雪代鞠絵のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
高久センセのものすごく久し振りのコミックスは、雪代鞠絵センセ原作コラボです。どちらも大好きな作家さんですが、どちらかというと雪代カラーがすごく感じられる話。ひたむきで健気なんですよ、この16歳の裕くんが…!
そして、陣内が抱く花束のように、悲しくててやりきれないけど胸にじんわりくる彼のやさしさも、切ないことこの上なしです。
高久センセらしいな~と思ったのは、やっぱり陣内の白衣!萌えますね。かわいくてすぐ頬が真っ赤になる裕もツボ。
裕は要領が悪くて鈍くさい、進学校でも落ちこぼれの劣等生。ある日裕は、いつも小言を言われている委員長が入院してしまい、その見舞いに向かう道で、白い花束を抱いて歩く男の涙を目撃して心を奪われます。
その男陣内と病院で再会した裕は、彼が委員長の主治医だと知ることに。
年の差愛はいいですね。一途でピュアな裕の恋心に何度もキュンとさせられました。裕は芯は強いのですが、おとなしい子なので周りがイラッとしたりもやもやしたり、ほっとけない感じなんです。なので、いろいろ酷い目に遭ってしまうのが不憫で不憫で…!
かなりページ数のあるストーリーだったのですが、裕が大丈夫か心配で一生懸命読んでしまいました。かなり力が入りました。
大智は裕に酷い嫌がらせをしたことについては許せないけど、よく考えたらかわいそうですよね…悲しさや辛さをあんな形でしか表せなかったのは残念。心を癒してくれるようなやさしい相手にめぐり合えることを願うばかりです。
委員長さんもかわいそうw最初からなんとなーく、わかっていましたけど。
エロ的には、やはり原作があったせいか、いつもの高久センセの萌えMAXなHじゃなかったような…
かわいいいかにもなHシーンだったのは、やはり年の差設定とか諸事鑑みての結果でしょうか。攻がやたら優しかったです。 -
購入済み
どんだけ健気な少年なんだろか
不憫な境遇にもメゲずひたすら健気で純真な悠と眉目秀麗でステイタスもある弁護士の浅羽、ある日偶然出会った2人は交流を深めるにつれ惹かれ合っていきます。悠は自身の身分や立場を自分なりに納得しわきまえた行動を取ろうとしていてついウルっときます、何も悪くないのにこんなにいい子なのに何故、と。実際いないと思います、こんな天使みたいな男子校生(笑)でもある意味ファンタジーなあり得ないくらい綺麗な心の悠に癒されること間違いなし。浅羽は読み始めに思ったより狭量で割と子供っぽいことも判明しいい意味で現実味がある男でした。この先悠がしっかり者に成長しそう(笑)今回初読み作家さんでした。奇抜さや官能(お布団シーンありますが至ってライト)はありませんが心理描写が丁寧で展開もごく自然なので気づくと引き込まれてました。
-
Posted by ブクログ
2006年ショコラハイパーの新装版。遊郭ものが受けつけなかった体質が改善された一作。当時、遊郭エロはBLとして許容範囲外だったので。それが今では何でも萌えられるすごい間口の広さですが。
そもそも遊郭を舞台にすると大体お決まりのパターンで、幸薄い受が売り飛ばされ鬼畜な男たちに弄ばれかけるのを、金持ちの攻が救い出すという読まなくてもわかる展開。
その上ひどく辻褄の合わない稚拙な描写だと、いくら絢爛豪華でエロ満載でも興醒めでガッカリしてしまう危険なジャンルです。
BLコミックスでさんざんそんな目に遭ってきたので、これは目からウロコでした。遊郭もので初めて泣いた作品です。
この後、遊郭ものでもっと良い作品にもめぐり逢えるきっかけとなりました。
でも、改めて読んでみると、なんと堂々のテンプレ…
それでも文章の上手さか、キャラの魅力のせいか、当時心を動かされてしまったのは確か。
とっても世間知らずで子供っぽいお坊ちゃまと、復讐心と愛しさの間で苛まれている酷い男という組み合わせもよくあるパターンなんですけどね。
エロももちろんじっくりたっぷり。
かといって、攻以外の男に抱かれることないよう「封殺」で根回しされていて、手ぬるい気もするけどそこが安心だったりもします。鬼畜攻め好きですが、これに関してはそうじゃなくてよかったというのが正直な気持ち。とにかく、水帆があまりにも箱入りのお子ちゃまなので、鬼畜にいたぶるには忍びないんです。いじらしくて、置かれてる立場ゆえに無垢さが際立ってしまう受なので。…しかし、H時の「お兄ちゃん」て、かなりのショタ風味入っているのがドキッとします。しかも街子マドカセンセのイラスト…
そして、性懲りなく「何も知らないでいて、ごめんね」というところで涙。
純真で一途な水帆にやられます。
今回一佳視点の書き下ろしがついていたせいか、以前はあまりわからなかった彼の心のせめぎ合いが胸に伝わってきて、いっそう切なくなりました。すごくいい後日談でした。ここでも一佳のことばでボロ泣き!
単にエロばっかりじゃなくて、二人の背景と心情がしっかり描かれていて切なさが前面に押し出されているところがポイントでした。 -
Posted by ブクログ
大正時代、侯爵である冬馬は地位、名声、美貌と全てを持っているのにもかかわらず奔放な暮らしぶりで浮名を流していて、幼馴染の馨がヤキモキしています。
軽井沢で行われる佐東家主宰の狐狩りで小城館に呼び出されて無体を受けていた悠里が逃げ出したところを冬馬が見つけて屋敷へ連れて行きます。
決して恵まれた生活を送っているわけではないのに義兄を恨むこともなく明るく慕う悠里が健気で可愛い。
花街の花魁の妾腹の子である悠里は母を亡くして父親に引き取られますが、家族として迎えられるのではなくてした働きと同じに扱われるのです。
それでも悠里はいつかお兄さんと暮らせると以前兄が言った口約束を信じて健気に働いていたのでした。
小公女的な部分もありますが時代も大正ですし凄くよかったです。
書き下ろしは悠里を邪険にしていた兄和臣が性懲りもなく悠里を手元にと訪ねて来た時のお話。
御園生家の家政婦千代さんが焼いた蜂蜜のサブレを悠里が紅茶と一緒に持って行ったりと優雅な時を過ごしています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回のカップルは、年の差13歳。
しかも攻様は弁護士……わりと理性の箍が外れにくい硬派です。
なんといっても、健気です、この受さん。
攻様が好きで好きで好きで好きで好きでもうしかたないってのが、体中からだだ漏れ。
そのだだ漏れ具合が、腐女子の萌えを擽ります。
攻様に嫌われたくなくて一生懸命で、我儘言わないように、色々我慢して、我慢して、そして爆発した時にはちょっと目頭が……。
どうしてセックスしてくれないのか
なんて恥ずかしい悩みで、もんもんとしてるとかね。
その辺の強姦まがいを平気でするBL攻様に、爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいですね。
しかも、この攻様、必死でえっちしてくれないと訴えてくる受さんに、『その話はもうおしまいにしよう』よ逃げまでうちます。
BL攻様としては、ヘタレを通り越して仏ですよ。
あんたは悟りでもひらいてんのか、と腐女子のツッコミ満載です。
まぁ、それにも理由があるわけですが、とにかく純愛です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレほんわかした表紙のイラストに見惚れて購入♪
ストーリーはまぁまぁよかったかな…?
この本は恋人になるまでを描いたストーリと
恋人になった後のいろいろ擦れ違い生じる二本立て。
受けの悠くんは可愛くて一生懸命で個人的には好きなタイプの受けの子でした。
攻めの浅羽さんも20代後半の大人な感じでいい感じ。
まぁ…早い話が、、、、歳の差カプ萌え!!(いつもの事ながら)
それにしても悠くんの生い立ちと言うか…
ちょっと容赦ないですよねー。
両親を事故で亡くして、親戚の家に預けられるも
悪徳弁護士に騙されて見に覚えのない金を払わせられ
仕舞いには高校にも行けずに自活…。
はわわわわわ。こういう展開嫌いじゃない(なぬっ!?)
そういうピンチに颯爽と現れるのが大人ってもんだ!
でも浅羽さん…始めはマジでこいつ何者っ?と思った。
なんか適当に言い訳がましく拉致したみたい…
じゃないけど、なんかこう怪しい誘拐犯みたくね??
と思ってしまうのはあたしの心が狭いから??(苦笑)
週に一度の一緒の食事って言うのもなんかミステリアス。
それなのに…コンビにでの悠くんの扱い酷すぎてかわいそう。
なんだろう?人一倍頑張るいい子だから報われないっぷりが…
可哀想すぎて…(涙)
一生懸命ひた隠そうとする悠を温かく包み込むような浅羽さんの
大人な魅力は歳の差あってのもの!
うはー!たまらんね!!
なんかこう…実は過去に浅羽さんは悠を騙した悪徳弁護士の
下で働いてたとかで、その罪悪感からか偶然見かけた悠を
助けて上げたいみたいな罪悪感から始まった関係っぽかったけど
一緒にいるうちに惹かれ始めて…みたいな感じだったようです。
浅羽さんの家に住み始めて悠くんは幸せそうだし…
実は余裕があるように見せかけて、余裕のない浅羽さんのギャップがよかったです。
恋人後の展開ストーリーは浅羽さんの友人と言う吉住さんが
かなりいいキャラしてて、二人の間にいい具合に茶々を
入れる感じで、さらに余裕のない浅羽さんがちょっと可愛かったです。
うーん。余裕のない感じのギャップはきらいじゃないのですが…
もうちょっと浅羽さんにはどーんと構えていて欲しかったという
ちょっとした希望があったので星はマイナス。
ストーリー展開は読めたけど、嫌いじゃない。
文章も読みやすくてキャラもいい感じだったので好きな本です。