野崎昭弘のレビュー一覧

  • 詭弁論理学 改版

    Posted by ブクログ

    詭弁についての本かと思いきや後半はゴリゴリの論理パズルで、いい意味で裏切られた印象。
    著者もいうように、指南書として読むのではなく、学術的な観点からの詭弁を知るにはピッタリ。

    0
    2021年04月29日
  • 離散数学「数え上げ理論」 「おみやげの配り方」から「Nクイーン問題」まで

    Posted by ブクログ

    面白かった。場合の数、確率などについてしっかりと説明されている。
    その後の整数、のところもわかりやすく語られていた。
    知ってる知識と知らない知識が7:3くらいか。
    知らない知識のところはしっかり理解まで行ってないからまた読み直したい。

    0
    2018年12月19日
  • 不完全性定理 ──数学的体系のあゆみ

    Posted by ブクログ

    無矛盾とは、命題Mと、命題!M(!MはとMの逆命題)が同時に真とならないこと。完全とは、すべての命題が証明(正しいか否かは別として)できること。不完全性定理とは、「無矛盾な公理系は、不完全である」ということ。この定理は、理性の限界を示すような危険な事実である。私は大学で数学を専攻したので、当然この定理は知っていたが、この定理が発見された経緯等の歴史的事実は全く知らなかった。この本を読んで、発見経緯や、発見者であるゲーデルまでの数学者の系が分かりほんとに面白かった。ところで、この辺りの仕事ですばらしい貢献した数学者は、カントールと、ゲーデルであるといってよいと思うが、彼らは晩年精神を病んでしまっ

    0
    2018年10月23日
  • 詭弁論理学 改版

    Posted by ブクログ

    詭弁…人生において何回これを弄する人間に煮え湯を飲まされてきただろう。

    言い返すこと、論破することは解決にならない。

    詭弁を弄する人間とは、距離を取り、その人間性を観察することで、見えてくるものもあるはずです。

    そう思えるようになり始めた方に、とても面白い本に仕上がっています。

    0
    2018年10月12日
  • 離散数学「数え上げ理論」 「おみやげの配り方」から「Nクイーン問題」まで

    Posted by ブクログ

    競技プログラミングをやるうえで離散数学の基礎的な知識が欲しくて読みました。あまりその文脈でおすすめしされているのを見たことはなかったですが、高校数学くらいの基礎知識でわかるように書かれており、内容的にも競技プログラミングっぽいテーマが多いので個人的にはとても良かったです。

    0
    2018年09月30日
  • 詭弁論理学 改版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昔の本ですが、学問としては楽しく読めます。
    40人の従者の問題は、理屈では正しいとわかるけど、では実際にそうできるかというと絶対無理ですね。

    0
    2018年07月11日
  • はじまりの数学

    Posted by ブクログ

    数学はなぜ必要なのか? 何に役立つのか?
    現代社会のあらゆる局面の根本には数学がある。何よりも「考える力」を身につけるために必要なのだ、と説く。
    まったくその通りなのだが、古代バビロニア、ギリシアの論理展開にもついていけず、考え抜く粘り強さもない。
    今の社会は反射的な対応を求める場面が多い。数学的教養がなければ、どんどん愚民に堕していくばかりか。

    0
    2018年01月07日
  • 詭弁論理学 改版

    Posted by ブクログ

    論理学を一から勉強したくなった。
    パズルを解いていくようで、ゆっくりゆっくり読まないと理解できない。熟読必須の一冊です。

    #読書 #読書記録 #読書倶楽部
    #詭弁論理学
    #野崎昭弘
    #2017年41冊目
    #中公新書

    0
    2017年10月12日
  • 詭弁論理学 改版

    Posted by ブクログ

    世に蔓延る強弁や詭弁に惑わされないための論理学。
    といっても、論理クイズなどが用いながらの軽妙な語り口なので、全く堅苦くなく、気軽に読める。

    0
    2017年06月04日
  • 離散数学「数え上げ理論」 「おみやげの配り方」から「Nクイーン問題」まで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おみやげを配る配り方は何通りあるか。という具体的な例からはじめて,群論を使った解の分類という抽象的な話まで。

    問題を解く際の解説が非常に説明的。大抵,数学の問題を取り扱う本を読む場合,自分で問題を考えつつ読まなければ著者に置いてけぼりにされてしまうことが多いが,本書では思考過程そのものを詳しく解説してくれているので基本的に置いてけぼりにされてしまうことはないと思う。

    読んでいて,なるほど,そう考えるのかというaha体験を何回も味わえて非常に面白かった。特に漸化式の威力。

    分割数,フィボナッチ数,カタラン数などの数の概念を具体的な問題を抽象化したものとして理解することができた。分割数とカタ

    0
    2015年12月05日
  • 意味がわかれば数学の風景が見えてくる [改訂合本]

    Posted by ブクログ

    数学のあれこれが、わかりやすくまとめてある本。
    見開き2ページで一つのテーマなので、短くて読みやすかったです。
    数学は苦手でしたが、わかりやすく理解することができました。
    今まで、とりあえず教科書の内容や公式を覚えて試験を乗り越えるような感じで、深く意味について考えたことがなかったので、新鮮でした。このような日常の例を上げた授業を受けてみたかったなぁと思いました。

    0
    2015年03月19日
  • はじまりの数学

    Posted by ブクログ

    数学の歴史が紹介される前半の章は読み物としてへぇーって思えた。後半の具体的な問題は数学大苦手の俺には頭いたーくなる話。だったけど、何回か読み直して何とか理解できたって思ったら気持ちいい。ケーキの切り分け問題は最後までわかんなったからいつか再チャレンジしたい。大人の数学はゆっくりじっくり考えて、出来なくてもできるまで頑張ってもいいんだってこの本は言ってる気がするし。

    0
    2012年12月03日
  • 意味がわかれば数学の風景が見えてくる [改訂合本]

    Posted by ブクログ

    大学くらいまでの数学をわかりやすく解説した本。特に、定理や公式の意味を一つの項目につき見開き2ページで説明してあり、どこから読んでも面白い。750ページもあり分厚いが、全部読まなくてもいいのでお勧めです。
    中学生でも簡単なところから読めると思うのだが、なにぶんにもこの厚さで腰が引けてしまうらしい。もし中学生が手に取ったら、数学好きになるだろうと思うのだが・・・。高校生でも、大学生でも、大人でも楽しめると思います。

    0
    2012年06月24日
  • 意味がわかれば数学の風景が見えてくる [改訂合本]

    Posted by ブクログ

    数教協による数学の本質、意味を伝える本。読み物としても面白いし、数学教育のヒントがいっぱいつまっている。

    0
    2012年06月07日
  • 意味がわかれば数学の風景が見えてくる [改訂合本]

    Posted by ブクログ

    例示が面白い(わかりやすいというわけではない)。もう一度読む数研の高校数学シリーズとあわせて読むと、バランスがいいかも。

    0
    2011年12月06日
  • 不完全性定理 ──数学的体系のあゆみ

    Posted by ブクログ

    数学の形式化がどのように行われてきたか、ギリシャ時代から近代までの歴史を振り返り、最後に不完全性定理の意味と意義を説明している。直観主義(無限を扱う場合は排中律を認めない、という立場)をめぐるクロネッカー、ブローエルとヒルベルトの論争は、人間味に溢れていて面白い。数学の形式化の歴史は、数学から「意味」を極限まで取り除いていく歴史に他ならないのだが、ほとんどの数学者は「意味」や「直観」に基づいて仕事をしている、という事実も興味深い。

    私は、昔から数学的対象から「意味」や「直観」を意識的に排除しようとしてきたし、公理から機械的(演繹的)に理解するように努めてきたので、今さら「実際はそんなことしな

    0
    2011年05月29日
  • 逆説論理学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]


    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2011年04月03日
  • 離散数学「数え上げ理論」 「おみやげの配り方」から「Nクイーン問題」まで

    Posted by ブクログ

    冒頭にたくさん問題が与えられる。いくつかは高校数学で習うような順列や組合せで解けるが、そうでないちょっと難しい問題も有る。順に解き方を解説していくことで「数え上げ理論」というのを理解させる。カタラン数までで第1部。第2部はもう少し数学的になって包除定理、差分方程式、母関数を使うとラクに解ける例題が示される。面白く読めたが、やはり高校生向けだった。

    0
    2009年10月07日
  • 逆説論理学

    Posted by ブクログ

    1. 速断と先入観
    2. 自然世界の逆説
    3. 数の世界の逆説
    4. 無限についての逆説
    5. 言葉の世界の逆説
    6. 逆説論理学

    の6章からなる、『詭弁論理学』の続編。
    こちらの方は数学であるから、前作のようにすらすら読むわけにはいかない。

     タイトルや目次を見ればわかるとおり、矛盾やら逆説にフォーカスしたもの。
    ゼノンのパラドックスや論理が破綻した文章(ex.あらゆる法則には例外がある。)のように、常識から考えると間違っていそうだけど別に間違っていなくもないと思えるものや、ん?と思わせるものはたくさんある。

    世の中一概に真か偽かを定められるものばかりではない、そん

    0
    2009年10月07日
  • 詭弁論理学 改版

    Posted by ブクログ

    書店で押されており古本屋で購入す。初版はだいぶ前の本だが内容自体は古びていない。一見正しそうだけど…という屁理屈。例えによく出てくる寅さんだけど本書を読むと口八丁の仕事を生業としてあるだけあると妙な感心をしてしまった。

    0
    2025年09月20日