野崎昭弘のレビュー一覧

  • 詭弁論理学 改版

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    ネタバレ

    評価
     人喰いワニのパラドックスや死刑囚のパラドックスなど,論理パズルの古典を題材に論理のあそびについて書かれた一冊。論理を知ることで強弁や詭弁に打ち勝つことを目的としている。
     細かい記述,小話の一つ一つは面白い。更に,強弁術や詭弁術の総括があって,一応,強弁や詭弁とは何か…という点と,強弁や詭弁に騙されないようにするには,どうすればよいか…という点が書かれている。しかし,それでも,強弁とは何か,詭弁とは何かが分かりにくい。強弁の一例,詭弁の一例が紹介されているに過ぎないように感じてしまう。
     論理パズルとしては,古典ばかり紹介されている。ほとんど聞いたことがあるパズルばかりだった。知らなか

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    2018年01月03日
  • 逆説論理学

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    『詭弁論理学』(中公新書)の続編です。

    さまざまなパラドクスを紹介し、最後はカントールの集合論からゲーデルの不完全性定理に至るまでの流れをかいつまんで解説しています。

    ゼノンのパラドクスについても考察がおこなわれています。哲学者の野矢茂樹もおおむね著者と同様の観点からこの問題について考察していたのを読んだことがありましたが、本書では言葉の問題と論理の問題の双方にわたって著者自身の考えが示されており、興味深く読みました。

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    2017年12月24日
  • 「P≠NP」問題 現代数学の超難問

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    筆者はあの「ゲーデル・エッシャー・バッハ」の訳者。アキレスと亀の会話などアクロバチックな訳はいまだに語り草でるが、もともとはこうした未解決の数学問題に取り組む人である。本書は啓蒙書として優れているがどこか特定の人を批判する意図が随所にみられて読んでいてちょっと不快にさせる。わかる人にはわかるので堂々と書いて構わないのに、と思う。でも、かねてからの疑問が一つ氷解したので+★。

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    2016年12月11日
  • 離散数学「数え上げ理論」 「おみやげの配り方」から「Nクイーン問題」まで

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    受験数学と高等数学のギャップを越えられず、大学での数学に挫折。
    仕事は企業の情報システム部で、IT系といっても数学なんてほぼいらない。
    しかしキャリアアップを考えるほど、あの時ちゃんとやっていたら…と後悔も多い。
    離散数学は、コンピュータの考え方のベースになっていて、
    しかも本書は、高校生でも分かる「順列・組み合わせ」からスタートしている。
    「数え上げ理論」というと難しそうだが、要は「順列・組み合わせ」を一歩進めて、
    いろいろな数え方について定式化して、一般的な原理を発見する試み。

    おみやげの配り方のような日常で起こるパターンの数を、最初は力技で数えさせ、
    その大変さを体験した後で、一つの公

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    2015年12月22日
  • 「P≠NP」問題 現代数学の超難問

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    いまいち理解ができませんでした。
    人にこういった内容ですよと説明できるくらいにはなりたいのですが・・・

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    2015年12月14日
  • 逆説論理学

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    矛盾、無限、パラドックスなどをキーに、論理学の普通だとちょっと気がつかないような話を突っ込む。
    面白くてなんども読み返しているが、読んでる途中でいつでもどうでも良くなってくるところはある。
    ただ、こういうことを考えて生活している人もいるんだというのが一番心に響くかも。

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    2015年09月27日
  • 逆説論理学

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    ネタバレ

    ミッション・スクールという言葉がいかに羨望、憧憬を感じさせてきたか。漱石「三四郎」の美禰子、藤村「桜の実の熟する時」の勝子、蘆花「黒い眼と茶色の目」の寿代、花袋「蒲団」の芳子、そして戦後では石坂洋次郎「若い人」の江波恵子などがその系譜になります。美禰子のモデルが後の平塚雷鳥で、実は禅宗に傾倒していったとのこと。キリスト教的な雰囲気を出すことによって田舎から出てきた明治期青年の「西洋」「リベラル・アーツ」に対する憧憬を象徴したということは納得がいきます。それは「蒲団」においてもそうだとのこと。しかし、明治中期の内村たちへのキリスト教への迫害がミッション・スクールにとっての逆境の時代でもあったとの

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    2013年08月21日
  • 数学で未来を予測する ギャンブルから経済まで

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    『201208 数学強化月間』

    統計学と経済のあたりが解りやすくてよかった。
    悪名高いブラック・ショールズ方程式がなぜ失敗したかよくわかった。

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    2012年08月27日
  • 意味がわかれば数学の風景が見えてくる [改訂合本]

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    共著のため記述に一貫性が無く、前段を前提にして知が積みあがり、展開する醍醐味を感じない。
    1テーマ2ページの制約のため、非常に乱暴にまとまっているテーマが多い。
    目指すところは面白いし、読み応えのあるページも多いのだが、全体に残念な仕上がり。

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    2012年07月07日
  • 意味がわかれば数学の風景が見えてくる [改訂合本]

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    確率・統計の用語の意味を思い出すために第四部だけをさっと読んだ.それだけでも200ページ近くあるが,1トピックス見開き2ページが守られていて,定義は数式を使ってきちんとするが,抽象的な議論をさけ例で説明という部分が多く,高校で一回勉強したことがあればそれほど時間をかけずに読める.最後にエクセルの簡単な使い方がついているのもよい.

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    2011年12月24日
  • 逆説論理学

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    調べもののついでに再読.最初に読んだのは多分高校生のときだから,とんでもなく昔である.この本を読んで大学では数理論理学を勉強しようかと思った記憶がある.今,読みかえしても,話題がうまく選ばれていて,十分楽しめる.

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    2011年06月06日