Ark Performanceのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
幼少のころからロボットや宇宙が好きで、しかしガンダムや軍事モノにはまったく興味がわかないまま大人になった。
学生時代、「ガンダムは乗り物だろ! ロボットじゃない!」と言って、先輩を怒らせてしまったこともあった……。そういう位置から今も動けないでいる僕なのだが、この漫画は熱く読める。
兵器を擬人化(美少女化)し、その快楽に特化したのが『ストライクウィッチーズ』だとすると、その功罪を利用してさらに先を行っているのがこれか。
2巻までの感想はどっちつかずで、拒否反応のほうが強かったけど、メンタルモデルや人間性の「実装」という表現が出てからは加速!
潜水艦の戦い、超あつい!
文系まるだし野郎 -
Posted by ブクログ
謎が謎を呼ぶガンダムミステリ。
ジョニー・ライデンとは何者なのか?ジャコビアスはどこまで真実を語っているのか?キマイラ大隊創設に隠された目的は?連邦政府は彼らとどんな密約をしたのか?
読んでいて胸が高鳴る。
この手の策謀巡らす重厚でダークなガンダムサイドストーリーはもはや Ark Performance のお家芸。前々作「ギレン暗殺計画」と同じノリなんだけれどもやっぱり面白い。よくここまで公式設定皆無に近い人物で話が膨らむなあ。それも宇宙世紀の歴史を背景とした強力な説得力を伴って!
メインストーリーも面白いけど、さらに輪をかけているのがMSのスペック設定。今回の青いゲルググの機体分析とそこ -
Posted by ブクログ
海洋SF+美少女モノ(?)
霧の大艦隊という謎の人類の敵(でも日本海軍の艦名ばかり)と、そこを離れ人類側についたイ-401(潜水艦)と主人公達の戦いを描いた海洋SF。
それぞれの艦艇がメンタルモデルという人間っぽいキャラクターを持ち、自分で考えて行動する所が変わっています。
内容は主人公の艦艇がイ-400に見える潜水艦であったり、メンタルモデルが美少女ばかりと、かなりマニアックですが、海戦などの絵に迫力があって面白く感じます。
そして、作者が好きなモノを詰め込んでスタートさせたような独特の雰囲気が楽しいです。
色々と謎な点が多いですが、これからの展開が楽しみです。 -
Posted by ブクログ
もうすっかり宇宙世紀作家で食っていけるぜって感じな Ark Performance 新作はア・バオア・クーの戦いに参加した連邦軍、ジオン軍の名も無き(いや、あるんだけど)兵の回顧録集という珍しい作品。(そして回顧している作中の現在年次も重要因子。)
ガンダム史上最も有名な戦いを裏側から戦局を左右する大事からどうでもいいような事までが細かく描かれていて非常に面白い。
オリジナルでお馴染みのあのキャラもメジャーマイナーなあのキャラも作者の過去作品に登場したあのキャラも登場するこの作品は完結しているようで、興味惹かれる謎が多数残っており、それはおそらく今後描かれるシリーズとリンクするのだろうと思う