磯谷友紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作品としてはよいものだと思う。ビニールに包まれていたら分からないが、表紙の質感もすばらしい。
ただ、内容は倒錯的なため、そういうものをたまたま求めていなかった私としては、騙された感が否めない。装丁やコピーからは想像もつかない内容だった。
Extraを含む7つのストーリーすべてが、同じ世界設定。一人っ子が常態と化し、兄弟姉妹が忌み嫌われるようになった未来で、どうしようもなく兄弟姉妹に惹かれていく人々が描かれている。その設定も絵も物語の展開も心をえぐるものがあった。設定自体は深いのだが、どれもこれも突き詰めていえば「タブーに挑戦する」という主題に終始しており、1話めを読み始めた時と全作読み終わ -
Posted by ブクログ
新米の書店員の成長物語?でしょうか。
本屋の裏側エピソードを交えつつ描かれる書店員達のドラマ。
普通に読み進められたのですが、残念ながら個人的にはグッと来る内容ではありませんでした。
各話が、書店で行われている業務を中心として、その周りで主人公の働きやドラマを描かれているようなのですが、それがキャラクター達の思いや働きが取ってつけたように見えてしまって・・・
話には書店員さん達の書店や本、おきゃくさまへの想い等も描かれていて、それ自体は悪くないんですけれど、実務の部分とそれらの描かれ方のバランスが、自分にはしっくりこなかったのかもしれません。
第1巻だからっていうのもあるのかもしれません