ワカマツカオリのレビュー一覧
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ネタバレノーブルシリーズの番外短編集。
知り合って数ヶ月、保健部と演劇部は合同合宿へ。
旅先で出会った家族内で争われる後継者問題に彼らも巻き込まれる。
遺言書を二重の金庫に仕舞い、さらに施錠できる宿の倉庫へ一晩置いていたのだが翌朝遺言書が行方不明になっていた。-『夏茜』
高校卒業後からの麗羅の進路、そして緑葉のパートナーとなる経緯を描いた。-『揺藍』
断罪後、海外逃亡した歩夢のその後を描いた。-『罪科』
前半の夏茜はほのぼのしたものの、後半の揺藍・罪科は『愛情』の内容を補完するもので、綾崎さん書いてくれてありがとう!と思った。
愛情だけだと吐季側の描写しかないから、他の3人がどんな生き方をしていたのか何となくでしかわからなかったから。
緑葉が一族のトップになるためにどれだけの努力をしていたのか、野望を叶えるべく麗羅をパートナーにするためとはいえサポートしていたり、歩夢が海外で苦労するなか金銭面で援助をしたり。。。
やっぱ緑葉すごいなぁ。吐季も含めた男性陣は一生緑葉に頭上がらないね(笑)
他の方のレビューにもあった通り、ラストの4人揃ったイラストは圧巻だった。ワカマツ氏素晴らしい! -
Posted by ブクログ
ネタバレノーブルチルドレンシリーズ第4弾・最終巻。
長谷見の断罪を行なった歩夢は、罪を認めたものの姿を消してしまう。
必死に探す緑葉。やっと見つけた先は、吐季と告別したはずの麗羅の自宅。
麗羅と共に歩夢の元へ緑葉は赴き、次に吐季と再会したのは空港。
絶対に自首しないという歩夢は国外逃亡するといい、緑葉も一緒に行くと言う。そして吐季に別れを告げる。
緑葉がいなくなり、大きな喪失感を抱える吐季。やがて高校を退学し、舞原家から勘当される。そして引きこもりへ。その期間10年。
社会復帰を果たすのは、最愛の妹・雪蛍の死がきっかけ。彼女の分まで生きようとし、舞原の後継の資質を発揮する。
正式に後継者指名を受けていた弟・夕莉はコミュニケーション能力が足りず、その資質が一族内でも疑問視されていた。彼の孤独を痛感した吐季は、弟のために後継者となる決意を。
そして別れから20年後、緑葉と再会を果たす。。。
緑葉の強引さ、まっすぐさ、有言実行の性格。これくらいのタイプでないと、人生を諦めてる吐季の心を開かせることは無理だったのだなぁと全巻読んで納得。緑葉の傲慢さに最後は慣れてしまった。
親に愛されず不幸な境遇の吐季だったけど、妹弟を慈しむ心があってよかった。それがなかったらきっと立ち上がれなかっただろうな。
吐季も緑葉も麗羅も歩夢も、みんな幸せに★ -
Posted by ブクログ
ネタバレノーブルチルドレンシリーズの第3弾。
監禁事件での賭けに勝った緑葉は、吐季と付き合い始める。
それと同時に同級生・長谷見芽衣の事件について調査。親類に事件を担当する刑事がいて、彼女から話を聞くと長谷見の裏の顔が明らかになる。
猫殺し事件の被害猫の写真が何枚も携帯に保存されていたり、また同じ高校の女生徒に覚せい剤の運び屋を斡旋・強要。
吐季のいとこ・琴寧の不登校原因もここにあった。
脅されていた女生徒達には共通点があり、それを知った吐季は事件の犯人を思い当たる。
これ以上、事件に首を突っ込まないよう緑葉を止める吐季だったが、緑葉から歩夢との境遇を知らされて・・・
一気に話が動き出してあっという間に読んでしまった。
芽衣の本性、怖すぎるんですけど。こんな不気味な高校生いるの?
緑葉はまっすぐで、傷つくことがわかってる吐季が必死に止めても聞かずに。。。
最後に歩夢は失踪しちゃうし、最終巻どうなる!?今回麗羅の出番少なすぎ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ伏線回収が多くなされ、事件が解決への道を辿る一方で、どんどん重くなっていく本編・・・
相関図も(また書いてるんだけど)どんどん大きくなり、いろんな繋がりがあって、ごちゃごちゃしてきた
芽衣が運び屋なのかな、とか思ってたら、まさかの主犯だし、琴寧がまさかの繋がり方しててビックリしたし、緑葉と歩夢の関係にも、最後の衝撃の事実にもびっくりした
芽衣と歩夢がいまいち繋がらないけどね そこは次の最終巻で分かるのかな? 猫殺しの事件で意外と繋がったりするのかな?
吐季がようやく恋というものを知ったというのに・・・二人の運命はどうなってしまうのかなー
知らない方がいいこともあるって言われても、事実を見付けてしまった緑葉だけど、まっすぐすぎて、真実への探究心が強すぎて、ホント、いい加減にしたら?と思わなくもないけど、彼女がこれだけ行動力があってこその展開でもあるんだろうなーとも思うから複雑 まぁ、前の2冊に比べてぐっとうざさは減ったけどね
お金を止められた吐季が、これから大きくて悲しい決断をしようとしている緑葉がどう動くのか、歩夢は見つかるのか、麗羅がどう関わってるのか、いろいろ気になるし、今日は夜更かしして最終巻を読むことになりそうだな
そういえば雪蛍ってこの頃から葵依が好きだったのかな? 久々に本家で会った時からちょっと惹かれてたみたいな描写はあったけどさ -
Posted by ブクログ
プロローグは桜塚歩夢の独白で進められる。
歩夢が緑葉の為に、たった一人でどれだけ苦悩してきたのか、文字通り血を吐くような苦しみを経て、すべてが破綻する。
千桜緑葉の痛々しいまでの真っ直ぐさ。その直視できないほどの輝きに、皆、惹きつけられたのだろうか?
そして、舞原吐季のあまりにも深い絶望は、読んでいてここから抜け出すことはあり得ないのではないかと思わざるを得ないほどだった。
大人に翻弄されるばかりだった学生時代とは違い、自分の力で歩くことができるようになった大人の自分。
でも、吐季と緑葉たちは、どんなに傷ついても心のやわらかな部分は失くしていなかったことに安堵した。