水沢あきとのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
浪人を経て大学生となった能見啓介は、高校の同級生・新垣七海に誘われてサークル「民間伝承研究会」に入会した。
そのサークルのフィールドワークで訪れた葦加賀村で12年に一度、子の年に執り行われる祭礼・祈年祭(としごいのまつり)へ赴いた。
山奥の現地で居るはずのない友人・弓立桜花を見かける。
それにより啓介は、村の祭礼の真の姿を見ることになる。
陰陽五行説の五行相生に則って村内を練り歩く”金精様“。
その祭礼に従って行われる隠された真の祭礼。
五穀豊穣と子孫繁栄を祈り穢れを払うための循環から啓介は桜花を助け出せるのか?
50年も前に途切れていた村の伝統。
密かに行われた隠蔽工作は何故バレなかったのか