古宮昇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カール・ロジャースの人間性中心療法とジグムント・フロイトの精神分析理論、そしてスピリチュアリティをベースにした心理カウンセリング講座。
よいカウンセリングのためには、カウンセラー自身が来談者からの影響に支配されず、来談者の感情によりそって、ありありと感じながら共感的に受容することが大切なので、カウンセラー自身がカウンセリングを受けることの必要性が指摘される。
また、精神分析理論に基づく、転移や抵抗による対話の変化は、それと理解して対応することが有効だと感じた。
来談者の話が、最初は、誰かやいつか、どこかのことだが、カウンセリングの深まりによって、いま・ここの自分のことに移ってくるというのは、な -
Posted by ブクログ
久しぶりに教科書のような本を読みました。
本作の主な内容は、傾聴のコツや注意点、防衛機制、認知の歪み、ターミナルケアや引きこもりの方など状態別に対する傾聴の仕方です。
傾聴することは良好なコミュニケーションを築くうえでとても重要なんだと改めて感じました。
聴くことは、相手の価値観を認め、相手の存在自体を肯定すること。
時には、それが相手の心を救うことに繋がる、とても素晴らしい技術だと思いました。
ただ、その習得は難しい。包容力や集中力、忍耐力など、多くの要素が必要になるからです。
対人援助の仕事をされている方って、本当にすごいなと思いました。
傾聴する時の注意点として、話をさえぎらない、批 -
Posted by ブクログ
聴き上手になりたいな
と思うのです。
でも、気付くといつも
自分が話をしていて、
そんな自分を変えたい
のです。
まずは、よく頷くこと
なんですね。
そして、キーワードを
短くオウム返しする。
また、共感ならぬ同感
に陥らないこと。
共感の態度とは相手の
思いやわかってほしい
ことを、
ひしひしと感じながら
聴くこと。
要するに、相手の話を
自分ごとのように聴く
ことなんですね。
でも、話を聴いている
うちに、
自分の心に生じた怒り
や悲しさに飲み込まれ
てしまうのは同感。
自分ごとのように聴く
のと、
自分ごとになっちゃう
のは、
似て非なるものですね。
同感にな -
Posted by ブクログ
自己肯定感を取り扱った本を初めて拝読。自身のありのままを肯定し認めてあげることを自己肯定感というそう。読書や運動などで高められていると思っていたのは自己効力感で別物らしい。
幼い頃の心の傷、特に親との関係が本人でも気が付かない潜在意識の中に潜んでおり、時にそれが怒りや悲しみを生み出す原因となっていること。自身を見つめ直し受け入れてあげることでそれらを許し、解放してあげられた時には人は大きく変われるのだなぁと事例を読んで。
◆自己肯定感を高めるには
①感情を認め大切にする
どんな感情が湧いてきても押し殺したりせず認めてあげる
②自分のしたいことを大切にする
今どんな気持ちで何を感じどうしたい