あらすじ
「自分だけ頑張っても駄目だった!」――20年以上の経営戦略コンサルティング経験を持つ著者が、苦闘の末に体得した、頑張り過ぎなくても「自動的に仕事が回る」手法を伝授!著者は、現在の「中堅層は、危機的状況にある」と指摘しています。なぜなら、企業で働く中堅層は、数の多い上の世代に押しつぶされそうになりながら、少ない部下で、より大きな成果を上げることを求められているからです。しかし、実際は、「部下がやる気を出さない」「上司と部下との板挟みになる」「最後は自分で仕事を引き受けてしまう」というのが現実です。そうした状況を経験した著者が、結果を出し、自分も部下も共に成長するための「仕事の進め方」「部下との接し方」「時間管理術」など40個の「仕組み」を紹介。本書は、35歳近辺のマネージャーだけではなく、営業、企画、管理部門など、他者を相手に仕事をする全てのビジネスパーソンに役立つ内容となっています。
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Posted by ブクログ
管理職じゃない自分が読んでもおもしろかった。
管理職が読んだ方がいいのはもちろん、管理職じゃない人は自分の管理職はどうなのかという視点で見ることができるようになるので読んだ方がいいと思う。
とはいえ、この手の本は必ず行動に移さないと意味がないので、1つでも2つでも日常に落とし込む。
Posted by ブクログ
自分がしたいことの実現にしか目がいっていないし、部下に検討の余裕も与えられていないし、何よりもイヤだと感じた方と同じやり方を部下にしていることに気がつき、自己嫌悪に陥った。
「俺は みなの仕事の楽しみを奪ってる。。。」
ショックだった。でもどうすれば良いかわからない。。。 そんな時に手にした本。
目からウロコだった。よくX理論、Y理論などと呼ばれるが、この本の内容は理屈を凌駕している。論理思考の傾倒についてなど、いろいろ気づきをもらった。
同僚から部下の育成や動機づけで、何度か相談を受けたことがあるが、むしろ 私自身がどうにかしたいと感じていた。
参考にし、実行したい。
後日談:早速、事前に仮説検証し、半分とぼけ、ブレインジャックで意見交換、最終は統合し、部下にボールを完全ではないが預けることもできた。一番の収穫は、ブレインジャックにより、個人が検討する以上のアイデアが生まれたことだ。よかった。
Posted by ブクログ
著者の振り返るだけでも気分が悪くなるような、最凶マネージャーと言われた過去の失態を振り返り、それを克服した様が具体的に描かれており、非常に参考になった。うまく行っている事例からは学び取れない、こういう本こそが勉強になる。自分自身が特別な才能が無いという評価のもと、うまくチームが回り始める仕組みづくりについて描かている。人事評価についても書かれており、自分が部下を持って組織を運営しなくてはならなくなった時に再読必須の一冊である。
Posted by ブクログ
まさに今の職級から上に行くために必要な本。
「脱・頑張り」とは、自分が楽になるということではなく、
いかに組織・チームとして成長していくかということ。
しかもこの本は、それを仕組みとして実現するための指南書。
Posted by ブクログ
これだけ成功しておられる方が、これだけ自分が失敗してきたことを赤裸々に記述し、しかもその克服方法を読者の目の高さにあわせて指南する本は、初めてではないかと 思います。
著者の山本真司さん自身が、大変な苦労の末に生み出したオリジナルの仕事術が、 なぜそうやったのか、なぜそういう手法に収れんしていったのかという理由とともに 詳細に描かれています。
私自身は、仕事においてもスポーツにおいても趣味や遊びにおいても、理論と実践の 両方を突き詰めることが非常に大切であるという考えを持っています。
しかし、とりわけマネジメントに関してこれまでに示されてきている理論はしっくりこないものが多く、実践に向けた具体策に至っては精神論が多くを占めると捉えています。
すなわち、マネジメントにおいては何が理論で何が実践なのか、参考にできる情報が少なく、結果日々試行錯誤しながら必死にもがいているという状況です。
この本は、そこに一つの「型」=実践的な行動指針を示した上で、その背景となる理論を示してくれるものだと感じました。
この本から私が読み取ったことは、マネージャーこそ、究極の自己鍛錬が必要であるということです。
そしてマネージャーは“何歳であっても、現時点で自分はだめなやつだと思っていても、生まれつき頭が悪くても、努力すれば克服できる。一生成長できる。そのチャンスを皆持っている。いまから始めよう。具体的に手を打っていこう”という前向きな意識・姿勢を持ち続けることが非常に大切であるということです。
これまでの山本真司さんの著者である「30歳からの成長戦略」「40歳からの仕事術」 「20代仕事筋の鍛え方」が個人のスキルアップを指南するものであったのに対し、この本はチームでの仕事術を指南するものです。
年齢にかかわらず、マネジメントに関わっている全てのビジネスマンに、是非ともお薦めしたい本です。
Posted by ブクログ
悩んでいたマネジメントの参考になる本です。
かなり具体的に痛いところに手が届く内容なので、重宝してます。特に参考になるのが、いかに部下にオーナーシップを持ってもらうか、というところです。部下とうまく考えを合わせていくのがポイントとのことでした。
Posted by ブクログ
少人数の中でマネージメントに悩みこちらを。チームで動くことは少ないのでどこまで実践できるか不安もあるが参考になった。ここまで部下に配慮し考え抜き行動に移すのはすごい。なんでこちらがここまで気を遣わないといけないの、、とも思っていた時期もあり、マネージャーはやはりこのまでしないと部下は育たずついてこないのかとゾッとしつつ、行動するしかない。著者の経験談はまさしく自分も心当たりがあり、読んでて辛かった。
マインドよりまずは行動。に励まされる。
Posted by ブクログ
仕組みを作るための思考術、習慣術、仕組みを作るための人の動かし方、伝え方、マインドを生み出す行動原則について、それぞれ筆者の経験を基に具体事例が分かりやすく整理されている。30代後半から40代のマネージャー職についている方であれば読んでみる価値はあるかと思う。
Posted by ブクログ
マネージャーのあり方を説いた書籍。
一言でいえば、「ブレイン・ジャック」と「ベン図法」。異質との出会い。
一人で何でもするのではなく、部下の思考回路に溶け込むと同時に、自分の領域に取り込む。
頭のジャック。同時に、誰からも勉強できることを認識できる仕組みである。
後は、参考になった言葉
○プライドだけが高いだけの特定分野の専門バカで、便利扱いされるだけの人になってしまったことに気付く。(P187)
○「部下の自分史」語らせ作戦(P222)
○「永続的自己成長」
まずは、「行動あるのみ!」。「いま、何を勉強しているか?」「この一年で何を学んだか?」を反芻してほしい。忙しいからという言いわけは聞きたくない。忙しい→時間がない→勉強できない→自分が成長しない→そんな自分を部下が尊敬してくれない→部下を120%活用するようなマネージャーになれない、そして、さらに忙しくなる。悪循環!(P243)
○本を1分でもいいから読み、勉強するという行動を初めてほしい。(P243)
○毎日、笑顔で部下に接する。行動。それが、マインドを変える。
Posted by ブクログ
著者の経験に基づく仕事術が生々しく体験を交えて書かれている。記憶に残ったキーワード・仮説思考・仕事は初速できまる・始めは一兵卒の如く・仕事のオーナーシップ移管・島田タイム(毎週半日、全体を考える時間にあてる)
Posted by ブクログ
著者のノウハウが披露されていますが、それよりも著者の今までのマネジメントの苦労談がかなり面白かったです。
自分よがりの著者が組織マネジメントの重要性に気づいて、その後は起業など躍進していくという実体験書です。
躍進のキーワードとして”システム思考”を思い浮かべました。
全体俯瞰で、仮説思考による結論推論の前提をおいて、壁を塗るように全体を徐々に仕上げるイメージで、、、、、
今の時代は、思考のすり合わせ(インテグラル)なのね!
あと共感した部分が、「特定分野高プライドリスク」 という言葉です。
ある特定分野に猛烈な強みを持っている人は、全人的に成長しにくい。
以下の要因のため。
?楽するリスク
・強みになればなるほど、経験例から先が予測できてしまうので、ラクになってくる
・上司や仲間も、その仕事しか与えなくなる → 便利屋になっちゃう
?プライドが邪魔になる
・強みがある故に、自分自身で新たな事へのチャレンジへの障壁となる
まさに「イノベーションのジレンマ」のビジネスパーソン バージョンですね。
Posted by ブクログ
どう仕組みを作っていくか?
→いまここにある情報だけを頼りに、とりあえず現段階でのベストの答えを考えるというとにかくまずは仮説思考
マネージャーにとっての仮説思考は、短時間で的確な情報源に到達できるかが結果を左右することになる
部下にどうしてそういう結論を導いたのかという過程を尋ねる
行動しか部下のマインドを変えない
Posted by ブクログ
間もなく35歳ということで、
仕事スタイルが自分にとってもフィットする
著者の本を手に取りました。
「危険なミドル・クライシス」…
30代から40代前半の中堅は、数の少ない若年層にも
頼れず、数の多い上の世代に押しつぶされそうになっている。
という書き出しにもある通り、本当にうまく仕事をしないと
生産性を高めることはできない!
時代の到来だと自分自身も感じています。
「自動的に仕事が回る」仕組みを作れ!が
本書のメインテーマですが、それを実現するために
例えば「初速」、「仮説思考」の大切さ、
ベン図法による「共通領域探し」、「偽装まとめ屋成り切り」など。
知っているようで知らない。
分からないようで分かるアドバイスがいっぱいです。
読んで損はないと思います。是非。
第1章 35歳に近付くと、「自分が頑張る」だけでは回らなくなる
第2章 「自動的に仕事が回る」仕組みを作れ!
第3章 仕組みを作るための10の「思考術」「習慣術」
第4章 仕組みを作るための「人の動かし方」「伝え方」19の部品
第5章 仕組みを作り、動かす「マインド」を生み出す11の行動原則
Posted by ブクログ
人を引っ張る立場にあるときは皆の前では無理にでも明るくする。
そうしていると自然に本当に楽しく前向きになる。
「行動しか、マインドを変えない」が一番の印象に残った言葉。
職場の仲間・部下と付き合うためのヒントになる一冊。
Posted by ブクログ
プレーヤーからマネジャーへどうやって成長するのかが
作者の経験をもとに具体的に説明されている。
この本に出会うまでは、チームメンバーのやり方一つ一つに
口出し、手出ししたくてストレスがたまってしょうがなかった。
しかし本に書いてあるメンバーに考えさせるコツを実践してみて、
よいサイクルが生まれるのを実感でき、一皮むけることができた。
Posted by ブクログ
「仕組み」仕事術、40個の部品を紹介。
マネジメントとして参考になるノウハウを公開。
部品12「ER」
24時間営業のトラブルシューター
①部下がかけこんできたときに、絶対に叱責しないこと
②トラブル処理に全力を集中すること
③原因究明は、トラブル処理に関係が薄い時には後回しにすること」
・病院のERのような存在
①どんなにその人の怪我が、その人のばかな行動を原因にしていてもそのことを追及したりしない
②眼前の救命活動に集中する
③救命に直接関係のない原因究明はやらない
④生命を助けることに全力を集中する
自分がマネジメントの立場になったら、もう一度再読したい本。
Posted by ブクログ
都市銀行からコンサルティングファームに転職するという当時としては珍しい経歴の人。だいぶ謙遜して書いていると思うが、まぁおそらく人の男倍もの仕事量をこなしてきたからこそこういうことを言えるんだろう。そもそも量をこなせないとコンサル会社はやっていけないはずだからねぇ。
ということで純粋に真似しようとすると難しいというか具体的にはなりにくい内容。参考になるポイントを真似て取り入れて自分のスタイルにしていくことが結果的に著者が言っている仕組みづくりにつながるでしょう。
Posted by ブクログ
もうビジネス書はほとんど読まなくなったけど、著者にシンパシーを感じる場合は手に取ることがある。この人も、30代半ばまでは劣等感とコンプレックスだけでがむしゃらに仕事をしていたらしい。ビジネス書は、何が書いてあるかはどうでもよくて、色々なサラリーマンの生き様(できるだけ脚色していないもの)に触れられることが一番重要だと、最近は思っている。仕事をしたことがない学者や自称コンサルタントのビジネス書は、論理的にいくら正しいことが書いてあっても、頭に入って来ないし、役には立たない。ビジネス書を1000冊以上読んできた実感として、強くそう思う。
Posted by ブクログ
筆者が試行錯誤してたどり着いた境地や編み出したテクニックを惜しげなく披露している点に好感が持てた。
万人に参考になる内容かは疑問だが、今後の自分の引き出しを増やすために一部、参考にしたいと思う。
Posted by ブクログ
管理職の方向けのマネジメントに関する本です。
著者が実際に試行錯誤したマネジメント方法が、失敗談や成功談を交えながら書かれています。
この本で一番言いたいことは、最初に仮説思考を徹底的に考え、その仮説の答えを見つけたら、部下には言わずに、その答えを部下が見つけられるように、仕向けていってあげることです。管理者がすべてやってしまっては、部下のモチベーションが上がりません。過程の段階から部下が積極的に行動することで、望む結果が実現します。
若干文章的に読みづらい部分もありましたが、確かにこの方法でやってみると、マネジメントはうまくいくような気がします。そのためにも、最初の仮説を作り上げる時に必要な行動は、とても大変だと思います。その最初の苦しみさえクリアーすれば、その後はその仮説に従って行動するのみです。
マネジメントでお悩みの方は、一度読んでみるといいかもしれません。
Posted by ブクログ
マネジメントの実践編といった本。
ところどころ参考になるところもあるが、ワークスタイルや職種の違いからか、
全体的には正直あまり自分にはしっくりこなかった印象。
チームマネジメントに悩んでいる人にはヒントを与えてくれる本だと思います。
Posted by ブクログ
タイトルから想像して「緩やかに仕事をしよう」という内容と思ったら、周りの人や部下をうまく使って仕事をして自分の負荷を下げよう、という内容だった。要するに「仕組み」づくりであり、ビジネスオーナーとなって自分が動かなくても回る仕組みを作り出せという金持ち父さん的考え方にも近い。それをサラリーマンの仕組みの中で実践していくノウハウとしては参考になるところもあるだろう。
現代的なガンバリズムの脱却とは異なるが、この本にある内容もすぐに実践てきる現実的な内容であるかもしれない。タイトルは「人心掌握活用術」の方がしっくりする。
Posted by ブクログ
著者の主業務である、経営コンサルティングの場面をイメージしすぎているきらいはあるが、マネジメントを極力仕組み化しようとする試みには賛同したい。
「結局人間力だよね」みたいのは、正直私の性に合わないと思う(笑)
あと、プレイヤーとして、相当能力がある、マネージャーをイメージしてそうなところもちょっと気になるところ。
<メモ>
③最初は、自分で仮設をたてる
【3】部下と並走しながら、、仕事を仕上げていく
⑦バッタ型から芋虫・ムカデ型時間術
高密度・高頻度、30分で
⑧壁塗りの原則
早く全体を
⑨「島田タイム」のススメ
週に1回は、全体を考える時間を持つ
他
・(無理にでも)明るく行動。ネアカ
・しかるは、密室
・まっすぐ走る。部下は全部みている