深崎暮人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表紙もカラー絵も詩羽先輩なので詩羽先輩がヒロインとして「選ばれなくなってしまう」のか、最悪死ぬこともあるのかと邪推して読んだ。
今回はゲーム作りの話に終始していて、丸戸先生の経験か、それとも持論か、「こういうゲームは面白い。こういうゲームはクソゲー」っていうのを生々しく描いてる。
いいSFは、物理法則をよく知ってる人が新しく緻密な世界観を構築するからこそ、リアリティが生まれる分野だし、童貞は恋愛モノを書けない。そういう意味では、丸戸先生にしか書けない生々しさがあるゲーム作りのお話なのかなと。
謎解きの鍵と一番おいしいところを持っていく加藤は、メインヒロインというか主演女優として今後も在る -
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Posted by ブクログ
「フラグは全力でへし折るためにある!」とは誰が言い始めたのか知りませんが、主人公=倫理君のブレないヲタクぶりは2巻でも突っ走っており、3人の少女達をぐいぐいっと引っ張る構図です。
少女達が倫理君の何に惹かれるかといえば、男らしいヲタクぶりだと思うんですが、彼女たちが倫理君のヲタウザさに振り回されながら吐く、役回り上の建前や冗談や皮肉、のような台詞に倫理君への本心が混ざっていて、その表現が本当に秀逸というか、作中でも使われている言葉を借りれば「あざとい」んですよ。
そんな「あざとい」ところに男子として気づいたり気づかなかったりする倫理君もとてもズルいんですが、絶対にブレない事で成功へ導いてい -
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Posted by ブクログ
ネタバレとてつもないおっさん向けラノベである。
1990年代からギャルゲーに耽溺していた人間なら、
というより、それしか想定してなさそうな作品。
通常、ギャルゲーのヒロインにとって主人公はオンリーワンである。
たとえば、本作の表紙を飾る女子にとっては、
主人公は唯一の幼馴染であり、唯一本性を知られている人間であり、
ほかの男とは明らかな区別を行っている。
これは重要なポイントだ。
ほかの男と並列に置かれたら承認欲求が満たせないからだ。
でも本作のヒロインはそんなこと気にしない。
主人公のことをまったく意識しない。
主人公にとの出会いを印象付ける思い出の品を平然と処分してのけるし、
主人公の自室で徹 -
Posted by ブクログ
「あそびのかんけい」の続編二作目
新キャラ登場で、関係図がより複雑に
そしてそれぞれの隠し事も……
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想い人とのデートイベントが発生――告白までカウントダウン!
想い人である小鳥遊みふるへの告白を決意した常盤孤太郎だが、適切なタイミングが見当たらず未だできないでいた。
そんな中、新作ボードゲームの買い出しにみふるが突然同行を申し出てきて――「一緒にいて楽しい人とは、たくさん遊びたいじゃん!」まさかの休日デートイベントが発生!
「腕組むとか、友達でも普通だから」
いろいろと距離が近いみふるに心揺さぶられ、告白もカウントダウンかと思いきや……。