くずしろのレビュー一覧
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少数派であるということとか
映画は楽しかったようです。帰り道で美容院のチラシを配っている高倉さんが風でチラシを飛ばし、拾ってあげたところからカットモデルで金田一咲希さんが呼ばれます。女子校でも面倒な恋愛沙汰はありますよ、という友人の話はご本人の体験でしょうか。鈍かったからか、男子高校出身でもそういうのは気付きませんでした。
奏音父が帰国してコンサートの指揮をするので、凛音さんが当日は姉を泊めて欲しいという申し出を受け入れるものの、咲希さんは同じベッドで一緒では寝れなかったようです。
行き先のお店で以前、奏音さんと親しかった綾乃さんに遭遇して話を聞きだすエピソードは次の巻に続くようです。綾乃さんもシングルマザーの許で下の弟 -
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文芸部に入ったり
文芸部の顧問で国語を担当している三浦先生(妻と死別したシングルファーザー)の言う「平等」と「公平」の意味合いが割と重要でした。
奏音さんの妹・凛音(りんね)さんは中3ですが、ちょっと彼女にも面倒な部分はあります。対人関係の偽善的なものもすぐ見抜くというか。
きょうだい児の話が出てくるのも如何にもでした。
奏音さんが私服でスカートを履かない理由も割と切実です。
へそを曲げた凛音さんを探しに街に繰り出し、奏音さんの手を引く咲希さん、赤面していて、どうやら己の恋心を自覚しつつあるようです。
凛音さんが持ち出す綾乃さんの事例も気になります。 -
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こじらせつつも
レンタルDVDのお店で働く関係者それぞれの面倒くささみたいなものが絶妙な配置になっています。いずれもいわゆる恋愛には距離を置いていて、大学生のアルバイト店員・涼子さんの友人・みっちゃんも腐女子をこじらせていたりもします。
巻末に中学時代の話が入っている蓮見コンビ(同じクラスで名字が一緒というのは割と珍しいでしょう)も意外にウブで良いです。
それぞれがゆるく繋がった作品になっていて、基本ギャグっぽいんですが、皆さん不器用でもあります。 -
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色々と動きが
瀬戸内さん、同じ出版社で別雑誌の編集者で、浅倉さんは後輩のようです。最終的には家に転がり込んできた梨田さんにスピンオフの執筆依頼をされていました。
梨田さんも感情の起伏が激しいですが、創作者の孤独も体現しています。貰ったファンレターにいたく感激していました。
女流棋士・角館塔子女流三段も負けた時の気分転換方法を工夫されているようです。この巻では双見さんの家にも来ていました。
仔犬の柴犬を保護し、たからちゃんと名付けて3人で散歩に行くのが良いです。運動にもなります。
アシスタントのねこのてさん、Skypeで会話をしたところ、不登校の16歳と判明しました。既にかなりの画力をお持ちのようです。
麦粒 -
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カバーイラストが気に入ったので試しに読んでみた
良かった
出てくる人ほぼみんなネジがぶっ飛んでて、しかもそれぞれが違うぶっ飛び方してて、非常にいい
私の中で香のお母さんがいちばんぶっ飛んでる
棋士はほら、ぶっ飛んでるのが仕事みたいなもんだからいいんだけど、母親なんて常識人だと思うじゃん
なに、ルール分かんないのに棋譜とれるって
あのお母様の『めっちゃ過保護』と『将棋のことなら止めない』のアンバランスな振り切れ方、それでいて「もうお母さん寝るよ」って宣言しに来る絵に描いたようなオカンっぽさ、それが全部詰め込まれてるところ、そこに到った経緯がものすごく気になった