あらすじ
平日はSE業者の上司と部下として、休日はメイプル・ホームでの給仕役と料理人として二重生活を送る石峰真夜と梶原健二。そんな2人に、急遽名古屋出張の辞令が出た。任されたのは、大学の新校舎におけるネットワーク構築。いきなりの出張にいぶかしみながら現場に着いてみると、案の定工事の進行は芳しくなく、名古屋支店の作業員・高橋からも噛み付かれる始末。収支なども含めプロジェクトが“炎上”していることを把握した2人は、なんとか火消しに努めようとするのだが ―― そこでもう一つの思わぬトラブルが発覚した。 用意された宿が、なんとツインルーム1室のみで……!?
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匿名
2人のすれ違いがとても良い。前作に引き続き大変楽しく読ませて頂きました。余談ですが、今回初登場の新ヒロインって「りんぐ&りんく!」のヒロインのお姉さん?美春といい前作に繋げるの好きだなぁ
2巻読了
今回は舞台が変わったけど、またまた何処の企業をモデルとしたかが解るストーリーで愉しめた。
もしかしなくても作者さんはそっち系の企業に籍を置いてた?w
特に、外資系の某企業。
内容が細か過ぎるのと的確過ぎてて、ただの取材程度では入手出来ない筈の情報も含まれてるんだが大丈夫なの?w
とりあえず、3巻へ。
Posted by ブクログ
前回1巻を読んで、すぐに2巻を読もうと思って買ったまま、放置されていました(笑)。
それにしても、職場の同僚に美人とか、かわいいとか素敵とか、まあ、言い方は何にせよ、魅力的な女性がいるのは憧れですが、それが年下の上司というのはどうなんでしょう。別に今さら私が心配することではないものの、ちょっとね、やりにくいかなと、する必要のない心配をしてしまいます。
プロジェクトの炎上であるとか違法建築であると、様々なピンチをどう乗り切るか、そっちの分野の仕事には明るくないので、どの程度リアルさがあるのか分かりませんが、読み物としては楽しめます。読みやすいので、あっという間に読み切ってしまえると思います。
さて、すぐに3巻へ進みたいところですが、また、間が空いてしまうかな(^^;
Posted by ブクログ
本業もメイドカフェも順調にきている主人公と上司の元に、名古屋支店の仕事をヘルプするよう辞令が入る。その仕事は元請けの都合で延期されてる上に支店側のミスも重なり大変厳しい状況になっていた。その上、総務のミスでホテルの予約がツインルーム1つのみとなっていた。支店担当者の協力が得られない中、どうやってこの状況を打開するのか?
Posted by ブクログ
今回も前回に引き続き安定のクオリティ。
次々に起きる問題を鮮やかに解決させてしまって、後腐れないように話をまとめるセンスは素晴らしいと思います。
三巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
大好きな作品の2作目。
メイドのカヨさんももちろんだが、やっぱり梶原くんが最高に良かった。
主人公最強が流行る中、地に足が着いてるような着いていないような社会人5年目の勇敢で少し恥ずかしい、
そんな梶原くんが1番見所がある。
秀でた所があるか、でいうと周囲に現れる登場人物の方が優秀な人物が多いが、梶原くんが1番に素直であるところが好感が高い。
可愛い人には弱く、好きな人を守りたいがために頑張りすぎてしまう所があるが、頑張りすぎてしまうと次の日寝坊してしまう。
鉄人ではなくあくまで凡人である人間らしさに、思わず応援したくなる第2巻。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目、今回は名古屋への出張編です。帯には「くたびれたSE」と書いてありますが全然そんなことない主人公の梶原健二は、親会社から来た年下の美人上司の石峰真夜に、炎上している名古屋のプロジェクトのヘルプのために、共に出張をするよう命じます。会社が手配した出張先のホテルが間違ってツインの1室だったり、案の定大変なことになっている現場だったり、やっぱり赤字プロジェクトだったりします。今回も健二のアイデアで見事に解決します。それと、ちょっと進む二人の関係、家族愛も。楽しくスラスラ読めます。
Posted by ブクログ
今作は出張編。
メイプルホームは働き先としてちょいちょい出てくるもののメインではない。ストーリー展開は一巻とよく似ているけど、プラス要素として家族愛的なのが追加かな? 主人公のひらめきが面白い、社会人主人公版のキリカみたいなシリーズだね。
Posted by ブクログ
今回はジーんとするところが何カ所もあった。仕事って、素敵にしようと思えば、誰にでも出来ることなんだと思いました。
~あらすじ~
今回は名古屋出張でドタバタと動くカヨと健二。不良債権の整理を命じられているが解決できる手段を模索して立場が悪くなるカヨ、その姿を見て必死でサポートしようとする健二。今回の事件でも、お互いが想うがあまりすれ違ってしまう…大学時代に健二が好きだった市瀬がアドバイスして、2人の関係に変化が!?困難を通じて、人の成長を感じ、心温まると思われます。
Posted by ブクログ
綺麗に物語が紡がれていてとても読みやすい。社会人の日常ってのは学生のそれとは違うんだってことがよく分かる作品かも。特に何があるってわけではないのだけれども、それでもすらすら読めるって良い。だからタイトルで損しているのは確か。それにタイトルと内容、全然そぐわないし。
Posted by ブクログ
以前気になって購入し、一気に惹きつけられた作品の続編。今回は名古屋に舞台を移しての物語となりました。この作品の面白いのがまるでフィクションではない事態で物事が推移していくこと。今回も一昔前なら往々にしてあった法令抵触ギリギリのやり方などはかなり生々しい点は今作も良く出来ていました。後はカジ君とマヤさんの微妙なすれ違いもいいですね。メイドカフェの場面が少なかったのが残念だったけど今回は出張先が舞台だから仕方ないかな。
Posted by ブクログ
なんとなく1作目が好印象だった2作目が発売されていたので読んでみました。なんといっても読みやすさとあいかわらず主人公のきわどい立場と心境のドキドキシチュエーションがこのシリーズの魅力なのかも…
Posted by ブクログ
前回と同様、最終的に企業の不正を暴く勧善懲悪のストーリーになっているので後半に近づくにつれて盛り上がっていく。
相手を思うがゆえに相手に心配をかけてしまう・・・
この関係が主人公とマヨ、高橋とその娘の二つの関係で描かれていた。
Posted by ブクログ
<あらすじ>
梶原と真夜が名古屋出張を長期間命じられる。また出張先での案件は全然進んでいないく炎上状態。それを収束させようとするが、さらにトラブルは続く。そして今までパートナーシップとして働いていた梶原と真夜に……
<レビュー・感想>
1巻を読んで、完結かと思いきや、2巻が発売されていたので思わず買ってしまった。2巻では、仕事のストーリーがメインなので、1巻ほどの衝撃はなかったものの、1巻に比べ人間関係などが幅広くなっており、また内容も1巻に引き続き読みやすいので、僕の中では好印象な内容である。
Posted by ブクログ
キャラクター設定の意外性は1巻目で慣れたので、2巻目になるとインパクトに欠けました。
読みやすい「お仕事系小説」として評価すれば、まあ普通のレベルではないでしょうか。
Posted by ブクログ
会社ではは上司と部下の関係だったのが、
上司である彼女がメイド喫茶で働いている事を偶然知った事から、
彼女が気に掛り、フォローしたいキッチンスタッフにまでなり、
奇妙な関係となった石峰真夜と梶原健二。
今回は名古屋事務所への出張エピソード。
工事の進捗状況が芳しくない事で、支店の社印とも対立し、
また石峰の出向元企業は梶原の会社の業績の思わしくない部門は
積極的に切っていきたいとの考えであり、その強引な手法をよしとしない石峰は
間で密かに良い方向に導く様奔走し、梶原がそれをフォローしようと突っ走ると言う展開。
互いに気を遣う余りに、今回は相手の思惑を察しかねる部分が生じてしまい、
それが取引先の不正問題と相俟って混乱すると。
話自体は悪くはありません。中心となるのは飽くまでも二人の関係についてでしょうから。
只、それに肉付けする為のエピソードが前回同様の不正問題と言うのは些か芸が足りないかと。
まだ続くでしょうから、次は取引先との不正ではないもので話を盛り上げて欲しいですね。
Posted by ブクログ
本社から出向してきた歳若い上司は、アキバで知り合ったメイドさんだったというイマドキの恋愛小説。
1巻で完結と思ったが、2巻が出た。
1巻の引きでくっついていないとはどういうことだ。というか、シリーズにすることにしたら、くっついてたらお話にしにくかったのだろうなあという事情であろうが、なんとなく1巻に比べると凡庸。
ダメなわけでもないのだけれど、どこまでも枠を超えない。
家族の幸せという抗いがたい要素を入れて、対抗する問題を、耐震偽装という規模の大きな問題にして、おかげで散漫になったのだろうか。
クラウド化による解決とかは、1巻のデモ機による置き換えとかのウルトラCに近く面白かったが、大きな問題だけに暴露する気なら普通に解決できたのを仕掛けだけ大きくして結論はあまり変わらなかったのが肩透かしだったか。