石渡嶺司のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「就活」に関わる企業・大学・学生それぞれが演じている・演じざるをえない悲喜劇を描いたレポート。
★☆ ★☆ ★☆
4章欄外の「ハミダシ情報」。「学生の言いやすい、だけどダメな質問やひと言」と、それに対する「採用担当者の心の叫び」は抱腹絶倒。
「今日の私を見て、どんな感想を持ちましたか?」
答えずれえなあ。それとも、うちの会社の面接は練習か? こっちは大迷惑だ。
(p196)
「今後の就活の参考までに、なぜ落ちたのか教えてください」
教えられるわけないだろ。てめえで考えろ! そんな貴様が大嫌いだ!
(p197)
どちらの質問も自分のことしか考えていなくて、まわりの見えてなさが -
Posted by ブクログ
<目次>
プロローグ
第1章 夢が就活を振り回す
第2章 「大学名差別」の正体
第3章 無名校と普通の学生の逆襲
第4章 企業は何を見ているのか
第5章 ブラック企業と優良企業のあいだ
付録 日本人なら知っておいてもいい企業300
<内容>
大学生の就活問題をズバッと斬っていく著者の最新刊。今回も核心を突いている。就職に(働くことに)「夢」って必要なのか?(夢の定義は「専門的職業に就く人」と「一般的な職業の人」では違う)。就活に大学差別があるのか?(「学力不問」だが「実力不問」ではない)。企業の面接やエントリーシートで見ているところ(「志望動機」はありきたりになるの -
Posted by ブクログ
<目次>
まえがき
第1章 世間の空気で騙される
第2章 親で騙される
第3章 大学で騙される
第4章 就活産業で騙される
第5章 企業で騙される
<内容>
就活や大学入試の周りの話題をうまくまとめる著者。今回は女子大生にしぼって(貧困系ではなく、常識の範囲の女子大生)、就活周りでの苦労を調査し、まとめています。私の周りにも近い将来就活をする者たちが多くいますが、結局は「柔軟な思考ができ、新聞購読を含めて、社会勉強をしっかりとした」学生になることが大事!ということですね。親や大学という、障害物もありますが、自己がしっかりとしていて、親離れができていれば、就活はうまくいくのだと思いま -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作「就活のバカヤロー」が2008年の発行だという。
そのころ、俺はと言えば大学4年生だった。
東大から原子力工学の講師で来ていたK教授が「日経を読みなさい。経済は大変なことになる」としきりに言っていたことを覚えている。
実際、リーマンショックが起き、買い手市場となった就活戦線において、内定を着実に手にする仲間の中で失敗し続けることになった。
30社以上にエントリーシートを出し続け、エントリーシートも玉切れして、二次募集の企業を必死こいて探しまくっていたあの頃。
「東京出身なのに、どうして長野県にしたの?」
って聞かれて「山が好きだからです!」って言ってるけど実際のと -
Posted by ブクログ
私が経済学を教える大学教師になって25年以上になる。この間ずっと悩んできたことは学生に何を教えるか、という問題である。ほとんどの学生は企業に就職するわけで、その企業での仕事に直接、間接に役立つことを教えたいと思いながら、それが何かがよく分からないまま今に到るというのが現状である。そのことをより強く意識するようになったのはやはり1990年代以降の平成不況のもと、就職戦線が厳しくなってからである。1980年代にはあまり見られなかったが、1990年代後半になると、ゼミ生のうち2,3人の学生が内定をもらえないという状況になってきた。勢い、教師としても、「内定のもらえる学生さん」を育てなくてはダメだろう
-
Posted by ブクログ
教員採用試験の勝ち組はどういうことをする学生なのか、ということがコミカルに解説された本。試験そのものに加えて、教員という仕事について、試験を受けるまでの教職科目の取り方から教育実習のやり方、民間との併願の状況なども解説されている。
各章に「まとめ」があって、それが面白い。例えば「・都市部の教員は採用者数が多く倍率が低いです・都市部の教員は退職者数が多く残留率が低いです・都市部の教員採用は大量退職を見込んで大量採用します・大量退職を見込んで大量採用する民間企業を、世間では『ブラック企業』と呼びます」(p.30)という、笑える(?)オチがついている。ただこの本を読めば、きちんと普通に勉強して、