれていて、これにも感動。
舞台である中華風の背景、建物、武具などもしっかり描き込まれていて設定がわかりやすく、ファンタジーの世界観にすんなり入り込めたのもよかったです。
毒を持つ鳥人でしかも兄を殺した張本人と、フェンがどんなラブ展開になるのかと最初は当惑しましたが、意外にもいいラブストーリーでした。
そしてエロ的にはかなり萌えるものがありました!
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