傷はぜったい消毒するな~生態系としての皮膚の科学~

傷はぜったい消毒するな~生態系としての皮膚の科学~

628円 (税込)

3pt

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ケガをしたら消毒して乾かす、が世間の常識。しかし実は消毒は「傷口に熱湯をかけるような行為」であり、傷は消毒せず乾燥させなければ、痛まず早くきれいに治るのである。今注目の「湿潤治療」を確立した医師が、理論や治療法を解説。なぜ大病院では痛みと後遺症を強いる旧来の治療が行われるのかを検証。さらに生物進化の過程を辿りつつ見直した、皮膚という臓器の持つ驚くべき能力について、意欲的な仮説を展開しながら解説する【光文社新書】

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傷はぜったい消毒するな~生態系としての皮膚の科学~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    正義感や使命感をもった素晴らしい医者であり、誠実さが本からも滲み出てくるようだ。著者が主張する、傷の湿潤療法は、傷口を消毒して乾燥させるのではなく、傷口を水道水で洗い流し、湿らせた状態のまま治すものとして、最近では最早市民権を得ている治療法だと思う。お値段高めのキズパワーパッドなども売られている。

    0
    2024年08月09日

    Posted by ブクログ

    傷の治癒過程やなぜ湿潤治療がいいのかについて分かりやすいのはもちろん、化粧業界のマッチポンプ、医療や科学のパラダイムなど、ここまで書いていいのかなと思うような内容どした。
    生物の進化の話で締めくくられているのもいい。お肌の常在菌大事にします。

    0
    2022年04月09日

    Posted by ブクログ

    p.54 さまざまな面で発達を続ける現代医学の中で、傷の治療の分野だけが19世紀の治療のままであり、そのことに誰も気がついていなかったのである。
    → ソフトウェア開発でも同じこと言えるかな?
    3層WebシステムとかメールとかDNSとかIPv4とかsyslogとか。。。
    問題意識があって刷新しようとい

    0
    2019年09月29日

    Posted by ブクログ

    表題通り、この本を読むと以下に、傷に対して間違った対応をしていたのか分かる。この本に従えば、これまで痛かった傷もすぐに痛みがとれ、かなりひどい傷でも、綺麗に治る。
    しかし、この本の価値はそれに留まらず、医学が科学になるヒントが含まれていると思った。生物学や化学の知識をベースに治療が検討されるようにな

    0
    2018年11月12日

    Posted by ブクログ

    半分読んだ。白色ワセリンとバンドエイド社の「キズパワーパッド」購入。ホントに痛みが無くなりびっくり。治りも早かった。

    この治療法、信じます。

    0
    2014年05月18日

    Posted by ブクログ

    けがややけどは消毒して傷薬を塗るのではなく、きれいに洗った後、白色ワセリンを塗ったラップで覆って自然治癒力に任せた方が、痛くなく、早く、きれいになおるという、びっくりするような主張の本。
    一見「トンデモ医療」の本のように見えてしまいますが、読むと宗教がかった思い込みのものとは正反対で、著者は形成外科

    0
    2014年03月24日

    Posted by ブクログ

    消毒で何をしているのか。
    何が死んでるのか。
    考えたこともなく、子供の頃はオキシドールぷらす赤チン。
    途中から赤チンは良くないと母がいいだし、オキシドールに。
    それが当たり前と思ってきた。
    理由も考えずに…怖いなぁ。
    いろんな意味で、なんで?って思い直すことの大切さに気付いた。

    スキンケアで、肌が

    0
    2013年08月15日

    Posted by 読むコレ

    一人でも多くの方に読んでいただきたい本。
    単にヤケドや傷の手当についてだけではなく
    細菌(常在菌・通過菌)、皮膚の再生、生物の進化等々
    隅から隅まで納得する。
    体験的に気づいてたいた事を説明してもらった爽快さ。
    医学は科学ではないのだな…とも実感した。

    0
    2013年05月22日

    Posted by ブクログ

    湿潤治療を確立した医師による、旧態然とした医学会への挑戦状。
    読者として、火傷・アトピー性皮膚炎へ役立つ。
    人間と共存する常在菌の大切さも勉強になった。
    医学だけでなく全てにおいてパラダイム転換の重要性を学んだ。
    素晴らしい本。

    0
    2013年03月21日

    Posted by ブクログ

     著者が提唱する湿潤治療。具体的な処置法だけでなく思想的背景まで踏み込んだ記述。
    「この湿潤治療は基本的に、私が独力で作り上げ、理論化したようなもの」「消毒薬は現代医療の根幹に食い込んでいる」「EBMの発想自体は悪くないのだが」というような物言いにはちょっと構えてしまうけど,「消毒文化」の歴史,傷が

    0
    2013年03月10日

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