主婦病(新潮文庫)

主婦病(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

「たとえ専業主婦でも、女はいざという時のために最低百万円は隠し持っているべきでしょう」。新聞の悩み相談で目にした回答をきっかけに、美津子はある仕事を始めた。八時三十分から三時まで、昼休憩を除いて六時間勤務。完全在宅勤務でノルマなし。欠かせないのは、熟したトマト――。R-18文学賞読者賞を受賞した「まばたきがスイッチ」をはじめ、生きる孤独と光を描ききる六編を収録!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

主婦病(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん。
    なんとなく読んでみたが、とても良かった。
    裏表紙の説明は、俗っぽく気を引きそうな部分を抜き書きしているが、この作品の読みどころは他にもたくさんある。
    エロスと生活感と心理描写とホラー、ファンタジー…その辺のバランスが、私個人的には丁度いいと感じる。

    「主婦病」というタイトルの短

    0
    2019年04月24日

    Posted by ブクログ

    主婦が主人公の短編集(その子どもが主人公のものもあるが…)。
    夫への愛情、子どもができないことへの劣等感、嫉妬や妬み、セックスへの欲望、いろんな感情が込められていた。
    それぞれの話に登場する金髪の男が意味深で幻想的。微妙に絡み合う話もあって、とてもよかった。
    愛されたいという思いが主婦病なのだろうか

    0
    2018年02月03日

    Posted by ブクログ

    【2022年100冊目】
    タイトルとあらすじからは想像もできない豊かな表現に満ちた6篇のお話。あっと思わされる一文が多く、けれど不自然さはちっともなくて、全てが物語の中にしっかりと溶け込んでいます。

    全ての話に出てくる金髪の男を、各話の登場人物がどう見るのかも再読するときには注目したいと思いました

    0
    2022年12月30日

    Posted by ブクログ

    6つの短編が謎の金髪の男によって繋がっている
    暗くて辛い話ばかりだったけど
    おもしろかった
    どの話も金髪の男の登場を待って読んでいた

    0
    2022年09月12日

    Posted by ブクログ

    主婦病、というタイトルから想像していた所と全く違う場所に辿り着いた。

    主人公や物語の中心にいるのが主婦であることは間違いないが、私の理解する狭義の主婦の枠を超えて、夫や世間や家庭から求められる姿と自分でも知らなかった自分の姿との葛藤の生々しさが描かれる。

    不穏な気配に苦しくなりながらも、ページを

    0
    2022年04月04日

    Posted by ブクログ

    「たとえ専業主婦でも、女はいざという時のために最低百万円は隠し持っているべきでしょう」。ほぉ、先立つものがあれば何かの役に立つかも。いや、心の支えになるかも。
    これがあるから大丈夫的な何か。そのためのバイトがなかなか個性的ではあるが。
    どんな仕事でも稼ぐって大変。

    0
    2020年09月30日

    Posted by ブクログ

    面白かった・・・・
    寂しさ、切なさ、女の業がにじみ出る。

    そして文章が好き。
    綺麗で、悲しい。

    0
    2019年02月19日

    Posted by ブクログ

    主婦というカテゴリーに属した孤独な女達の連作短編。

    特殊な性癖を持った夫、夫の不倫、不妊、テレクラのサクラなど、主婦の秘密が目白押し。
    随所に登場する謎の金髪の男は、最後の話で初めて少し好感の持てる存在になります。

    結婚24年、のんきに暮らす私には、へーと感心する話ばかりで、共感共感出来る人はい

    0
    2018年08月19日

    Posted by ブクログ

    主婦達の短編集。
    夫という生き物は妻に無関心になっていく。男は肉が好きなのだ。
    アンニュイで息苦しく狂気も感じられる。わりと好きな雰囲気。
    中でも"さざなみを抱く"が印象に残った。妻として戸惑う気持ちも分かる。ご主人も辛そう。どこか切なく、やるせない。
    他の作品も読みたくなるよう

    0
    2018年03月15日

    Posted by ブクログ

    とある街の子供のない家庭の専業主婦。夫に合わせるための顔、テレクラの受け手の様々なキャラクター。本当の自分の顔になるのは、早朝に洗濯物を干すときに、向かいのアパートの金髪の青年と目を合わせるときだけ…。

    とある街の戸建て、アパート、公団住宅などの様々な主婦の生活を描いた6本の短編アンソロジー。と言

    0
    2024年02月02日

主婦病(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

森美樹 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す