古賀茂明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
安部政権に対する辛口の評価。
集団的自衛権や特定秘密保護法案など、キナ臭い法案が多いということは感じますし、憲法9条の改正の話も、個人的には誰も傷付いていないのだから改正しなくても良いのではと思います。この本にあるように死の商人を目指すというなら言語道断だと思いますが。
むしろ、経済面をしっかりやってもらいたいと感じました。消費税も上がり、景気をきちんと見極めていけない時期だと思いますし。
それにしても、既得権益の問題は誰がやっても解決しないかなと思う。そして、平均寿命世界一と言うことは素晴らしいと思うが、それだけ頭の固い長老が居座ることにもなるので、この点も喜んでしまって良いものか。
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Posted by ブクログ
ネタバレ元経産官僚の古賀さんが、主に福島事故後の原発問題について書きためたメルマガの内容を再編集した内容。
自分は安全性が確保されればあと10年位は、既存の国内の原発の再稼働はすべきという立場で、古賀さんの即時ゼロとは異なりますが、いかに経産省・東電がべったり癒着してきたかを整然と論破しています。内容は2012年初頭の記事も含まれますが、事故処理がなかなか進まない背景を時系列で読むことができる価値ある一冊だと思います。
・東電破綻処理を拒み、無責任に国民負担を増やす政府、経産省、東電、メガバンク(1~3章)
・国会事故調の提言を無視した骨抜きの原子力規制委員会(4章)
・現場の実態を無視した除染指示( -
Posted by ブクログ
経済産業省をはじめ、国の政策に関わるプロジェクトや組織に積極的に関わっていた古賀さんの自伝といってもいい本。本の中でも言っていますが、古賀さん自身は信念を貫くという目的で今まで進んできた意識はなく、振り返ってみればそうだったなと思えるとのこと。
文章は非常に柔らかい語り口調で、著者の性格がにじみ出ているかんじがして非常に読みやすかった。
この本を読んで、正しいことを行う・伝える、ということの大切さ、自分自身を偽らないことの重要性を感じました。政治の嫌な面も忌憚なく書かれていて政治に対して嫌なイメージも出ましたが、それでも関わって伝えて変えて行かなければいけないと、自分の中に火を灯されるような本 -
Posted by ブクログ
今の日本の危機状況を的確に表していると思う。
社会保障制度なども同じだが、焼け野原からの復興に機能した仕組みのすべてが老朽化してしまっているのだろう。
戦後レジュームの変革に挑んだ小泉、安倍政権に取って替り、時代錯誤のおバカな社会主義を志向した民主党政権が、さらに制度疲労を加速してしまった。
国のあるべき姿をしっかり語ってくれる政治家の出現に期待したい。
そして、国民も意識を変える必要があるだろう。最後は自分で自分を守ると。
ところで、子供のときから、頭のいい子の代表の官僚が、
どうして”犯罪者”のようになってしまうのか?
同じように、勉強ができる代表格の弁護士も正義面して国や人を売ってやしな