夏井睦のレビュー一覧
-
前作(傷はぜったい〜)と重なる部分も多いですが、こちらも名著です。包み隠さず教えてくれるなつい式湿潤療法には、困る人を助けたいという医療人の心が詰まっています。いつかの怪我・火傷のために永久保存で覚えておきたいです。
論文や既存の医療の概念をぶった斬って生化学をベースに説明してくれているので、どこ...続きを読むPosted by ブクログ -
傷の治癒過程やなぜ湿潤治療がいいのかについて分かりやすいのはもちろん、化粧業界のマッチポンプ、医療や科学のパラダイムなど、ここまで書いていいのかなと思うような内容どした。
生物の進化の話で締めくくられているのもいい。お肌の常在菌大事にします。Posted by ブクログ -
p.54 さまざまな面で発達を続ける現代医学の中で、傷の治療の分野だけが19世紀の治療のままであり、そのことに誰も気がついていなかったのである。
→ ソフトウェア開発でも同じこと言えるかな?
3層WebシステムとかメールとかDNSとかIPv4とかsyslogとか。。。
問題意識があって刷新しようとい...続きを読むPosted by ブクログ -
なかなか衝撃的な内容ではありますが、説得力があり、本の中にスーーッと吸い込まれていきました。
私は過去、このダイエットを試したことがあり、
約3か月で、各マイナス、体重12kg、ウエスト10cmのダイエットに成功した経験があります。
体調もすこぶる快調で、私には合っていたと思われます。
本を最...続きを読むPosted by ブクログ -
カロリーをどうやって計算してるかがわかり、カロリーゼロで生きる生物がいることも知った。カロリーはあまりあてにならないかも。Posted by ブクログ
-
■インスリンは脂肪調達係
・野生動物や先史時代の人で「血糖値は下がることはあっても上がることがなかった」のであれば,「血糖値を上げるホルモンが5種類なのに下げるホルモンは1種類(インスリン)だけ」というのは不思議でもなんでもなくなる。それどころか血糖降下専用ホルモンは生物には全く必要なかった。
・イ...続きを読むPosted by ブクログ -
表題通り、この本を読むと以下に、傷に対して間違った対応をしていたのか分かる。この本に従えば、これまで痛かった傷もすぐに痛みがとれ、かなりひどい傷でも、綺麗に治る。
しかし、この本の価値はそれに留まらず、医学が科学になるヒントが含まれていると思った。生物学や化学の知識をベースに治療が検討されるようにな...続きを読むPosted by ブクログ -
この本はタイトルにある通り「最終解答編」となっている通り、前作は私の読書記録によれば、2013年10月頃に読んだことになっています。今から四年程前、脂肪やカロリー過多が肥満の原因になると思っていた私は大いに衝撃を受けたことを記憶しています。特に私の大好きな、麺類・パン・果物に糖質が含まれていて、摂取...続きを読むPosted by ブクログ
-
人類の進化の過程、食の変遷、そして現代人の食事と何を食べるべきか、書かれていました。
とても面白かった!
よく勉強されている方だなと感心しました。Posted by ブクログ -
とても内容が濃い本です。糖質制限ダイエットの紹介本かと思うとヤケドします(笑)。糖質制限の健康面での素晴らしさを紹介するところから始まり、そもそも糖質とは何か?如何にして人類は炭水化物(糖質)を食べるようになってきたのかという命題に踏み込んでいます。後半部分は糖質制限ダイエットとは離れて、生命の発生...続きを読むPosted by ブクログ
-
どこまでが真実かはわかりませんが、非常に面白かった。
よくある、血糖値が高くなるのを抑えてインスリンが分泌、しぼうを増やす、という話はもちろん、
脳の唯一のエネルギーがブドウ糖であり、そのための糖新生が脂肪を減らす?という話も非常に細かくかかれている。
頭を使いすぎると痩せる、というのもあながちなく...続きを読むPosted by ブクログ -
単なるダイエット本だと思い購入したが、穀物と人類の歴史展開と人間と炭水化物の関係について、壮大な歴史展開されていて非常に興味深い本であった。筆算の別の本も読んでみたいと思った一冊である。Posted by ブクログ
-
いいねぇ。題名が。
このパワフルな 題名こそが 意味があるのかもしれない。
『糖質制限』というより 『糖質 ノー』と言う感じ。
なぜ 糖質制限しなければならないかを
外科医である 著者が 自ら実践し、
スマートになり、二日酔いがなくなり、よくねむれる。
そこから
糖質制限とは どんな意味があり、
...続きを読むPosted by ブクログ -
半分読んだ。白色ワセリンとバンドエイド社の「キズパワーパッド」購入。ホントに痛みが無くなりびっくり。治りも早かった。
この治療法、信じます。Posted by ブクログ -
けがややけどは消毒して傷薬を塗るのではなく、きれいに洗った後、白色ワセリンを塗ったラップで覆って自然治癒力に任せた方が、痛くなく、早く、きれいになおるという、びっくりするような主張の本。
一見「トンデモ医療」の本のように見えてしまいますが、読むと宗教がかった思い込みのものとは正反対で、著者は形成外科...続きを読むPosted by ブクログ -
これまで根拠なく定説になっていたものには調べると違うやり方の方が良いものが散見される。糖質制限も湿潤療法もその一つ。以前から糖尿病食は炭水化物が多過ぎると思っていたし、食事指導をすると患者さん達からもこんなに食べるの?と疑問の声が上がったものだった。
私も数年ぶりに低炭水化物ダイエット中。さて、ど...続きを読むPosted by ブクログ -
消毒で何をしているのか。
何が死んでるのか。
考えたこともなく、子供の頃はオキシドールぷらす赤チン。
途中から赤チンは良くないと母がいいだし、オキシドールに。
それが当たり前と思ってきた。
理由も考えずに…怖いなぁ。
いろんな意味で、なんで?って思い直すことの大切さに気付いた。
スキンケアで、肌が...続きを読むPosted by ブクログ -
一人でも多くの方に読んでいただきたい本。
単にヤケドや傷の手当についてだけではなく
細菌(常在菌・通過菌)、皮膚の再生、生物の進化等々
隅から隅まで納得する。
体験的に気づいてたいた事を説明してもらった爽快さ。
医学は科学ではないのだな…とも実感した。Posted by 読むコレ -
著者が提唱する湿潤治療。具体的な処置法だけでなく思想的背景まで踏み込んだ記述。
「この湿潤治療は基本的に、私が独力で作り上げ、理論化したようなもの」「消毒薬は現代医療の根幹に食い込んでいる」「EBMの発想自体は悪くないのだが」というような物言いにはちょっと構えてしまうけど,「消毒文化」の歴史,傷が...続きを読むPosted by ブクログ