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Posted by ブクログ
表題通り、この本を読むと以下に、傷に対して間違った対応をしていたのか分かる。この本に従えば、これまで痛かった傷もすぐに痛みがとれ、かなりひどい傷でも、綺麗に治る。
しかし、この本の価値はそれに留まらず、医学が科学になるヒントが含まれていると思った。生物学や化学の知識をベースに治療が検討されるようになったとき、医学はこれまでの常識を脱ぎ去り、金儲けの技術から、患者を助ける技術に昇華するであろう。
以下注目点
・消毒薬は傷を深くする。接触性皮膚炎や、アナフィラキシーショックの元になる。消毒すればするほど、傷は深くなり、化膿する可能性が高まる。
・傷をなめると痛くなくなるのは、濡らすから。乾かすと痛い。
Posted by ブクログ
けがややけどは消毒して傷薬を塗るのではなく、きれいに洗った後、白色ワセリンを塗ったラップで覆って自然治癒力に任せた方が、痛くなく、早く、きれいになおるという、びっくりするような主張の本。
一見「トンデモ医療」の本のように見えてしまいますが、読むと宗教がかった思い込みのものとは正反対で、著者は形成外科の経験のある医師であり、生物学的な現象の機序を明らかにしており、自分自身の体での実験も行っているとしていることで、ものすごく説得力を感じました。
とはいえ、あまりにもこれまでの常識とかけ離れているので、直ちに実践するには相当勇気がいりますが、次回自分自身のけががあったときには、必ず念頭に置いておきたいと思わされました。
Posted by ブクログ
以前に科学の歴史の本を読んでいて「パラダイムシフト」について、考えさせられることがあった。
知れば自明のことなのに、過去の知識の積み重ねや、世間の常識などに捕らわれ、なかなか新しいことを認められない。意地ではなくて、人の本能や脳のシステム上、どうしようもないことであると思う。(簡単に言いえば、コロコロ代わると拠り所となる根幹が確立できない、ということ)
そして、社会システムが過去の成功の積み重ねを評価するのが安全である場合(そらそうだ)、新しい技術をすぐに認めるのは難しい。
だからこそ科学者ではなくて、一般人が「新しい技術」を知ることを怠ってはいけないと思うんだよね。新しい技術を知る人が増えれば増えるほど、変化するスピードが速い。(たとえばインターネットとかスマホとか、利用者が多ければ多いほど進化する)
ただ、スピードが速いから正しいとか間違ってるって事ではないと思うけどね。それを使ってどう生きるかがポイントなのだろう、きっと。
Posted by ブクログ
長らくお決まりとなっている、傷(切り傷擦り傷やけどなどの外傷)は消毒し、乾燥させる治療は間違いで、湿度を保って空気にさらされないようにすることで早く綺麗に痛みもなく治るという湿潤治療に関して、なぜそうなるのかも素人にもわかりやすく解説してある本。
近頃巷でよく聞く「キズパワーパッド」などがその湿潤治療に当たる。
実例、実績もあるのに、なぜ湿潤治療がまだ然程普及していないのか、主たる原因である医学界の構造についても面白い例えを交えつつ辛辣に批判し、最後の章は皮膚や神経構造の進化についてSF並に(言い過ぎか)面白い仮定を披露して終わる。
後半部分はともかく、湿潤治療や、なぜ従来の治療法がダメなのかは誰もが知っておくべき内容だと思う。
とりあえず白色ワセリンは入手しておいた。
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ビジネス・実用
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