赤城毅のレビュー一覧

  • 書物狩人

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     古今東西の稀稿本を求めて、書物狩人(ル・シャスール)こと渋めのイケメン半井教授が、虚々実々のやりとりの中で古書の来歴や因縁を暴いていくエンタメ本。4つの短編から構成されている。

     「教科書に準拠して」はケネディ暗殺犯とされるオズワルドの話。狙撃場所とされる教科書倉庫が重要な鍵となる。
     
     「神々は争う」はバチカンと福音書の話。正典とされていない福音書の存在がバチカンを揺るがす。

     「Nの喜悲劇』はナポレオンとその蔵書の話。本の虫として有名なナポレオンの蔵書の中に、ナポレオンの死に関する重大な事実が隠されている。

     「実用的な古書」は中国と領土拡大に関する史書の話。中国の領土に関する歴

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    2017年08月15日
  • ノルマルク戦記 1 滅びの星の皇子

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    コテコテの西洋中世騎士物語(日本風味)でした。なんか雰囲気はファイアーエンブレムのような。王子様とじいや的な騎士とおてんばなお姫様とか出てきます。

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    2011年12月07日
  • 書物狩人

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    古書を巡る短編集。

    現代に伝わってはいけない真実が
    書かれている古書を合法・非合法問わず
    手に入れる『書物狩人』が主役のお話しです。

    全て短編で読みやすく
    色んな古書の話しや伝説も書かれていて
    ミステリーとしてだけでなく楽しめました。

    古書を巡る駆け引きが面白い!!

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    2011年10月29日
  • 麝香姫の恋文

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    女盗賊と探偵モノです。
    昭和初期です。サラッと読めました。
    ぶっちゃけジャケ買いです。表紙のイラストにつられました。
    続きも出来そうな感じだけどあるのかな?

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    2010年10月03日
  • 書物狩人

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    最初だからか、まだキャラが立っていない部分はありますが、歴史好きとしては興味をそそる良いミステリだと思う。

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    2010年08月07日
  • 書物狩人

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    依頼人の願いを受け、世に出てはいけない本を、あらゆる手段を用いて入手する「書物狩人」。
    設定からして本好きにはたまらないし、一冊一冊の古書に秘められた真実や薀蓄も興味深い。
    まだ、「書物狩人」のキャラが、今ひとつつかみきれないけれど、「ひとの命なんかより、本のほうが大切に決まっている」って言い切っちゃうのはスゴイ。

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    2010年05月27日
  • 麝香姫の恋文

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    乱歩を意識したのか、時代的にもレトロな一冊。(怪人二十面相の何年前、という記載からも)二十面相というよりは女賊だけど。
    麝香の香りのする予告状、十重二十重に囲んだ罠をかいくぐり見事に盗み出す怪盗、それに対する名探偵という、ある意味様式美のようなものがいい。怪盗には予告状(古くはアルセーヌ・ルパンに二十面相、現代ではコナンの怪盗キッドも予告状出しますし)は必然だよね。

    解説の和田慎二氏がいい。「怪盗アマリリス」読んでみたいな。

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    2009年10月04日