Posted by ブクログ
2014年01月30日
父の急な転勤に、東京に残ると言い張った女子高生・玉置夏芽は
中学に上がる前に亡くなった祖父・正吉の幼馴染である栄信のところへ
居候することになった。
居候する家は、栄信が住職を務める永弦寺。
永弦寺は、住職とその娘、副住職の孫と孫娘、ひ孫の双子と身内のような男・久良知の大所帯だった。
最初に出会った...続きを読むのは、不潔な感じはしないが小汚く見える男・久良知だった。
その男は永弦寺の境内にある蔵で探偵事務所を開いていた。
永弦寺に住む双子の話によると、久良知は普通の探偵じゃないらしい。
久良知は探偵というけれど、難解な事件を解決するわけではない。
読み終わって、なんか拍子抜けしたな・・・と思ったけれど、
現実的な設定だと言えば現実的で馴染みやすいかも。
現実の探偵だって、そうそうみんな難事件に取り組んでるはずもないだろうし。
浮気調査に、人探し、逃げ出したペットの捜索だってやってるかも。
久良知は、いわゆる事件以外はペットの捜索しかしてないけれど。
幽霊が見えて、霊能者を介して幽霊からの依頼を受け
成仏するのを助けるのが仕事。
不思議な仕事だな。
なのに、私が気になるのは・・・
○いきなり久良知の所でアルバイトすることになった主人公・夏芽のバイト代は
幾らくらい出てるのか?
○憑坐のミワの恋の行方は? 葬儀屋の椿さんは、本当に夏芽を狙ってないのか?
○双子の兄・聡は、クラスメイトの多田君と仲良くなれたのか?
○住職の栄信さんのボケは本物か?
○久良知にとって夏芽は、小学生の双子と同じ括りなのか?などなどでした。