あらすじ
人の目を気にして言いたいことが言えなかったり、人を優先しすぎて自分のことを後回しにしたり、人に与えすぎて損をしたり、あるいは、相手に執着しすぎて破滅的な関係に陥るなど…人と境界線を引けないと困ることがたくさんあります。
本書は、本来、たくましく楽しく生きられるはずの私たちが、自信がもてず、自己肯定感も低くなってしまう理由を探りながら、どうすれば、自分の心に安全な防御壁を作り、人と適度に付き合いながら、楽しく心おだやかに生きていけるのかを紹介する本です。
心の病まではいかないものの、日々の人間関係に疲れ、ストレスを感じている大勢の方が生きやすくなるための秘訣をセラピーなどを交えて紹介していきます。
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Posted by ブクログ
人との境界線を引くのが元来苦手だった。
課題の分離ともいうのだろうか。ある体調不良をきっかけに、他にも対人支援をしていく上で自分と他人の境界線を引く、割り切る必要があると感じたため日常生活でも意識して考えるようになった。
しかし一回行動、思考レベルでできるようになったとしてもまだまだ定着していないのかふとした時に境界線が崩れてしまう時がある。
そんな時分かりやすく、挿絵やイラスト、図表つきで分かりやすく、なぜ引けないのかという理由について順を追って説明されている本書が分かりやすかった。
改めて読みおわってみて本来の自分を考え直し、自分を見つめ直すことができた。
繰り返し読みたい。
Posted by ブクログ
【再読感想】
できることは、3つ。
1.自分の感情をすなおに表現する。
2.「他人は他人、私は私」と境界線をひいて、私を優先すること。
3.自信を尊敬して生きるためには、すべての責任を引き受けて生きること。自分を変えること。
何かお願いされると期待に応えたいと頑張りすぎたり、相手に与えすぎて疲弊していませんか。
これは自分を守るために、人との距離に一線を引いてみるための本です。
私の場合は、相手の要求をなかなか断れないことがあります。原因は自分を無価値だと感じているから断れないのか、助けなければならないし嫌われたくないからか、依存しているからか、自己犠牲に走る癖があるからか、とグラデーションで比率が異なりそうです。
Posted by ブクログ
【要点・まとめ】
・心の傷をまず癒し、心の境界を引く練習をしていく
・自己無価値感は共鳴してしまう。
話を聞いて欲しいと時間を問わず連絡してくる↔話を聞いてあげないと(苦しむ人を楽にしないと、人が傷付いたら自分のせいだ)
・「人を幸せにできなくても、自分には価値がある」「親(信頼できる人)に密着できなくても心は満たせる」と思うようにする
・過去の自分より少しでも成長できたところ、マシになったところを見つけてあげる
・人のイライラ、不安に同調しなくていい
・自分が幸せになることを許す(許可する)
→心が抵抗する理由
・親と同じように不幸で居なければならない
・こんなに不幸になったのは親のせいだ、と思わせたい
・自分は犠牲者だという思い込み
・未熟な方が安心、安全
・嫌なことのおかげで出来たことに目を向ける(±0にする)ことで、犠牲者、被害者意識から抜け出せる
・安心感とは自分を信じることで生まれるもの
・本当の癒しは「許す」ことよりも「愛と感謝」
Posted by ブクログ
親との関係が大事なのかな…。責任重大だ!自己無価値感って自己肯定感の対義語なのかな?自分では心の境界線引くのが下手とは思ってないので(無自覚なのがやばい?)あんまり響かなかったです。