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Posted by ブクログ
日本型雇用が生み出す40代以降のキャリアの停滞感について、大規模なリサーチによる客観的データ分析の結果を踏まえた説明には納得感があり、今後のキャリアへの備えに有用な示唆を与えてくれた。働く大人の学びとしての越境的学習の重要性を改めて感じた。ディビッド・コルブの経験学習モデルと、本書のPEDALというフレームワークの関係付けも秀逸。ポストオフ、定年退職といった多くの日本人が経験する会社人生の節目への備えとしてミドル世代に多くの示唆を与えてくれる良書だと思った。
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役員にならない限りは、そして同族企業やよほどの中小企業でもない限り必ず訪れる、後輩が上司になる瞬間について、どうあるべきかを覚悟するための本であると思う。
とはいえ本人というよりも、年上部下を持つことになった人が読むと役立つであろう。
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何度も転職し、もがいて寿命を削っている自分を戒めるというか、客観的に見つめる為に読んだ本。いわゆるミドルシニアであり、確かに何かと自走力は下がって来たように思う。さて、生きていけるかなぁ。
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40代、50代の多くのビジネスパーソンに訪れる役職定年や、年下の部下の配下になる経験。皆そこで、ショックを受けてしまうが、どうしたら前向きな思考になれるのか、そして充実した会社人生を全うできるのか。さまざまなアンケート調査をもとに、処方箋を提示する。驚くような提案はないが、充分説得力がある。数年前、「定年後」という新書がベストセラーになった。その書名にならえば、「役職定年後」というタイトルがふさわしい。
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ミドルシニアが直面するキャリアの停滞感の原因と、その解決策について、膨大なデータ解析結果から示唆する一冊。客観的なデータに基づく主張は一貫しており、説得力がある。日本型雇用の終焉、と言われて久しいが変化はゆっくりと着実に進んでいるのが現実。自分だけは大丈夫、というバイアスを捨て、来るべき時に向け準備を重ねることが重要だと理解した。
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出世で詰まる四十代、役職あってもポストオフ。こういう想定をあらかじめ現実的に持っておくのに、まず読んでおくと良さそうな本。
ただ、ミドルシニアの停滞に悩むような方はそもそもこんな本を手に取るのか疑わしい。
内容はいいのだが。多分届かないけど、届くべき人に届きますように。
Posted by ブクログ
日本の労働人口の中に、
40代50代の占める割合が大きくなっています。
そんな中、40~50代のうちに、
よく考えてキャリアを積み上げておかないと
それ以降の人生に大きく影響します。
本日ご紹介する本は、
会社人生の中でシニア世代へ向かう人たちの
キャリアや働き方を紹介した1冊。
ポイントは
「自走」
かつては、会社がベルトコンベアのように我々を「動かして」くれました。
しかし、それは働く人から「見通しを持つ力」や「自分で走る力」を奪います。
その結果、このままではいけないとわかっていても、
目の前の仕事だけで毎日が過ぎていくようになります。
これからは、ベルトコンベアに運ばれるだけでなく、
自分の足で動くこと、つまり「自走力」を高めることが重要です。
「まずやってみる」
まず、自分で決めてやってみること。
しかし、組織に慣れ親しみ、効率的に仕事を回せるようになると、
「回せる仕事」以外は腰が重くなります。
その結果、新たな学びの機会は失われます。
①変化を作り出そうとする
②自分で目標を設定していく
③フィードバックを要求する
まずやってみるには、この3つが重要です。
「仕事意識」
「自走力」を高めるには、言われた仕事を何も考えずこなすのではなく、
仕事の意味を考えることが重要。
①社会に対する意味
②組織に対する意味
③自分に対する意味
社会の考えと、自分の考えのズレを少しでも埋めることを考える。
意味を見出すには、目の前の事象の外にでることが必要。
自分が社長だったら、いまの自分の仕事をどうとらえるだろう?
自分の仕事は、同僚にとってどんな意味があるだろう?
シニア期の「上昇気流」が吹き始めるときまでに、
どれだけペダルをこぐ力をつけておけるか?
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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自分から情報を取りにいかなくなっているせいで、動けなくなってしまっている
自ら小さな変化を積み重ねていくことで、徐々に大きな裁量を得ていく
意味を探るときに、「お金」と答える人は、かなり手前で思考停止している
社内にある資産と、「問題」とをつなげる役割を果たせたら、そこにネットワークが生まれる
「相談される人」になるための一番の秘訣は「相談する人」になること
「人に意見を求めること」ほど「コスパの高い行為」はない
経験を次の仕事に役立つような形に落とし込めているか
後悔をしないためには、越境的学習を中心とした学びが欠かせない
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◆目次◆
PROLOGUE 「でも…私の会社人生、これでいいのだろうか?」
CHAPTER 0 ミドル・シニアの憂鬱
CHAPTER 1 まずやってみる [Proactive]
CHAPTER 2 仕事を意味づける [Explore]
CHAPTER 3 年下とうまくやる [Diversity]
CHAPTER 4 居場所をつくる [Associate]
CHAPTER 5 学びを活かす [Learn]
CHAPTER 6 「リアル」を見通す [RCP]
EPILOGUE 「会社人生、これでよかった」と言えるために
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Posted by ブクログ
最初は「えっ、そもそも社員の研修を職場で負担してるなんて大企業向けでは」とか、「転職未経験者でもない限りは、ジョブの棚卸するのでは」や、「この本はバブル以前の豊かな時代に大企業に勤め、その後を憂いている選ばれしもののための本ではないか(自分向けじゃない)」と思っていたのだが、読み進めるとこれがどっこい、どんな人でも、いつかぶつかる「働き方を変えること」「生き方を変えること」について書かれている。だれでも過去の成功体験だけでは生きていけない、社会も自分も変わっている。
つまり、今はダメだとしても、いつでも働き方や生き方は変えられるという本だった。20代はまだぴんと来ないかもしれないが、30歳を過ぎたら読んででもいいかも。
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ミドルシニア(40才〜54才)のビジネスマンに訪れる2度の谷とは。
①40代での昇進の罠
大量のポストがなくなり昇進が止まる。
→42.5才を契機に、出世したいと思わない人の割合が上回っている。
②50代でのポストオフの谷
役職定年を告られ、年功で上がってきた給与が上がらなくなり、後輩社員が自分をマネジメントする立場になる。
ここで多くの人は、
「出世しなくていい。」「仕事だけが人生ではない。」と自身の価値観を変えて現状に耐える方向へ舵を切る。
しかし、人生100年時代と言われる社会で、40代中盤に定年まで耐えよう。は通用するのか。
☆対応策
①まずは、谷が訪れる事を初めから理解しておく。「思っていたのと違う。」が一番のダメージとなる。
②PEDAL
Proactive まずやってみる
Explore 仕事を意味付ける
Diversity 年下とうまくやる
Associate 居場所をつくる
Learn 学びを活かす
☆感想
会社で後輩社員からの相談に対して的確な回答が出来ない時がある。
その場合は、解決策を持つ人と繋ぐことのできるナレッジブローカーを目指す。
※出来れば解決策を持てるのがベスト
間違っても自分の憶測や、曖昧な答えを押し付けたり、答えになっていない自慢話などをしてはいけない。
Posted by ブクログ
会社に行くことが憂鬱なので、状況を好転させたくて読んだ。
1.自分の弱みの分析
→下記の3点が弱かった
①まずやってみる
②仕事を意味づける
③居場所をつくる
①まずやってみる
不足しているのは勇気ではなく情報では?怖いと思うことに情報を積極的に取りに行こう
→自分の設計してる機械のことで欠けてる知識を補えば怖くなくなるかも?
②仕事を意味づける
自分の関心を発見する方法として、3人の尊敬する人をあげ、資質を分析し、自分がなりたいと考える価値観を露わにする
⑴Hさん すぐやる、新しい分野を恐れない、最後までやる
⑵Iさん 明るい、バカになって答えない(意味がある回答をする)、単刀直入に話す
⑶Fさん 無駄なことを省く、集中力が高く寄り道しない、さっぱりしてる
→私のなりたいと考える価値観は、
意義のあるやるべきことを、すぐに集中力高く寄り道せずやる、明るくさっぱりしている人
③居場所をつくる
ハブになる
相談され上手になるためには、相談なのかどうかを見極め、解決を見つける材料を手渡す
→他部門と仕事をするとたらい回しにされてしんどいが、それを円滑にらすることが求められてる役割かも?