古賀茂明のレビュー一覧

  • 官僚の責任

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    内容は「日本中枢の崩壊」に重なる点が多い。
    とりあえず、どっちか一冊読めばいいかな。
    個人的には、賛成する点が多いが、何とか内部で頑張って欲しかった。
    官僚の自己浄化も望めない、政治家にも期待できない、となると、頼りは外圧だけ?

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    2013年08月16日
  • 日本中枢の崩壊

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    ネタバレ

    官僚システムの問題点について書いた書ではあるけど、この本に書かれている課題なり問題点は、日本全体にもあてはまるものなのかなぁと。

    官僚の課題もさることながら、官僚システムにものすごく大きな問題があるという話。

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    2013年08月11日
  • 日本中枢の崩壊

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    古賀氏の分析も主張も頷ける点が多い。とくに、日本人の組織力が欧米に比べ、決して優れてない点など、新鮮であった。

    しかし、なぜか素直に肯定できない気分もある。
    古賀氏が、あたかも、国民の声の代弁者で、内部で改革に邁進した結果、殉死した(追い出された)かのような側面が強調されすぎてるのかも。

    過去にも、此の手のものはあった。
    厚生省(名は失念)、外務省の天本氏など。
    比べると、提言の鋭さでは、古賀氏が抜けてると思う。

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    2013年07月15日
  • 官僚の責任

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    日本の最高行政府であるはずの優秀な官僚が、どうして堕落してしまうかについて書いた一冊。

    元官僚だけあって、その内容は説得力があった。
    具体的な施策も色々と書いてあったが、どれも自助努力を必要とするもので、言うは易し行うは難しと感じた。

    結局、黒船や敗戦のような国難級の外圧によってのみしかかわることができないのか……。

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    2013年06月03日
  • 官僚の責任

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    現在の官僚制が抱える問題に対する分析および改革案について書かれている。

    現在の官僚組織の構造的な欠陥について、著者の個人的な体験をふまえて書かれている部分に関しては説得力があり、危機感が読者にも伝わってくるような構成になっている。
    ある意味では、越権的な人事組織がある中国共産党の方が優れている部分もあるのかもしれない。

    ただ、改革案については、実現のためにどういう立場の人が何をすることが必要なのか、もう少し掘り下げて可能性の吟味を行ってもらいたかった。

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    2013年05月06日
  • 官僚の責任

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    官僚批判で一貫した文体。読んでいてスッキリした。国を豊かにするために、官僚が手を加えないという施策は新たな視点で興味深かった。組織の改変、改革がなければ、国益ではなく省益になってしまう。

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    2013年05月01日
  • 信念をつらぬく

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    経済産業省をはじめ、国の政策に関わるプロジェクトや組織に積極的に関わっていた古賀さんの自伝といってもいい本。本の中でも言っていますが、古賀さん自身は信念を貫くという目的で今まで進んできた意識はなく、振り返ってみればそうだったなと思えるとのこと。
    文章は非常に柔らかい語り口調で、著者の性格がにじみ出ているかんじがして非常に読みやすかった。
    この本を読んで、正しいことを行う・伝える、ということの大切さ、自分自身を偽らないことの重要性を感じました。政治の嫌な面も忌憚なく書かれていて政治に対して嫌なイメージも出ましたが、それでも関わって伝えて変えて行かなければいけないと、自分の中に火を灯されるような本

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    2013年03月28日
  • 官僚の責任

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    元官僚が、官僚の実態をズバッと切る。読んでいて切れが良く面白い。ただ、最後の章では自分自身の官僚時代の考え方がわかり、ちょっとその考え方はどうかと思うところがある。

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    2013年02月18日
  • 日本中枢の崩壊

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    東日本大震災の前後の状況を交えつつ、政治と官僚ってこんなことやってるんだよ~って本です。個人的には「官僚」自体は悪くないとは思ってます。「官僚を官僚たらしめているシステム」が悪いのだろうな~。と。
    天下りなんかも、能力のある人が正当なポジションで正当な業務を行っていれば文句なしなんですが。現実はそうでないよね。ということがとてもよくわかる本でもあります。

    でも、結局のところ、国民一人一人が日本の行く末を考えないとだめなんだろうな。と思う本でもありました。

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    2013年01月07日
  • 日本中枢の崩壊

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    これは官僚が書いた官僚の実態だが、同じような事が政治や企業等あらゆる場面に広がっているのが、今の日本の衰退に繋がっていると思う。身近な所でも垣間見ることが多く感じる。危機の本質はそこにあるような気がする。

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    2012年12月25日
  • 日本中枢の崩壊

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    今の日本の危機状況を的確に表していると思う。
    社会保障制度なども同じだが、焼け野原からの復興に機能した仕組みのすべてが老朽化してしまっているのだろう。
    戦後レジュームの変革に挑んだ小泉、安倍政権に取って替り、時代錯誤のおバカな社会主義を志向した民主党政権が、さらに制度疲労を加速してしまった。
    国のあるべき姿をしっかり語ってくれる政治家の出現に期待したい。
    そして、国民も意識を変える必要があるだろう。最後は自分で自分を守ると。
    ところで、子供のときから、頭のいい子の代表の官僚が、
    どうして”犯罪者”のようになってしまうのか?
    同じように、勉強ができる代表格の弁護士も正義面して国や人を売ってやしな

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    2012年10月06日
  • 日本中枢の崩壊

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    官僚組織のあまりにもの堕落ぶり、それを変えられない政治、そして変えられない政治家しか選ばない国民。では誰がこれを変えられるのか?無力感、脱力感しか残らない。無論、それは本書のせいではない。

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    2012年09月18日
  • 官僚の責任

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    官僚の体質について一気に読むことが出来た。ベストセラーの「日本中枢の崩壊」をすぐにでも読みたい。それにしても2006年に大腸がんの手術を受けられていたとは衝撃でした、1955年生まれなので51歳頃か。実は私は1952年生まれですが、2011年3月11日まさに東日本震災の起きた最中に同じ大腸がんの手術を行い、肝臓に転移しているため現在、抗がん剤治療を行っております。大腸がんが「つなみ」で、転移が「原子発事故」に当たる訳で早く原発事故終息するように願って私の転移も早く終息すべく現在前向きに治療致しております。

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    2016年03月21日
  • 日本中枢の崩壊

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    官僚による官僚批判かと思いきや、大企業や農業従事者など既得権益を守ることに汲々とし日本の国力を弱めている人達を糾弾する、憂国の書。
    「日本の大企業は自分たちの使い勝手の良いように、細部にまでこだわった仕様を要求する。、、、、国際間競争では知らず知らずのうちにハンデを負ってしまっているという実態がある。」というくだりは考えさせる。モノ作り偏重の弊害を官僚から聞いたのは初めて。

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    2015年02月28日
  • 原発の倫理学

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    今まで知らなかった(知らされていなかった)フクシマと東電、経産省と銀行、県知事・政府の関係がみえてきました

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    2025年03月20日
  • 分断と凋落の日本

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    元官僚ということもあり、政治や行政の裏話がよく分かり興味をそそられる内容であった。
    安倍元総理のことを妖怪の孫と呼び、安倍政権に対する批判が多くを占め、書かれていることの多くは表に出ないが、恐らく殆どが真実なのかなと思いつつ、少し偏った考えもあると思われ、そのあたりは読者の読み取り方次第なのかと感じた。

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    2024年09月28日
  • 官邸の暴走

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    高橋・新書ガイドから。改めて安倍~菅時代の暗黒を突き付けられるけど、そこはもう、絶望していても仕方ないな、という。自分的にポジティブな捉え方をするなら、歴史の汚点として残る時代を我が事として経験しているからこそ、政治に対する興味もいや増している面もある訳で。本書の最後に、官邸を含めた改革についても言及されているけど、一つずつでも改善されていくことを願う。そして、政治に無関心でいられる環境って、ある意味理想的だよな~、との思いも抱いた次第。

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    2023年11月06日
  • 日本中枢の崩壊

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    経産省の出先の実態(地方の国家公務員?)


    ●県庁にも対抗できない経済産業局 p129
    ・ブロックごとに設置されている九箇所の経産局には、平均的に200名前後が働いている

    ・担当業種の情報を得るために真っ先にすることは、県庁での情報収集

    ・ある局の職員の嘆き
    「どこの県も海外に人を送っているのに、うちは去年も今年も海外出張費はゼロ。予算がない。これじゃあ、到底、県には太刀打ちできません。

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    2022年10月30日
  • 日本中枢の崩壊

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    原発事故をメイン題材に官僚の思考方法、政治家との関係、組織の問題、公務員法の問題点などに現役官僚としての考察、批判を記載した内容。

    この世界を知らないと実情が分かり参考になるが、主観的と思われる内容もあったため、逆の立場の人間の見解も聞いてみたい。

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    2022年09月22日
  • 日本を壊した霞が関の弱い人たち~新・官僚の責任~

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    公務員の分類
    消防士型
     権力無し 市民目線 市民からの感謝
    中央エリート官僚型
     自分が一番優秀であることを証明 上から目線
    凡人型
     安定を求め逃げる

    悪の泥沼から抜け出せない弱い人の集まり


     

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    2021年09月04日