細田高広のレビュー一覧
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表現だけでなく、ビジネスの取り組み方にも役立つ一冊
・高いコミュニケーション能力とは「たくさんの情報を盛り込んで饒舌に話せること」ではなく「最小限の言葉で最大の効果を生むこと」
・エイリアン:宇宙船を舞台にしてジョーズを作ろう
・ビジネスモデルも1行で:A(業態や商品の言葉)からB(もたらそうとしている変化)へ
・解像度の高い言葉を操ってイメージを伝達する
・向き合うべき社会悪を設定し、それに挑む態度を言葉にする(自分よりも大きなものへの挑戦として語る)
・相手が言いたくても言えないことこそ言ってあげる
・解決するべきより良い問いは何だろうか?問題をすり替えてみましょう。些末な枝葉の問題を本 -
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思考を深め、整理し、伝える為のキーワード
<キーワード>
・最小限の言葉で最大の効果を生む
・大切なことだけを短く、的確に、印象的に
・KISS:Keep it simple, stupid!
・「つまり」がないから、つまらない
・「つまり…」に続く一言で伝えたいことの核心をまとめる
・「一行で言うとしたらどう言うか?」
・同じ立場で考える
・自分より相手の想いを声にする
・極端な「もしも?」の問いを投げかける
・名刺を忘れて自由になる「ラベルはがし」
・そもそも?
<ハウツー>
・「AからBへ(AをBにする/AではなくBである):子供の楽しみから大人のたしなみへ
・「距離のある2つの言葉 -
Posted by ブクログ
頭がくしゃくしゃにかき乱された。
右脳がびびっと刺激されて、アイデアが沢山出てきた。
思考が言葉を作るのではなくて、
言葉が思考を作る。
Appleやソニー、パタゴニアなど、
優れた企業のキャッチコピーを基に、
未来を形作る言葉の作り方を教えてくれる。
この本で学んだことを直ぐに実践したい。
☆KEY POINT
・機能するビジョナリーワードの条件
(1)解像度;出来る限り具体的に!
(2)目的地までの距離;遠すぎず、近すぎず!
(3)風景の魅力;ワクワクする未来を!
・ビジョナリーワードを作る4ステップ
(1)現状を疑う;本当にそう?→ダウトリストを作る。
(2)未来を探る;もしも? -
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ネタバレ印象に残った点
・コンセプトと構成要素が「WHY」と「WHAT」の関係になっているから。「存在意味」。初心者は大抵「どのように」といった点を書こうとする。37
・「コンセプト(新たな価値創造)と似て非なるもの」→「キャッチコピー(事実描写)」「アイデア(着想(顧客価値が不明確))」「テーマ(お題(解でなく))」55
【問いの作り方】
・「動詞の問い」その行動を再発明するとしたら。「言葉の硬直性」の抑止79
・対象を手段としたとき。「悪例:●●業界の未来を経営会議で論議。自社業態保守が目的になっている」84
・インサイト型ストーリー:①Cutomerインサイト(ペインポイント)→「しかし」→ -
Posted by ブクログ
『コンセプトの教科書』(細田たかひろ著)は、ビジネスや企画の土台となる「コンセプト」を、だれでも再現できる形でつくる方法を体系化した実践書です。
よいコンセプトとは「なぜそれをやるのか」を一言で語れるもので、問いの立て方やストーリー設計、言葉の磨き方まで段階的に学べます。
顧客視点と未来視点の両軸から価値を再発見し、言語化とブラッシュアップを重ねることで、共感と推進力を生む企画に仕上げていくための思考技術が詰まっています。
1.そもそも「コンセプト」とは何か
•定義:「全体を貫く新しい観点」。単なるアイデアではなく、その企画や商品が存在する理由を一言で語るもの。
•役割:
•判断基準になる( -
Posted by ブクログ
コンセプトという言葉は、耳慣れているが、意味を説明しろと言われても、うまく言えません。
本書ではまずコンセプトとは何なのかを明確に定義付けます。
一般的にコンセプトとは「全体を貫く新しい観点」であり、コンセプトメイキングとは「新しい意味の創造である」
つくられたコンセプトは「価値の設計図」として機能する。
価値)①判断基準になる ②一貫性を与える ③対価の理由になる
第2章以降でコンセプトの作り方を指南していく構成です。
コンセプトはキャッチフレーズとはちがいます。
初めから短くキャッチ―な言葉を生み出そうとするのではなく、コンセプトをつくろうとしている企業や商品・サービスについて、問いを -
Posted by ブクログ
本書は日々のコミュニケーションはもちろん、プレゼン、会議などのビジネスシーンにおいて「課題はたった一行(一言)で解決できる」ということを示した、著者のコピーライターとしての思考と経験が凝縮された一冊である。
冒頭の事例からいきなりイイ。
例えば、ハリウッドでは日々いくつもの新しい企画が生まれ、次々に却下されていく。そんな競争が激しい業界では、デビューを目指す若手脚本家へのお決まりのアドバイスがあるという。それが、
「スタジオの重役とエレベーターに乗って、次に扉が開くまでの時間でプレゼンできるように準備しろ」
つまり、その短い間で重役の「心」を動かすような、シンプルで魅力的な提案ができ