「デイドリーム・デイ」「いたいけな旅」「チャーミング・マン」
「ゆびさきの夜」「神様たち」
パワースポットを舞台にした5話収録の短編集。
神やパワースポットからイメージする神聖な物語ではなく、性に貪欲であったり自由奔放とも思える女性達の姿と、歪んだ性癖を持つ男性の姿が描かれている。
森美樹さんの作品はいつも気持ちがザワザワして落ち着かない。
本作も、一筋縄ではいかない人間関係に気持ちがざわめき、それぞれの物語が見せるラストの反転に驚かされる。
しっとりとした静けささえ感じる文章だが、生と性への確かな熱量を感じる一冊。