古宮昇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人との境界線を引くのが元来苦手だった。
課題の分離ともいうのだろうか。ある体調不良をきっかけに、他にも対人支援をしていく上で自分と他人の境界線を引く、割り切る必要があると感じたため日常生活でも意識して考えるようになった。
しかし一回行動、思考レベルでできるようになったとしてもまだまだ定着していないのかふとした時に境界線が崩れてしまう時がある。
そんな時分かりやすく、挿絵やイラスト、図表つきで分かりやすく、なぜ引けないのかという理由について順を追って説明されている本書が分かりやすかった。
改めて読みおわってみて本来の自分を考え直し、自分を見つめ直すことができた。
繰り返し読みたい。 -
Posted by ブクログ
【再読感想】
できることは、3つ。
1.自分の感情をすなおに表現する。
2.「他人は他人、私は私」と境界線をひいて、私を優先すること。
3.自信を尊敬して生きるためには、すべての責任を引き受けて生きること。自分を変えること。
何かお願いされると期待に応えたいと頑張りすぎたり、相手に与えすぎて疲弊していませんか。
これは自分を守るために、人との距離に一線を引いてみるための本です。
私の場合は、相手の要求をなかなか断れないことがあります。原因は自分を無価値だと感じているから断れないのか、助けなければならないし嫌われたくないからか、依存しているからか、自己犠牲に走る癖があるからか、とグラデーションで比率が異なりそうです。
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Posted by ブクログ
傾聴の基本としておきながらいわゆる技法に終始せず、本の半分くらいを「こころの成り立ち」にフォーカスしている。
分かりやすく、読みやすい。
『心の成り立ち』
1.自己実現を求める衝動
・もっと楽しく充実した人生にしたい
・昨日の自分を越えるべく挑戦するチャンスを失うのは悲劇
・子供が失敗しないように親が先回りするのは、子供の心をひどく傷つける
・生きる上で成長や貢献のチャンスを見出さず、楽して得しようという態度で生きると生きる意味や自己実現の乏しい人生となる。
2.無条件の愛を求める衝動
・無条件の愛を感じなかった子供は、自分の本音を大切にしなくなり、自分自身を失ってしまう。
・子供がわがままを言う時、親の愛に不安を抱いているときがある
・傷ついている子供の気持ちには、深い寂しさと怒りの苦しみに思いを馳せながら耳を傾ける。
・寂しがり屋の人は与えてもらう事ばかり求めてしまう。
3.自己を表現したいと求める衝動
・本当に大切な事を話すと、聴き手から拒否されたり軽蔑されるんじゃないかという恐れがある。
・あまりに辛すぎて蓋をせざるを得ない。
・そのようにしか話せない人は、そうせざるを得ない理由がある。
4.変わりたくないという衝動
・変わるのが怖い。は過去の傷つきの経験から。
・充実した生には「成長」と「人に役立つ」という実感が必要
・不幸な人ほど変化を恐れる。
・成長よりも保守に走ると人生が空虚で虚しさと悲しみが残る
『傾聴に必要な3つの特徴』
1.話し手のことを共感的に理解する
・話し手が表現している感情を味わおうとする
・あなたが離婚したことがなくても、その辛さと同じ感情は感じたことがあるでしょう。
・話の内容を聴き手の物差しでなく、話し手がわかってほしいと願っていることを、なるべく話し手の身になって理解しようとする。
2.そのままの話し手を受容する
・人の本音を扱う時、正しい事ばかりでなく、正しくない様々な気持ちがある
・べきの正論を言われると、本音が話せなくなる
・どんな人にも二面性はある
・相談されたときに自分のことを話しても私たちが期待するような繋がりは生まれない。それよりも傾聴が効果的
・どんなアドバイスをしようが、結局話し手は自分がしたいようにする。
・私たちの心は相反する気持ちの間を揺れ動くことがある。
3.自分の心に素直であること
・完璧を求めるあまり不安が生じる
・自分自身を慈しみ、満たし、自分自身をケアする事が大切
『傾聴の仕方』
・事実よりも感情に着目する
・話そうとしていない事柄を掘り下げるのはNG
・なぜ、どうして ⇒ 何が、どう、どんなふうに
『難しい場合の対応』
・傾聴では沈黙を恐れる必要はない
・話さなくても話してもどちらでもいいと感じられればその人は安全地帯となる
・どうにかしてあげようと思わない事
いいなと思ったこと。
・おっくうさを想像して返すのが傾聴
・自分は正しくなければ意味がないという自己無価値観は厄介。他人の傷つきやすくなる。
・心がマヒすると、人間に備わっている自己治癒力と成長意欲が発揮されない。
・こういう人は自分が安心して本音で素直に話せる人に話すことで癒されていく。
・植物には植物固有の成長ペースがあるように、人が変化するときもその人のペースがある。
・辛いことがあると、私たちは「犠牲者」になるが、その経験は辛い事ではあるが決して「悪い事」ではない。 -
Posted by ブクログ
一緒にいてなんとなく居心地がいい人やもっと一緒にいたいと思う人がいる一方、悪い人ではないのだけど2人きりで一緒にいるのはちょっと嫌だな~という人っていますよね。
その人は何がちがうのかしらん?という事を考えた本書。
下記、いいなーと思ったこと。
・人の関心を得るには、まず先にあなたが関心を向ける事
・人のために何かするのは、そんな自分が好きだからするんだという事。イヤな行為ならしても相手のためにも自分のためにはならない。
・自分をよく見せようや自分の正しさや主張しようとしない。かといって卑屈ではなく謙虚である。
・人の意図について勝手な思い込みをしない。
・自分が批判する人間に、いつか自分がなる。(主張系)
・多くの人のベースの幸せ度は何があっても同じくらい幸せ。(瞬間的に上下があっても)感謝ノートをつけよう。
・人に会う前に「私はこの人に愛されている」と信じ込んでみる。
・日の当たらないいいことに目を向ける。
・こういったら好いてくれるかな?でほめないこと。
・時間もお金も価値観の上位のことについては優先的に使う。
・傾聴では自分の判断のモノサシを横に置くこと。
・人に与える事ができないのは、心に愛があっても溺れかけてるから。
・自分の欠点も含めて自分を愛そう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【この本が有効と思われる対象】
「コミュニケーションがうまくいかない…。
傾聴が足りないって言われるけど傾聴って何?
いくつか本を読んでみたけどよくわからないよ」という人
【内容】
傾聴とは何か、を傾聴できている会話の事例とできていない会話の事例を
並列することで非常にわかりやすく説明してくれる。
結論は聴く姿勢(心の在り方)が大事という内容だが、一部テクニック面も記載されている。
テキストでも絵でも事例が多い為、読者が過去の体験を回想しやすく、
話を「聴けてなかった」反省を促してくれる。
【面白かった点】
傾聴は相手の立場の視線で共感することで、
自己の立場で同感することとは違う、という視点があったこと。
【この本を読んでのアクション】
文字ベースでのやり取り時、
相手が期待していると思われる内容を、
返信前に、メモにヒトコト記載する。 -
Posted by ブクログ
先日石川県に旅行に行った際、店頭で見かけて購入。
あなたの周りに、一緒にいるだけで息苦しい、なんだか安心できない人っていませんか。
いると答えた方も、いないと答えた方も、自分がそうでないと言い切れますか。
社会で生きていく上で、人間関係は切っても切れない重要な要素のひとつです。
どうせなら、周囲の人と良好な関係を築いていける方が、自分にとっても他人にとってもいいですよね。
そんな「一緒にいて、ラクな人」であるために気を付けること、心がけるべきことを、現役心理カウンセラーがアドバイスしてくれる一冊。
ここ数ヵ月で一番ためになった本といっても過言ではないですね。
序盤はよくあるハウツー本だなぁと半ば馬鹿にしていたのですが、読み進めていくと肚にすとんと落ちることが盛りだくさんの良書でした。
気になった頁上辺を折り曲げることにしているのですが、本を横にして確認すると折り曲げた頁だらけです。
これまで、自分は対人のコミュニケーションをキャッチボールと捉えてきました。
投げられた球を、相手のミットに投げ返す。
だから、相手が一番取りやすい球を、取りやすいスピードで投げ返すことが一番大切だとどこかで信じてきたんだと思います。
人によっては、刺激を求めて意外な球を期待しているかもしれません。そのような人には目の覚めるような暴投をしてあげなければならないのでしょう。
心理状態を汲み取ろう、というのは、あくまでこうした自分が球を投げるときの参考資料集めのイメージであり、視点は「投げる自分」「受ける相手」だったわけです。
本書で提示された具体例を読むうち、「受ける自分」と「投げる相手」それぞれの視点に気付くことができたような気がします。
特に「投げる相手」の視点は、当たり前だけれどはっとさせられる要素です。
「なぜこの人は自分に○○の話をしようと思ったのか」
「どうして◇◇について彼は悩んでいるのか」
相手の心理的な背景を想像しようと思える人は、一緒にいて楽な人だと思います。
おせっかいとは次元が違います(おせっかいは、視点が「投げる自分」と「受ける相手」しかない)。
「受ける自分」の分析は、さすが心理カウンセラー、押し付けがましくない指摘事項をそっと並べてくれます。
書かれている内容は、人によっては「そんなの当たり前」なことばかりかもしれません。
しかし、ここまで腑に落ちる書き方の本に出会ったのは初めて。
そんな風に思える方が、自分以外にもいればいいなぁと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「○な人、×な人」とか「・・な男、・・な女」といったタイトルの本には、どこかステレオタイプな決めつけを感じて、いつもは敬遠してしまうのだが、この本は以前に傾聴関係で参考になった著者ということで読んでみた。
進んで与える、自分の納得感を大切にする、欠点を見せる、自分の誤りを認め・他者には寛大、聴く、異なる価値観を認める、良い面を見る、自分の存在感を消そうとしない。
具体的な方法として、相手の名前を呼ぶ、感謝を伝える、良いところを見つけて褒める、身体をゆるめ深く呼吸する、背筋をのばす、笑顔、穏やかに話す、瞑想など。
自分自身がラクに生きるためにも少しでも参考にしたい。
傾聴のスキルもエッセンスがつまっていて参考になった。
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