大倉崇裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
※ちょっと辛口?
陸の孤島、見たて殺人、安楽椅子探偵…全部大好物です、ありがとうございます( ^ ^ )
本格好きには堪らない本格要素てんこ盛りで嬉しいな~、で終わりたいところですが、どっこい本格風にしては珍しい二時間サスペンスドラマのようなテイストです。良くも悪くもアッサリ。謎解きを楽しむ前に話の流れで犯人が分かります\(^o^)/キャー
まず、殺人現場や死体の状態が、見たて以外の本格要素が無い。これだけの死体を並べておいて、見たてと分かりやすい動機だけでかなり引っ張る。これに似た話、浅○光彦のドラマで見たことあるような…な印象です。せっかく浅○光彦と違って陸の孤島っていう美味しい本格シチュエーションがあるのに、どこか本格に徹しきれてない。この作風だから読みやすいし面白い、て方も多いでしょうが、狭量なミステリスキーにはちょっと物足りないかと。
とは言え、軽い頭の運動には楽しめる読みやすさです( ^ ^ )
あと、蛇足ですが、表紙がそそらなさすぎる。新潮文庫ならまだ分かる歴史小説ぽい味わいですが、これは…装丁買いは絶対ないような地味っぷりですよ…
兄弟三名の中から名跡の後継者を決める講演会に、落語雑誌の編集者として招かれた緑。開催されたのは、辺鄙な山間の村。折しも襲来した豪雨で孤立する村で、次々と後継の候補者達が殺害される。上司の牧と連絡を取り合いながら、緑はやがて一連の事件が45年前に失踪した五代目の残した落語の演目の改訂版「七度狐」の見たて殺人だと気付くが… -
Posted by ブクログ
ある事故を境に山から離れ日々を過ごしていた
主人公だが、かつての友の誘いで複雑な思いを
抱えつつも3年振りに山へと戻る。
数日後、その友が山で遭難したとの知らせが入る。
彼は無事なのか、これは果たして事故なのか。
事故にまつわる疑問を解きながら、己にかけた
戒めも解いていく、山岳ミステリ&成長物語。
個人的に、割と硬派なミステリを読んだのが
久しぶりだったのもあってか、読み切るのに
ややエネルギーを消耗した。
大倉崇裕作品という事で漠然と抱いていた
印象と違う雰囲気だったからかも知れない。
事件の真相(というか動機)については、
若干もやもやするものの、ストーリー構成は
良かったと思う。
でも出来れば主人公の主観や状況証拠ではなく
がっちり証明されて欲しかったなぁ。
※途中で“証拠がないからダメ”って会話を
主人公たちがしていたのに、結局ないのかよ!
という不満。
その辺のコトを鑑みるに、どっちかというと
ミステリ風味で青春スパイスをきかせた山岳小説
・・・として読んだら納得なんじゃないかな。