古賀茂明のレビュー一覧

  • 日本中枢の崩壊

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    改革派で通った元経産官僚の古賀さんのファンは多いし、自分もその一人だ。この本は、読めば読む程憂鬱にさせられ途中で止めてしまった。これほどの優秀な官僚が理路整然と問題点を突き、それを変えようと多くの改革派政治家が挑んでも変えられないのが日本の官僚制度だ。では誰が変えられるのだろうか?正論であれば、国民という事になるだろうが、多数の国民が何らかの形で国からの施しを受けている立場にある。無力感とか脱力感しか残らないのはもちろん本書のせいではない。

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    2018年10月08日
  • 日本中枢の崩壊

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    官僚がすべて著者のような熱意にあふれる人々だったらよいのに、というのが感想。本書のかなりの部分は公務員改革について割かれているが、ぜひやってもらいたいと思う。
    ちなみに、渡辺喜美、長妻昭を見直した。彼らの著書も面白そうだ。

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    2021年08月08日
  • 国家の暴走 安倍政権の世論操作術

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    百点の政策提言、政治提言があると思うなら怪しいと思うべきだと思う。少なくとも対外的な姿勢でいえば、安倍首相は原則的には間違ってはいないが、結果として正しいとは思えない。「戦争はしないが、改革はする」多くの人が求めている当たり前のことが書いてある。そして意外と正しい帰結をこうして出してくる人は少ない。少なくとも、国内政策、政治改革、行政改革については古賀さんの言っていることは正しいと思う。バランスの問題はあるにせよ、今のこの風潮の中で、建設的な批判としての、こういう本が出されることは大切だと思う。なんとなく安倍さんが頼りになると思っている人に、是非、一度読んでみて欲しい。

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    2017年12月18日
  • 日本中枢の狂謀

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    表に出ない日本社会の裏側を知ることができる。
    暗澹とした気持ちになるけれど、読み、知る事ができてよかったと思う。

    「すぐ忘れる」
    「他にテーマを与えたら忘れる」
    「嘘もいいきれば本当になる」

    という保守党リーダーの日本国民論は悔しいけれどその通りだと思うし、現状分析をして自分達がやりたいことをやるために様々な工夫をしている点で、今までの考え方ややり方にこだわっている野党は敵わないと思う

    同じ沖縄にいても北のことを想像できない南の人達
    関東の人に沖縄のことを考えろと言っても・・・

    でも、私は表も裏も知りたいと思うし、子ども達のために安全に暮らせる社会を残したいとも思う

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    2017年11月09日
  • 日本中枢の狂謀

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    著者の経験を通して、総理官邸を始めとする省庁、放送・新聞のメディア、東京電力等で進められてきた理不尽な動きを暴露している。真偽の賛否にはバカの壁が立ちはだかり共通理解は得られにくいだろう。総理や官房長官の会食といった古典的な手法で、トップから懐柔し、組織内で忖度を浸透させていく姑息なやり方には憤りを感じる。痛烈な筆致で批判していく矛先は、民進党にも及び、最後に著者からの提案が纏められているが、現実感に乏しく尻すぼみの感が拭えない。

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    2017年09月23日
  • 官僚の責任

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    納得。同意。でも、難しいだろうな。
    組織を変えるためにはそれよりも上位からの関与が必要だが、官僚機構より上位ってなんだ。そんなもの今の日本にあるのか?

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    2017年08月06日
  • 官僚の責任

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    公務員としての気構え「公僕」として働くには今の官僚制度では
    出来ないということが
    事例を紹介しながら説明されている。
    官僚とはどのような存在なのか知るのに
    良いと感じた。

    読んでの感想としては
    今の官僚制度の何がいけないのかは
    分かった。
    そしてこれを改善するには
    どうすれば良いのか
    官僚としての心構えは伝わった。
    そのためにも
    公務員制度を改善するには国民が声を
    ひとつに動かす必要があると感じた。
    そしてそのためにも官僚の動きは新聞を
    通して関心を持っていきたい。

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    2017年05月22日
  • 日本中枢の崩壊

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    こういう本は鮮度が命という部分もあって、政策の提言の部分は現状の認識を再度作者に聞きたいとも思うが、霞が関の実態の告発に関しては、普遍的なんだろうとは思う。

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    2016年11月20日
  • 官僚の責任

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    著者は、東大法学部卒の元通産(現経産)官僚。
    著者は、2008年7月に内閣官房に設置された国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、(1)内閣官房に人事局を新設し、これまでは各省庁が独自に行っていた幹部職員の人事を人事局が一元管理すること、(2)国家戦略を立案する国家戦略スタッフを内閣官房に置くことにより、「首相の采配により、人材と資金を必要な分野に重点投入する」ことを目指し、更に、「キャリア制度の廃止」、「官民人材交流」、「年功序列人事の廃止」、「天下り規制の強化」、「事務次官廃止」などを加えて、中曽根元首相をして「これは革命だ」と言わしめた、公務員制度改革案を策定したが、当初改革案を

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    2016年01月16日
  • 官僚の責任

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    官僚機構のどこに問題があるのかを元官僚が書いた本。縦割りの組織構造が組織内だけの利益を優先し、自分たちのための天下り機関を構成する。また、それぞれの省庁が同じような事に予算を取る非効率な体制は、大企業にも通じる(かつてソニーがスゴ録とPSXを販売したような)。結局、国も民間も同じという事か。

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    2015年12月23日
  • 国家の暴走 安倍政権の世論操作術

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    一度読んだが、報道ステーションでの騒動があり再読。
    安倍政権の危険性を指摘している。
    チーム安倍こそが暴走装置。その構成員は
    ①官僚スタッフの中心は経産省
    ②世耕官房副長官をはじめとする補佐官
    ③菅官房長官
    ④NSCのハト派はダミー
    ⑤NHKなどのマスコミ
    北朝鮮拉致事件を支持率アップのため利用等

    この著者に対して批判的な意見をする人も多い。
    しかしながら、国家権力に対してこれだけ真っ向から意見を言うことは勇気がいることではないかと思う。

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    2015年07月18日
  • 日本中枢の崩壊

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    今更感がありますが、本棚で積ん読になっていたこの本、2015年5月の今、改めて読んでみました。都構想の橋下さんのブレーンの一人だったとも聞くのでどういう主張かと。一読し、相応に評価されるべき本だろう、今でも、と思いました。

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    2015年05月19日
  • 利権の復活

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    安倍批判で「報道ステーション」を降ろされたと噂の古賀茂明さんの本を読んでみた。官僚のレトリック、安倍政権のレトリック、橋本徹のレトリックなど、巧妙なレトリックに、物事を見極めることの大切さを再認識。

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    2015年02月21日
  • 国家の暴走 安倍政権の世論操作術

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    20150104

    平気で嘘をついたり、討論中にスグにムキになったり、反対意見に聞く耳を持たなかったりする安倍総理の人格には危うさを感じていたが、本書を読む事で確信した。

    総理がアメリカ大統領に良い顔をしたいためだけにアメリカの言いなりで戦争に突き進む可能性が多いにあることをあらためて感じた。

    先々、徴兵制さえも現実味を帯びてきており、子どもを持つ親としては決して政権の暴走を許す訳にはいかない。

    そんな安倍政権を年末の衆議院選挙で歴史的大勝をさせてしまった選挙制度にも多いに問題があるが、国民の命よりも、見栄や、利権を守ろうたする政権の暴走をこれ以上許す訳にはいかない。

    女性活用、地方創

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    2015年01月05日
  • 国家の暴走 安倍政権の世論操作術

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    1.日本版NSC
    2.特定秘密保護法
    3.集団的自衛権
    恐怖の3点セット
    確かに何か我が国は危ない方向に
    向かっているような感じがしてたが
    それが確信となるような1冊でした。

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    2015年01月04日
  • 国家の暴走 安倍政権の世論操作術

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    今日の朝刊の一面に『「自民300」予測衝撃走る』の見出しが躍る。自民党はこの衆議院選挙に大勝し、そして16年の参議院選にも勝って長期政権を我が物にするのであろうか。そうなると首相の構想と夢は確実に実現されるのであろう。果してそれで日本は平和で豊かな世界の国々から称賛される国になるのだろうか。それにしても、今回の選挙で選挙民の一番の関心事が景気回復にあるのは、これで良いのかという感想を持つのですが。本当にこれで良いのか?悲しい気持ちでいっぱいです。

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    2014年12月05日
  • 日本中枢の崩壊

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    東大法学部を出て経産省に入省した古賀茂明氏の本。
    王道を歩んできた人だと思うが、勇気のある人だと思う。
    官僚組織や政治の世界を全く知らない立場からは、内部の様子を知ることができるこの本は貴重だ。

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    2014年11月20日
  • 国家の暴走 安倍政権の世論操作術

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    安部政権に対する辛口の評価。

    集団的自衛権や特定秘密保護法案など、キナ臭い法案が多いということは感じますし、憲法9条の改正の話も、個人的には誰も傷付いていないのだから改正しなくても良いのではと思います。この本にあるように死の商人を目指すというなら言語道断だと思いますが。

    むしろ、経済面をしっかりやってもらいたいと感じました。消費税も上がり、景気をきちんと見極めていけない時期だと思いますし。

    それにしても、既得権益の問題は誰がやっても解決しないかなと思う。そして、平均寿命世界一と言うことは素晴らしいと思うが、それだけ頭の固い長老が居座ることにもなるので、この点も喜んでしまって良いものか。

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    2014年10月19日
  • 利権の復活

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    安倍政権およびアベノミクス、TPP、原発問題、汚染水、橋本知事、憲法改正等をテーマに、「国民は実はこんなふうに騙されている」という詐術の手の内を著者が明かす。
    この本のベースにはきっと膨大なデーターがあるに違いなく、多くの国民にこそ読んでもらいたいはずなのに、ここでも取り上げられていないのは怖いものを感じる。
    無知でしたでは済まされないと思うけど。

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    2014年01月04日
  • 原発の倫理学

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    ネタバレ

    元経産官僚の古賀さんが、主に福島事故後の原発問題について書きためたメルマガの内容を再編集した内容。
    自分は安全性が確保されればあと10年位は、既存の国内の原発の再稼働はすべきという立場で、古賀さんの即時ゼロとは異なりますが、いかに経産省・東電がべったり癒着してきたかを整然と論破しています。内容は2012年初頭の記事も含まれますが、事故処理がなかなか進まない背景を時系列で読むことができる価値ある一冊だと思います。
    ・東電破綻処理を拒み、無責任に国民負担を増やす政府、経産省、東電、メガバンク(1~3章)
    ・国会事故調の提言を無視した骨抜きの原子力規制委員会(4章)
    ・現場の実態を無視した除染指示(

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    2013年12月31日