森美樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ不思議で魅力的な男性が毎話、登場する
恋愛で人がおかしくなってしまう話が続く。こういうテイストの本、久しぶりに読んだ
人間は強欲で、『神様』を私利私欲のために
崇め奉る。信仰を強制/禁止してきた歴史
純粋に神を信じられない
しかしやはり神頼みの局面や、行事ごとは継続し続ける不思議な民族の一人
『デイドリーム•デイ』
女子二人で素敵な男の子の奪い合い
序盤に、高校生時代を回想し、今彼と結婚できて幸せな専業主婦の座に収まっていたのは
高校生時代のストーリーの主人公の方ではなく
(こちらのお話は、純度が高く、美しい)
まあまあ最悪なライバル側だった。。
御朱印帳をこっそり交換したり、ストーカー -
Posted by ブクログ
母親病と聞いて、私が思っているものと違った。
母親病って毒親のことかな?母親と娘との間のトラブルや葛藤かな?って思っていたけれど、違った。
この本に出てくる母である園枝さんの良妻賢母でいようとする気持ちや思いには共感はできなかった。
解説を読んでみて、結婚し、主婦として良妻賢母であろうとも、女性として生きたい、でも行き場がない。誰かに承認されたいということだった。
園枝さんの承認は性欲を通しての承認だった。
性欲以外にも、趣味や仕事、他にも選択肢があるのにと思いつつ、園枝は性欲の道を選んで、女性として生きたい気持ちが何倍も強かったんだろうなと思った。
母親病の娘、息子たちも、そんな母親病 -
Posted by ブクログ
とある街の子供のない家庭の専業主婦。夫に合わせるための顔、テレクラの受け手の様々なキャラクター。本当の自分の顔になるのは、早朝に洗濯物を干すときに、向かいのアパートの金髪の青年と目を合わせるときだけ…。
とある街の戸建て、アパート、公団住宅などの様々な主婦の生活を描いた6本の短編アンソロジー。と言いながら、冒頭の作品には主婦はもういないのだ。
そんな色々な主婦とすれ違いかけては引っかかる金髪の青年が繋いでいくわけであるが、初作から悟るのは、セックスと死で近郊を壊していくタイプの作品だなと予感したら、そのとおりだった。
R-18小説の賞を取ったことの有る作者ということで、セックスの描写は僅