古宮昇のレビュー一覧
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【再読感想】
できることは、3つ。
1.自分の感情をすなおに表現する。
2.「他人は他人、私は私」と境界線をひいて、私を優先すること。
3.自信を尊敬して生きるためには、すべての責任を引き受けて生きること。自分を変えること。
何かお願いされると期待に応えたいと頑張りすぎたり、相手に与えすぎて疲弊していませんか。
これは自分を守るために、人との距離に一線を引いてみるための本です。
私の場合は、相手の要求をなかなか断れないことがあります。原因は自分を無価値だと感じているから断れないのか、助けなければならないし嫌われたくないからか、依存しているからか、自己犠牲に走る癖があるからか、とグラデー -
Posted by ブクログ
一緒にいてなんとなく居心地がいい人やもっと一緒にいたいと思う人がいる一方、悪い人ではないのだけど2人きりで一緒にいるのはちょっと嫌だな~という人っていますよね。
その人は何がちがうのかしらん?という事を考えた本書。
下記、いいなーと思ったこと。
・人の関心を得るには、まず先にあなたが関心を向ける事
・人のために何かするのは、そんな自分が好きだからするんだという事。イヤな行為ならしても相手のためにも自分のためにはならない。
・自分をよく見せようや自分の正しさや主張しようとしない。かといって卑屈ではなく謙虚である。
・人の意図について勝手な思い込みをしない。
・自分が批判する人間に、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【この本が有効と思われる対象】
「コミュニケーションがうまくいかない…。
傾聴が足りないって言われるけど傾聴って何?
いくつか本を読んでみたけどよくわからないよ」という人
【内容】
傾聴とは何か、を傾聴できている会話の事例とできていない会話の事例を
並列することで非常にわかりやすく説明してくれる。
結論は聴く姿勢(心の在り方)が大事という内容だが、一部テクニック面も記載されている。
テキストでも絵でも事例が多い為、読者が過去の体験を回想しやすく、
話を「聴けてなかった」反省を促してくれる。
【面白かった点】
傾聴は相手の立場の視線で共感することで、
自己の立場で同感することとは違う、と -
Posted by ブクログ
先日石川県に旅行に行った際、店頭で見かけて購入。
あなたの周りに、一緒にいるだけで息苦しい、なんだか安心できない人っていませんか。
いると答えた方も、いないと答えた方も、自分がそうでないと言い切れますか。
社会で生きていく上で、人間関係は切っても切れない重要な要素のひとつです。
どうせなら、周囲の人と良好な関係を築いていける方が、自分にとっても他人にとってもいいですよね。
そんな「一緒にいて、ラクな人」であるために気を付けること、心がけるべきことを、現役心理カウンセラーがアドバイスしてくれる一冊。
ここ数ヵ月で一番ためになった本といっても過言ではないですね。
序盤はよくあるハウツー本だなぁ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「○な人、×な人」とか「・・な男、・・な女」といったタイトルの本には、どこかステレオタイプな決めつけを感じて、いつもは敬遠してしまうのだが、この本は以前に傾聴関係で参考になった著者ということで読んでみた。
進んで与える、自分の納得感を大切にする、欠点を見せる、自分の誤りを認め・他者には寛大、聴く、異なる価値観を認める、良い面を見る、自分の存在感を消そうとしない。
具体的な方法として、相手の名前を呼ぶ、感謝を伝える、良いところを見つけて褒める、身体をゆるめ深く呼吸する、背筋をのばす、笑顔、穏やかに話す、瞑想など。
自分自身がラクに生きるためにも少しでも参考にしたい。
傾聴のスキルもエッセンスがつ -
Posted by ブクログ
カール・ロジャースの人間性中心療法とジグムント・フロイトの精神分析理論、そしてスピリチュアリティをベースにした心理カウンセリング講座。
よいカウンセリングのためには、カウンセラー自身が来談者からの影響に支配されず、来談者の感情によりそって、ありありと感じながら共感的に受容することが大切なので、カウンセラー自身がカウンセリングを受けることの必要性が指摘される。
また、精神分析理論に基づく、転移や抵抗による対話の変化は、それと理解して対応することが有効だと感じた。
来談者の話が、最初は、誰かやいつか、どこかのことだが、カウンセリングの深まりによって、いま・ここの自分のことに移ってくるというのは、な