ワカマツカオリのレビュー一覧

  • 永弦寺へようこそ 幽霊探偵 久良知漱

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    ミステリーと看板をあげなくてもいいのではないかな? 謎解きに掛かりきりな訳でもない。それぞれが抱えている何かにじわじわ侵食されていく。当たり前だけど外から見えることだけが真実ではないんだね。人間の心こそ ミステリーなのかも。

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    2013年06月25日
  • ノーブルチルドレンの告別

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    吐季と麗羅の過去。
    麗羅の赦しがほしいと泣いた吐季が切ない。
    全てを諦めたような吐季の姿に、最後の方は読むのがつらかったです。
    ふたりの今後がとても気になる。

    緑葉のことは相変わらず苦手だったけれど、最後の方はその嫌悪感も少しだけ薄れたかな…
    個人的に歩夢のことが気になります(笑)

    続きを早く読みたいです。

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    2013年05月20日
  • ノーブルチルドレンの残酷

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    舞原と千桜の確執が気になるところ。
    話しが進むに連れて緑葉がだんだん丸くなってるように思える。

    いままでのメンバーも出てくるし、そういえばいままでも所々に千桜が出てきてた。
    続きが気になります。

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    2013年03月20日
  • ノーブルチルドレンの愛情

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    ネタバレ

    最終巻。
    長い苦しい時を超えて、やっと完結します。
    途中までがあまりに鬱モードだったけど、とにかくハッピーエンド。
    とても緑葉らしい、そんなハッピーエンド。
    まぁ、前巻の緑葉のセリフから大まかには想像がついてたけど、そうきた!という終わり方。
    個人的に、最終話の扉絵がすごく好きでした。

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    2013年03月18日
  • ノーブルチルドレンの告別

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    主役級の2人に負けずに謎めいた雰囲気で存在感があった麗羅の隠された正体が明らかになり、物語は更に切ない空気になってきた。
    表紙や登場人物の名前から受ける軽めのイメージよりも。ずっとしっかりした内容の作品だと思う。

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    2013年03月06日
  • ノーブルチルドレンの愛情

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    プロローグは桜塚歩夢の独白で進められる。
    歩夢が緑葉の為に、たった一人でどれだけ苦悩してきたのか、文字通り血を吐くような苦しみを経て、すべてが破綻する。

    千桜緑葉の痛々しいまでの真っ直ぐさ。その直視できないほどの輝きに、皆、惹きつけられたのだろうか?

    そして、舞原吐季のあまりにも深い絶望は、読んでいてここから抜け出すことはあり得ないのではないかと思わざるを得ないほどだった。

    大人に翻弄されるばかりだった学生時代とは違い、自分の力で歩くことができるようになった大人の自分。
    でも、吐季と緑葉たちは、どんなに傷ついても心のやわらかな部分は失くしていなかったことに安堵した。

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    2013年01月12日
  • ノーブルチルドレンの愛情

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    緑葉はどこまでも吐季にとっての『ヒーロー』だったなあと。どうしようもなく不器用で、上手に生きれなかった吐季を緑葉が救ったのだと、思った。麗羅と吐季のその後が少しだけ心配だけれど、緑葉が一緒ならきっと大丈夫。吐季は頑張れるよね。
    あれだけの悪い展開から、こんなハッピーエンドを迎えるとは思っていなくて正直喜びよりも驚きの方が大きい。だけど、もういいじゃないか。吐季を幸せにしてあげてほしい。
    永遠虹路で語られていなかった和也さん達のその後が描かれていたのも嬉しい。彼らもまた彼ら達の幸せを手に入れていたのが嬉しい。

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    2012年11月26日
  • ノーブルチルドレンの断罪

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    薄暗い結末しか見えてこない。芽衣の事件の件はまだ謎が残ったままだけど、次巻で明らかになるのだろうか。正直吐季が可哀想で見ていられない。残酷という言葉が本当によく似合う。緑葉の存在が救いになっていたのに、その緑葉まで残酷な事実を突きつけられてしまって、これからどうなってしまうのか考えるのが怖い。歩夢とだって、いい友達になれたと思っていたんだけどなあ…。

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    2012年10月25日
  • ノーブルチルドレンの告別

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    語られる吐季の内面に胸が痛む。あんまりじゃないか。この子が何をしたっていうのだろう。結ばれる事のない2人だとわかっていても、緑葉の思いが吐季を救ってくれることを願わずにはいられない。吐季にはたくさんの幸せを感じて欲しい。

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    2012年10月20日
  • ノーブルチルドレンの残酷

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    オジサンには内容がやや幼いと思いますが、適度にミステリアスで、適度にコミカルで、適度に甘酸っぱい作品でした。
    今度、娘に読ませてみよう。

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    2012年10月18日
  • ノーブルチルドレンの愛情

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    ただただ不器用で、ひたむきな愛の話。愛を知らない人間の変化を弱さと捉えるか、人間らしさと捉えるかどうかは読者の解釈による。

    相変わらず緑葉は苦手だ。苦悩するキャラ達の、書き出すだけできりがない人間らしさがこの最終巻には詰まっている。怒涛の展開だけど、読者を巻き込むにはこれくらいで丁度良かったのかも知れない。

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    2012年10月27日
  • ノーブルチルドレンの愛情

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    ノーブルチルドレンシリーズ最終巻。

    面白かった。
    今まで積み上げてきたものが崩れて、それでも進み続けるキャラクター達がとても魅力的で読むのが止まらなかった。

    でもやっぱり吐季は緑葉がいなければいけないし逆もまたそうなんだろうなって思った。
    幸福は誰かといなければ生まれないし、夢や目的も誰かと支え合う事で生まれるのかもしれない。


    花鳥風月シリーズもまた読み返そうかなー。

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    2012年09月16日
  • ノーブルチルドレンの愛情

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    千桜緑葉の愛情は想像を遥か彼方上回っていた。
    プロローグは苦しかった。前半は切なかった、悲しかった。
    後半は郷愁だった、哀愁だった、惨めだった、哀れだった、哀しかった、涙が出そうになった。
    ラストシーン、愛情は確かにそこにあった。いままでずっと……これからいつまでも……。

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    2012年08月26日
  • ノーブルチルドレンの断罪

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    仮初の幸せだった……。
    問題は山積みだ。
    立ちはだかる壁は強大だ。
    もはや四面楚歌だ。
    “彼女”はいったい何者なのだ。
    ……もどかしい。
    次回、フィナーレ。愛情は誰の手に。

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    2012年07月29日
  • ノーブルチルドレンの告別

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    明かされた二人の過去。
    麗羅の悲劇。
    吐季の悲劇。
    二人は決して交わることは出来なかった。仮初だった。
    これから先に何が起こってしまうのか。
    願わくは、笑っていられますように。

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    2012年07月25日
  • ノーブルチルドレンの残酷

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    表紙の絵にひかれ買ってみた(笑)
    サクサク読めてマンガ感覚で読めます。結構気になって一気に読んでしまいました。
    緑葉はどうも好きになれないタイプやけど(笑)吐季は結構タイプやな(*^^*)
    時折出てくる切ない表現が、昔の自分と重なって痛い。今後の展開に期待!

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    2012年05月26日
  • ノーブルチルドレンの断罪

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    物語が終息に向かっている重要な巻。

    個人的には吐季の内情の変化に驚き。
    薄々気づいていた展開と、え?!と驚いた事情と。

    次巻で最終回とは名残惜しい。
    早く続きが読みたい。


    個人的なことですが、相変わらずこの作者の文章が好きでたまらない。
    作品もだし、あとがきやブログ、Twitterの文章もが好き。

    表現というのか言い回しなのか、とにかく惹かれるモノがある。

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    2012年05月12日
  • ノーブルチルドレンの断罪

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    どんな未来が待っていても、想わずにはいられない

    全てを持っていながらもそれを捨てられるのは
    ただただ、相手の幸せを思うが故で

    冷たい雨の降りしきるその道に
    願わくは小さな一つの傘を……



    綾崎さんは文体からか、泥々してもなんか綺麗だよなと思った
    綺麗というか、サッパリしている?
    文語体だから仕方ないけど、女性の話し方が現実離れしてて少し違和感ある

    どんな風にラストを迎えるのか…
    緑葉の言う、たった一つの冴えたやり方、というのは何なのか
    この文句と同名タイトルのSF小説は悲しいラストだったのでとても気がかり…


    歩夢が欲しい←

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    2012年05月10日
  • ノーブルチルドレンの断罪

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    以下続刊。
    今までの伏線が回収されていく巻でもあり、「現代のロミオとジュリエット」色が濃くなってきた巻。
    吐季の気持ちにも明確に変化が見えてくるとともに、誰にとっても残酷な状況になってしまった今、最終巻が気になるところ。
    それにしても、このシリーズ、登場人物たちの抱えるものは、17歳やそこらの若者が抱えるにはあまりにも重く悲しすぎる。

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    2012年05月08日
  • ノーブルチルドレンの告別

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    以下続刊。
    タイトル通り「告別」の巻。
    いろいろ動き出す巻でもあり。
    激動と哀切の物語のヒロインが幸せといえるかはわからないけど、
    緑葉みたいに、明るい未来をゆるぎなく信じられる、そういう強い信念をもてるのってすごく幸せなことだと思う。

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    2012年05月08日