山本真司のレビュー一覧
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マネージャーのあり方を説いた書籍。
一言でいえば、「ブレイン・ジャック」と「ベン図法」。異質との出会い。
一人で何でもするのではなく、部下の思考回路に溶け込むと同時に、自分の領域に取り込む。
頭のジャック。同時に、誰からも勉強できることを認識できる仕組みである。
後は、参考になった言葉
○プライドだけが高いだけの特定分野の専門バカで、便利扱いされるだけの人になってしまったことに気付く。(P187)
○「部下の自分史」語らせ作戦(P222)
○「永続的自己成長」
まずは、「行動あるのみ!」。「いま、何を勉強しているか?」「この一年で何を学んだか?」を反芻してほしい。忙しいからという言いわけ -
Posted by ブクログ
大手電機メーカーに勤める朝倉と、その同期で現在コンサルタントの岩下、阿部の
3人の物語形式で進められていく。
以下本文より。
「三悪追放」として「新聞」「雑誌」「経営本」から離れる。
「新聞」は事実のみを抽出する。意見は有害。
「雑誌」はデータだけを眺める。コメントは批判的に読む。
「経営本」は自分なりの考えが出来上がった後に、比較対象として他の意見を見る。
自分で考える(イメージ生成)ための材料として、異分野を知る
科学的合理主義アプローチ
真理の存在:物質世界では客観的に観察、証明可能な真理が必ず存在する
還元論:物質は要素に分解可能
因果律:各々の要素には因果関係を導き出せる
上 -
Posted by ブクログ
著者のノウハウが披露されていますが、それよりも著者の今までのマネジメントの苦労談がかなり面白かったです。
自分よがりの著者が組織マネジメントの重要性に気づいて、その後は起業など躍進していくという実体験書です。
躍進のキーワードとして”システム思考”を思い浮かべました。
全体俯瞰で、仮説思考による結論推論の前提をおいて、壁を塗るように全体を徐々に仕上げるイメージで、、、、、
今の時代は、思考のすり合わせ(インテグラル)なのね!
あと共感した部分が、「特定分野高プライドリスク」 という言葉です。
ある特定分野に猛烈な強みを持っている人は、全人的に成長しにくい。
以下の要因のため。
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Posted by ブクログ
45になって仕事に危機感を覚えた元エリートを題材にしたビジネス講義本。
MBAは単なる変身願望だけではだめ。
思考法、分析手法、コミュニケーション技術、時間管理法、人間関係構築術がビジネス戦略である。
戦略とは有限資源の最適配分。なにをやるかは簡単に決まるが、やらないことを決めるののは難しい。なにを捨てるか戦略。
常識となるスタンダードを学ぶのは初等教育レベル。相手を出し抜かなければいけない競争社会では、標準発想で、同じ結論に付加価値はない。どうしたら、世間と違う発想、進め方ができるかを学ぶ必要がある。
求められているのは、特定の技術でも肩書きでもなく、自分の考えをもち、実践して実績 -
Posted by ブクログ
間もなく35歳ということで、
仕事スタイルが自分にとってもフィットする
著者の本を手に取りました。
「危険なミドル・クライシス」…
30代から40代前半の中堅は、数の少ない若年層にも
頼れず、数の多い上の世代に押しつぶされそうになっている。
という書き出しにもある通り、本当にうまく仕事をしないと
生産性を高めることはできない!
時代の到来だと自分自身も感じています。
「自動的に仕事が回る」仕組みを作れ!が
本書のメインテーマですが、それを実現するために
例えば「初速」、「仮説思考」の大切さ、
ベン図法による「共通領域探し」、「偽装まとめ屋成り切り」など。
知っているようで知らない。
分