赤城毅のレビュー一覧

  • 亡国の本質 日本はなぜ敗戦必至の戦争に突入したのか

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    ネタバレ

     ファンタジーとか歴史ものなどを刊行してきた作家が、本職のドイツ史の知識や経験を利用してものにした、日米開戦に至る、ポイント・オブ・ノーリターンを探る思考の軌跡を記したものです。

     ドイツと日本の歴史資料を閲覧した際に、前者は和戦の決断ポイントが明確であるにも拘らず、後者ではいつの間にか状態が悪化しているという印象を著者が受けたことをきっかけに、どうして日米開戦に到ってしまったのかを調べてきたらしい。そしてその結果理解できたことを、ドイツとの同盟交渉やアメリカとの日中仲介交渉などの過程を紹介しながら記している。
     序文によると、帝国が崩壊するはずがないという幻想を持っていた多くの人々が、その

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    2012年02月04日
  • 書物迷宮

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    ネタバレ

    2011/10/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2015/12/2〜12/7

    書物探偵シリーズ第2弾。いやいや、本当に好きな世界。今気づいたが、硬派版ビブリア古書堂か。第3弾がますます楽しみに。

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    2015年12月08日
  • 書物狩人

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    待ってたんです、文庫に来るの!気になってたんですけど、中々買えなくて……

    幻の本を巡る駆け引きというか何と言うか……
    そうなんですよね、歴史だって変えちゃう本ってあるんですよね
    禁書になったのだってあるし
    実際の歴史に残る本を廻るのが良いですね
    実際あるのかも!
    とか思わせる世界観が堪らない!

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    2011年09月04日
  • 書物狩人

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    世界各地の稀覯本を入手する職業、書物狩人。
    一冊の本を巡る物語に緻密に事実が練り混まれているのが凄い。
    騙しのトリックもなかなかの上質ミステリ。
    (1/22)

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    2011年01月24日
  • 書物狩人

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    歴史の謎に関わる怪しげで貴重な本を手に入れる凄腕の狩人・ル・シャスールが魅力的。
    本好きには憧れてしまう存在だ。

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    2010年07月18日
  • 書物狩人

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    こ、これは面白いぞー!文庫のオビの
    逢坂剛氏のコメントもきっと本心なのだと
    思われるくらいに面白い!
    歴史の謎+古書の謎+騙し合いの要素が
    上手く融合された紛れもない古書ミステリ。

    こういった歴史上の謎や疑問点に、筆者が
    様々な文献を調べ辿り着いた、少しの嘘や
    想像力を紛れ込ませて、謎の解明をして行く
    手法の作品は凄く好みです。どこまでが
    本当でどこまでが嘘か分からない。それほど
    歴史上の謎が本当に謎めいているって事
    なんでしょうねー。

    たった1冊の古書、寄書が今までの歴史や
    これからの国家の在り方などを揺るがす存在
    なんて、無条件にワクワクします。ある意味
    これも知的な冒険小説なのかも!

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    2010年06月23日
  • 書物狩人

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    本限定007みたいな感じ。
    JFK暗殺から中国史まで、封じられていた本を
    巡って、活躍。

    よく本一冊で、ここまで膨らませたなと感心。
    無茶苦茶な”SILAB”とかな設定も一興。

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    2010年05月03日
  • 書物狩人

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    ル・シャスールがちょっと感じ悪いところがナイス。
    わたしが買った本の表紙はこのイラストじゃなかった。この表紙だったら買ってないわ。作品の世界観と合わない気がする。
    柳広司のジョーカーシリーズを思い起こさせる。結城中佐よりは人間くさいけど。

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    2021年09月10日
  • 書物紗幕

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    書物狩人シリーズ、8作目。そして今作が最終巻。

    舞台は日本の長崎県五島列島の一孤島。最終巻である今作では、この地でル・シャスールと宿敵ミスター・クラウンの最終対決が行われることになります。今作の主役となる稀覯本は、かつて隠れキリシタンの里となっていたこの島の旧家に伝わる「呪いの書」。私が思うこのシリーズの醍醐味は、1冊の本に隠された裏歴史を知れるところであり、どこまでが真実でどこまでが創作か見極めるのも楽しみ方の一つであったのですが、今回は隠れキリシタンの歴史や風習に関しては興味深く読めたものの、かの預言者との絡みは面白味はあったけれども真実味は全く感じなかったのが残念なところ。あくまでも、

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    2020年10月01日
  • 桜守兄弟封印ノート ~あやかし筋の双子~

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    あやかし筋の双子。
    幽霊も怖いけれど、本当に怖いのは人間…みたいな。
    まだ桜守兄弟の背景が語られてないせいか、あやかしになるっていうのがふわっとした感じ。

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    2019年06月16日
  • 書物狩人

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    中編集。
    古書に関わるミステリーというか、謀略小説的な感じ。
    タイトルほどには古書そのものの秘密がどうこうする感じではなく、どちらかというと歴史ミステリー的な要素が大きいのかな。
    とはいえ、現実に即したところはないのですが、そういったことがあってもおかしくないという程度には、話のなかでは整合性があります。
    まぁ、作者の印象には合っている話だと思いますね。

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    2018年03月17日
  • 桜守兄弟封印ノート ~あやかし筋の双子~

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    美形の双子の大学生。
    彼らには、人には言えない秘密があった。

    教授と出会って、巻き込まれて
    事件に飛び込んだ、な連続短編3話。
    最初の話と最後はともかく、真ん中の話は
    巻き込んでは…とかいいつつ、それらしい方向へ
    連れて行ってしまう従姉妹。
    これが毎回だったら、縁を切った方が早いヒロインです。
    幸い、そんな人物ではなかったですが。

    心霊現象詐欺があり、けれど本物が来て
    それを退治して終了、というのが流れ。
    時代劇のように流れが安定しています。

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    2016年12月07日
  • 書物狩人

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    薦められて。
    どこまでが事実でどこまでが嘘?といった短編集です。
    すべて書物が絡む。世界史、日本史に通じているといっそう楽しめそうです。
    手持ちの本にはキャラクターは印刷されていません。なんかラノベっぽい表紙ですね。

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    2016年01月23日
  • 書物紗幕

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    シリーズ完結。

    でももう少し読みたい。
    あとお父さんの番外編とか読みたい。

    書物を取り扱うミステリーで
    中々好きなシリーズでした。

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    2015年02月15日
  • 書物奏鳴

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    少し前に読んで登録忘れ。

    同じような感じで少し飽きもありましたが、この主人公の博識を読むのは面白い( ^ω^ )

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    2015年01月12日
  • 書物紗幕

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    書物狩人シリーズ第8弾で完結編。今回でミスター・クラウンとの因縁や、ル・シャスールの過去が少し明かされたけどあの終わり… しばらく休んで続編出せるようにしてるのかな?

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    2014年05月11日
  • 書物紗幕

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    ネタバレ

    今回の舞台は日本。ノストラダムスの預言書を巡る書物偽造師との対決。
    1970年代に多感な時期を過ごした者にとって、五島某による一連のノストラダムス関連書籍は、オウム信者ならずとも影響を受けた筈だ。
    本書では宗教、信者の持つ暗黒面に触れているのだが、舞台が国際的なものから日本へと移り縮小した印象が強いため、その分キャラクターの人生とか性格に深みが欲しかった。

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    2014年01月19日
  • 書物狩人

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    うん、なかなか。ちょっと薀蓄のひけらかしが鼻につくけど、本に対する愛、主人公ル・シャスールの古書に対する"フェティッシュ"は素晴らしい。ロシア語や中国語等外国語の知識があるひと、歴史が好きなひとはより楽しめる作品だろう。

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    2013年11月29日
  • 書物奏鳴

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    語学の天才で若白髪の書物狩人が、書物にまつわる謎を解いて行く話。
    狩人のありえない万能ぶりに、少女マンガを読んでいるような気持ちになります。
    ビブリア古書堂の話と違うのは、実在しない稀覯本が出て来ること。
    実在する稀覯本の話と絡めて出て来るので、ただのおとぎ話に留まらず、世の書痴たちを面白がらせたり苛つかせたりすることと思います。
    私は書痴ではないので、おとぎ話として楽しめる一冊でした。

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    2013年08月10日
  • 麝香姫の恋文

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    とても読みやすかった。軽い軽い軽い
    まぁ続編あれば読んでみたいかな。
    表紙の写真はあんまりよくないと思う

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    2013年03月22日