石山恒貴のレビュー一覧
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日本社会全体の少子高齢化が進む中、企業に対していわゆる「定年」を延長することが求められ、65歳までの雇用確保義務が課されるようになっている。
これを終身雇用・年功賃金という従来からの雇用慣行と整合させるために、多くの企業において役職定年・定年再雇用といった制度が採り入れられている。
これらの制度は企業の立場からは「福祉的雇用」として捉えられ、役職定年者・定年再雇用者は賃金が下げられ、技能継承のみやればよいとの低い期待が与えられることでモチベーションが低下していくケースもままある。
一方で、役職定年者・定年再雇用者の幸福感・仕事への熱意は全体として低くないという調査結果が出ている。様々な喪失や -
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前半はエンゲストローム、ヴィゴツキーといった学習理論から越境学習の系譜を紐解き、後半に向かうにつれ、越境学習がもたらす個人的体験と組織との関わりが事例を交えて紹介される。人事や働く人の現場をよくわかる人が書いたかなり入門的ではあるが網羅的で実践的にまとめられた良書だった。
後半で特にページが割かれていた越境学習者のカスタマージャーニー的なプロセスの記述は興味深く、自らの社会人大学院通じた越境学習体験と深く重なり納得感があった。確かに私も二度死んだ。ただただ分かりやすい。概念浸透の段階で、難解な学習理論の書籍が多い中で、この分かりやすさは社会の宝だ。
これから制度の導入もそうだが越境学習者へ -
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日本の労働人口の中に、
40代50代の占める割合が大きくなっています。
そんな中、40~50代のうちに、
よく考えてキャリアを積み上げておかないと
それ以降の人生に大きく影響します。
本日ご紹介する本は、
会社人生の中でシニア世代へ向かう人たちの
キャリアや働き方を紹介した1冊。
ポイントは
「自走」
かつては、会社がベルトコンベアのように我々を「動かして」くれました。
しかし、それは働く人から「見通しを持つ力」や「自分で走る力」を奪います。
その結果、このままではいけないとわかっていても、
目の前の仕事だけで毎日が過ぎていくようになります。
これからは、ベ -
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最初は「えっ、そもそも社員の研修を職場で負担してるなんて大企業向けでは」とか、「転職未経験者でもない限りは、ジョブの棚卸するのでは」や、「この本はバブル以前の豊かな時代に大企業に勤め、その後を憂いている選ばれしもののための本ではないか(自分向けじゃない)」と思っていたのだが、読み進めるとこれがどっこい、どんな人でも、いつかぶつかる「働き方を変えること」「生き方を変えること」について書かれている。だれでも過去の成功体験だけでは生きていけない、社会も自分も変わっている。
つまり、今はダメだとしても、いつでも働き方や生き方は変えられるという本だった。20代はまだぴんと来ないかもしれないが、30歳 -
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日本的な雇用の仕組み(総合職、正社員、家父長制的な考え)を合わせて「三位一体の地位規範」と呼び、その仕組みが現代では通用しなくなっていること、人口ボーナス期からオーナス期へ以降して久しいことなど、社会変化に対して日本の多くの企業文化が変わっていないことを指摘し、どういう制度が良いのかという提言をしている。
しかしタイトルの内容に触れてくるのほようやく最終章になってからで、そこまでは「三位一体の~」がとうに制度疲労を起こしていることが列挙される。そんな本書を単純にまとめるなら、高度成長期は上手く機能していた「会社に人生を捧げる夫と主婦が主体の社会モデル」の枠組みから脱して多様な働き方を認めるこ