細田高広のレビュー一覧
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ネタバレ・コンセプトとは全体を貫く新しい観点
・コンセプトはきちんと誰かに愛される反面、嫌われる覚悟を持つ必要がある
・嫌われる覚悟を持つべきだが、不必要にターゲットを狭めていないかも考える
・そのコンセプトはあなたの体温を上げる言葉か
・キャッチコピーは実態を魅了的に伝える言葉、コンセプトは実態を作る言葉
・コンセプトとはアイデアを顧客の視点で再構成したもの
・売れるパンプスを考えるのではなく、パンプスは窮屈だという常識を覆すことを考える→マシュマロパンプス
・鉄道をどう発展させるか考えるのではなく、鉄道を一つの手段としたときのわたしたちの本当の目的は何かを考える
・誰をどのように幸 -
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・ビジネスの本質的な課題は「誰のために何を創造するか」の1点
・コンセプトはお金のかからない試作品
・現代では「意味のイノベーション」が求められている
・機能やスペックが成熟した市場では意味が買われるようになっていく
・コンセプトとは全体を貫く新しい観点
・「何のために存在するのか」を示す言葉
・コンセプトメイキングとは新たな意味を創造すること
・コンセプトは価値の設計図
①判断基準になる
②一貫性を与える
③対価の理由になる
・コンセプトメイキングとは、意味を書くことで価値を作る仕事
・その言葉で体温は上がるか?
・名詞ではなく動詞で問う、その行動を再発明するとしたら?
・本質的な「目的」は -
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・目指すべき具体的な姿が思い浮かばない言葉は頑張れ以上の意味を持たない。
・ビジョナリーな人とは、未来を予測するのではなく、作り出す人
The best way to predict the future is to invent it. By アランケイ
・reuse, reduce, recycle の考え方を一言で業種できる「もったいない」を世界へ広めたいケやニア出身のマータイさん
・ディズニーランドの「キャスト」の圧倒的なホスピタリティ
・77年にアランケイが出した「パーソナルコンピューター」dynabook は現代のタブレットそのもの。
・女性のからだを(ファッションで)自由に -
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『美しい場所には、美しい物語がある』
日本の絶景を紹介しながら、そこにある物語を紹介した本。
単なる絶景。だけでは終わらないこの構成、良いと思う。
『この本の終わりが、新しい旅のはじまりでありますように。
(中略)
今日、わたしたちが眺めている風景のその奥には、だれかの気持ちがあります。願いがあります。声があります。(略)』
おわりにに書かれたこの言葉が好きだなー。
踏めなかったアクセル ファーム富田のラベンダー畑
星の降る村 阿智村の星空
1962年の桃太郎 地獄谷野猿公苑
伝説破り 十和田湖
戦地の贈り物 五稜郭
シベリアの白菊 長岡まつり大花火大会
楽園のつくりかた 由布島
道に残 -
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・提案話法
Aには変化前、Bには変化後を示す言葉を入れる
AとBが距離の離れた言葉であるほど提案は強く感じられる
AからBへ
AをBにする
AではなくBである
白Tを、男の正装に
熱々のピザを、30分以内に
空の旅を、鉄道より安く
忙しい人を、美しい人へ
・最強エピソード法
最強のエピソードを探して1行で伝える
社員をサーフィンに生かせる会社です
・最強エビデンス法
英語を話せると、10億人と話せる
一粒で、300メートル
同性を好きになる人は、じつは左利きの人と同じくらいいる
がんは、万が一じゃなく二分の一
・メタファー法
伝えたいことがらを、相手もよく知るものに喩えてみましょ -
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ネタバレ現在では知らない人がいない程の大企業が「ビジョナリーワード」を駆使して今の地位まで昇りつめたその歴史についてと、そういった言葉の作り方について書かれた本。SONYなど日系企業やGoogleやAppleなどの世界的企業からジョン・F・ケネディや金沢21世紀美術館など思っていたよりも広い分野についての話が載っていた。
一番印象に残ったのは、広大な面積を誇るディズニーランドに入り口が1つしかない理由としてウォルト・ディズニーが挙げた「映画を途中から見たら、ストーリーが分からない」という言葉だ。ディズニーランドを「地上でいちばん幸せな場所」にするというビジョナリーワードを掲げていた彼のブレなさが素敵だ -
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ことばを扱う仕事(末端ではありますが)自分がもやもやと考えていたことをズバッと言ってくれた、気持ちいい本だった。
コピーやキャッチフレーズは、飾りではなく、まず想いがあって、そこから産まれるもので、だけどそのことばが出力された瞬間に世界がかわる。今度はことばが世界をひっぱる。
途中の「会社のちょっといい話」みたいのが長くて、しかもアップル、グーグル、パタゴニアとか、それ的な会社ばっかりでちょっと読書欲がだれた(というか、実は読むのに1ヶ月かかった。面白いんだけどなあ。なんだか異常に進まず)。でも、ただの「いい話」じゃなくて、ことばのすごさを軸に書かれているので今までにない目線がほんとうにうれし -
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●「貧困は、博物館へ」byムハマド・ユヌス、「地上でいちばん幸せな場所」byウォルト・ディズニー、「僕たちはエンジニアじゃなくてアーティストなんだ」byスティーブ・ジョブズ、「世界旅行も、宇宙経由で」byヴァージンギャラクティック
●見たこともない風景には言葉が真っ先にたどり着く。
●未来を言葉にするということは、「目的地」をつくりあげることだとも言えるでしょう。
●郵便馬車をいくらつないでも、それによって鉄道を得ることはできない。技術革新の前には、必ず発想革新が必要になる。
●ビジョンとは「見えるもの」ではなく「見たいもの」。「未来予測」ではなく「未来意思」。ビジョナリーパーソン=未来を予測 -
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見たこともない風景には言葉が真っ先にたどり着く
見たこともない風景には言葉が真っ先にたどり着く
新しい意味を持った言葉
言葉は未来を発明する道具
ビジョナリーワード
10年位内に、人類を月に送り込む(JFケネディ)
貧困は、博物館へ(ムハマド・ユヌス グラミン銀行創設者)
女のからだを自由にする(ココ・シャネル)
すべてのデスクと、すべての家庭にコンピューターを(ビル・ゲイツ)
誰もが編集できる百科事典(ジミー・ウェールズ ウィキペディア創始者)
美容を新しいアートにする(ヴィダルサスーン)
世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする(グーグル)
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知人からオススメしていただいた『16歳からのリーダーシップ』。
リーダーシップとは自己犠牲ではなく、自己発揮。やらなきゃよりも、やりたいを。上に立つのではなく、前に立つ。
自分とは何か。なぜ生きているのか。何がしたいのか。
自分を知り、自分を発揮する過程で起こる最初の行為がリーダーシップだという感じでしょうか。
学校という場は、自分がどんな存在で、どんなことがやりたいかについて考える時間なんてなくて、やらなきゃいけないことばかり浴びせられることが当たり前になっているのではないだろうか。
「やりたいことをやる」、「あそぶ」という言葉が、あまり良くない文脈で遣われる学校。
学校に、子どもた -
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博報堂の細田さんが大人気研修の内容をまとめたコンセプトの教科書。これが博報堂メソットなのかは分かりませんが、コンセプトをセンスにひっぱられずに書けるようになる一冊です。
読みながら思ったのは、読んだだけではダメな一冊です。読みながら、自分でも手を動かして、頭を使い、経験を積まなければしっかりと身につかない一冊だと思います。僕は、全体をサラーっと読んで終わったので、今の時点では星3の評価にしていますが、ちゃんと手元に残して、コンセプトを書くときにこの本を参考に何度も何度も手を動かしていきたいと思っています。辞書的な使い方をしていこうと思います。