古賀茂明のレビュー一覧

  • 官僚を国民のために働かせる法

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    事務次官の人事権は大臣にあるものだが、実際は官僚が決めて、大臣は承認しているだけ。現職の事務次官は、組織に従順な官僚を後任に決めたら、そのことを印象操作して大臣に伝えて幹部の人事を牛耳る。
    大臣はどうせすぐ変わるから、というので官僚は大臣の方を向かずに、事務次官の方ばかり向いて仕事している。次官に嫌われると出世の道が閉ざされる。
    課長になるまでは、みんな次官ではなく課長補佐が人事権を握っているし、若い人ほど国のために、と思って仕事をしているが。。。課長、局長になると、いつ次官からクビを言い渡されるか、天下りポストはどこになるか、とビクビクしてしまい上の顔色伺いで仕事するようになる。

    官僚の残

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    2020年05月31日
  • 官僚の責任

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    これは確か、経済の名著紹介、みたいな本からピックアップしたものだったか。官僚って、何かモヤッとしてて、でもきな臭さはぷんぷん漂ってくる、みたいなイメージ。それは間違ってないことは、本作で良く分かったけど、それにしても存在意義が微妙。安倍がその体制にメスを入れようとしていたってのは、今の彼からするとちょっと衝撃だったけど、当初はまだまともだったのかな。著者が提案する改革も、かなりダイナミックで魅力的にも見えるけど、偏り過ぎの感も否めず、まあ良し悪しって感じ。

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    2020年03月06日
  • 官僚の責任

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    タイトルの官僚の責任という通り、日本の官僚は責任について考えが甘い、と古賀さんは言っている。
    誰でも持っている「人間の弱い部分」について、普通の人間は許されても、皆から税金をもらって、制度をつくったり、実行したりする人たちは心が強くないといけないようだ。古賀さんはそういった部分では非常にメンタルが強いのだと思う。
    人間は感情の生き物である限り、組織の内側の人間には嫌われたくないのが普通なので、組織内の人間に嫌われてまでも、国民のために全力を尽くせる人は少ない。
    時間はかかるだろうが、今後は古賀さんのようなタイプの官僚が増えてくるのではないだろうか。

    また、マスコミの報道などでも官僚は悪人仕立

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    2019年09月23日
  • 国家の暴走 安倍政権の世論操作術

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    2014年初版とちょっと古いが、古賀茂明氏の初めての書物を読んだ。
    古さを感じさせないどれも明快な物言いで、古賀氏らしいと感じた。
    官僚、官邸、首相の暴走が停まらないことが良く判る。

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    2019年08月16日
  • 官僚を国民のために働かせる法

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    この中にある改革案わひとつひとつでいいから、実行していって欲しい。
    公務員に労働基本権が該当しないとは知らなかったです。

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    2019年06月12日
  • 日本中枢の崩壊

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    日本政府の組織としての問題がはっきり示されている、何とか是正に向かわないものか・・
    国際競争のなかで国力が衰退していってしまうのは避けられないのか・・
    昭和以降、日本の政治は最低レベル

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    2019年01月13日
  • 日本中枢の崩壊

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    改革派で通った元経産官僚の古賀さんのファンは多いし、自分もその一人だ。この本は、読めば読む程憂鬱にさせられ途中で止めてしまった。これほどの優秀な官僚が理路整然と問題点を突き、それを変えようと多くの改革派政治家が挑んでも変えられないのが日本の官僚制度だ。では誰が変えられるのだろうか?正論であれば、国民という事になるだろうが、多数の国民が何らかの形で国からの施しを受けている立場にある。無力感とか脱力感しか残らないのはもちろん本書のせいではない。

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    2018年10月08日
  • 日本中枢の崩壊

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    官僚がすべて著者のような熱意にあふれる人々だったらよいのに、というのが感想。本書のかなりの部分は公務員改革について割かれているが、ぜひやってもらいたいと思う。
    ちなみに、渡辺喜美、長妻昭を見直した。彼らの著書も面白そうだ。

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    2021年08月08日
  • 国家の暴走 安倍政権の世論操作術

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    百点の政策提言、政治提言があると思うなら怪しいと思うべきだと思う。少なくとも対外的な姿勢でいえば、安倍首相は原則的には間違ってはいないが、結果として正しいとは思えない。「戦争はしないが、改革はする」多くの人が求めている当たり前のことが書いてある。そして意外と正しい帰結をこうして出してくる人は少ない。少なくとも、国内政策、政治改革、行政改革については古賀さんの言っていることは正しいと思う。バランスの問題はあるにせよ、今のこの風潮の中で、建設的な批判としての、こういう本が出されることは大切だと思う。なんとなく安倍さんが頼りになると思っている人に、是非、一度読んでみて欲しい。

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    2017年12月18日
  • 日本中枢の狂謀

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    表に出ない日本社会の裏側を知ることができる。
    暗澹とした気持ちになるけれど、読み、知る事ができてよかったと思う。

    「すぐ忘れる」
    「他にテーマを与えたら忘れる」
    「嘘もいいきれば本当になる」

    という保守党リーダーの日本国民論は悔しいけれどその通りだと思うし、現状分析をして自分達がやりたいことをやるために様々な工夫をしている点で、今までの考え方ややり方にこだわっている野党は敵わないと思う

    同じ沖縄にいても北のことを想像できない南の人達
    関東の人に沖縄のことを考えろと言っても・・・

    でも、私は表も裏も知りたいと思うし、子ども達のために安全に暮らせる社会を残したいとも思う

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    2017年11月09日
  • 日本中枢の狂謀

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    著者の経験を通して、総理官邸を始めとする省庁、放送・新聞のメディア、東京電力等で進められてきた理不尽な動きを暴露している。真偽の賛否にはバカの壁が立ちはだかり共通理解は得られにくいだろう。総理や官房長官の会食といった古典的な手法で、トップから懐柔し、組織内で忖度を浸透させていく姑息なやり方には憤りを感じる。痛烈な筆致で批判していく矛先は、民進党にも及び、最後に著者からの提案が纏められているが、現実感に乏しく尻すぼみの感が拭えない。

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    2017年09月23日
  • 官僚の責任

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    納得。同意。でも、難しいだろうな。
    組織を変えるためにはそれよりも上位からの関与が必要だが、官僚機構より上位ってなんだ。そんなもの今の日本にあるのか?

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    2017年08月06日
  • 官僚の責任

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    公務員としての気構え「公僕」として働くには今の官僚制度では
    出来ないということが
    事例を紹介しながら説明されている。
    官僚とはどのような存在なのか知るのに
    良いと感じた。

    読んでの感想としては
    今の官僚制度の何がいけないのかは
    分かった。
    そしてこれを改善するには
    どうすれば良いのか
    官僚としての心構えは伝わった。
    そのためにも
    公務員制度を改善するには国民が声を
    ひとつに動かす必要があると感じた。
    そしてそのためにも官僚の動きは新聞を
    通して関心を持っていきたい。

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    2017年05月22日
  • 日本中枢の崩壊

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    こういう本は鮮度が命という部分もあって、政策の提言の部分は現状の認識を再度作者に聞きたいとも思うが、霞が関の実態の告発に関しては、普遍的なんだろうとは思う。

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    2016年11月20日
  • 官僚の責任

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    著者は、東大法学部卒の元通産(現経産)官僚。
    著者は、2008年7月に内閣官房に設置された国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、(1)内閣官房に人事局を新設し、これまでは各省庁が独自に行っていた幹部職員の人事を人事局が一元管理すること、(2)国家戦略を立案する国家戦略スタッフを内閣官房に置くことにより、「首相の采配により、人材と資金を必要な分野に重点投入する」ことを目指し、更に、「キャリア制度の廃止」、「官民人材交流」、「年功序列人事の廃止」、「天下り規制の強化」、「事務次官廃止」などを加えて、中曽根元首相をして「これは革命だ」と言わしめた、公務員制度改革案を策定したが、当初改革案を

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    2016年01月16日
  • 官僚の責任

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    官僚機構のどこに問題があるのかを元官僚が書いた本。縦割りの組織構造が組織内だけの利益を優先し、自分たちのための天下り機関を構成する。また、それぞれの省庁が同じような事に予算を取る非効率な体制は、大企業にも通じる(かつてソニーがスゴ録とPSXを販売したような)。結局、国も民間も同じという事か。

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    2015年12月23日
  • 国家の暴走 安倍政権の世論操作術

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    一度読んだが、報道ステーションでの騒動があり再読。
    安倍政権の危険性を指摘している。
    チーム安倍こそが暴走装置。その構成員は
    ①官僚スタッフの中心は経産省
    ②世耕官房副長官をはじめとする補佐官
    ③菅官房長官
    ④NSCのハト派はダミー
    ⑤NHKなどのマスコミ
    北朝鮮拉致事件を支持率アップのため利用等

    この著者に対して批判的な意見をする人も多い。
    しかしながら、国家権力に対してこれだけ真っ向から意見を言うことは勇気がいることではないかと思う。

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    2015年07月18日
  • 日本中枢の崩壊

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    今更感がありますが、本棚で積ん読になっていたこの本、2015年5月の今、改めて読んでみました。都構想の橋下さんのブレーンの一人だったとも聞くのでどういう主張かと。一読し、相応に評価されるべき本だろう、今でも、と思いました。

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    2015年05月19日
  • 利権の復活

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    安倍批判で「報道ステーション」を降ろされたと噂の古賀茂明さんの本を読んでみた。官僚のレトリック、安倍政権のレトリック、橋本徹のレトリックなど、巧妙なレトリックに、物事を見極めることの大切さを再認識。

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    2015年02月21日
  • 国家の暴走 安倍政権の世論操作術

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    20150104

    平気で嘘をついたり、討論中にスグにムキになったり、反対意見に聞く耳を持たなかったりする安倍総理の人格には危うさを感じていたが、本書を読む事で確信した。

    総理がアメリカ大統領に良い顔をしたいためだけにアメリカの言いなりで戦争に突き進む可能性が多いにあることをあらためて感じた。

    先々、徴兵制さえも現実味を帯びてきており、子どもを持つ親としては決して政権の暴走を許す訳にはいかない。

    そんな安倍政権を年末の衆議院選挙で歴史的大勝をさせてしまった選挙制度にも多いに問題があるが、国民の命よりも、見栄や、利権を守ろうたする政権の暴走をこれ以上許す訳にはいかない。

    女性活用、地方創

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    2015年01月05日